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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:病み
http://item.rakuten.co.jp/book/3998233/ 『病みは闇なり。 およそ一年半の闘病生活を乗り越え、振り返って思う。 まさに自分は闇の中にいたのではないかと。 闇の中にいるときは、あせって動けば障害物にぶつかり、 また足元の起伏で転んでと、痛みが増すばかりであった。 何も見えていないのだから、動き回ることはたいそう危険である。 かといって、じっとしていても寒さが身にこたえ、 どうにかしなければならないという思いが頭をもたげてくる。 この闇は永遠に続くのではないかと思える。 そんなとき、心ある知人が直接、または人づてに、僕に箴言を伝えてくれた。 「夜は必ず明ける」と。』 本書「おわりに ツレ」より 1ページに5・6コマあればいいほう、 かわいいのほほん系のイラスト、 ぱらぱら~と、わずか数十分で全部読めてしまいました。 私にゃそれはないなーという点も、時々あったけれど、 全体的には共感できる点が多く、 「うちがこの状態なのは、やっぱり、病気のせいやったんや」 と、この本を読んで、改めて安心することができました。 もうひとつ、改めて思ったことがあります。 それは、 「なんちゅうケッタイな病気やねん」 と、いうことです。 しかし、これほどまでクソ丁寧に噛み砕いた本書は、 相当わかりやすいと思います。 自分のうつ病の重さが、どの程度なのかわかりませんが、 私としては、読んで良かったと思えるものでした。 日々、自分自身でも信じられないような考え、発言、行動をするたび、 そんな自分を、 「キモイ、おかしい、こんな自分大嫌い、生きてる価値がない」 と、責めてばかりの私ですが、 「ああ、うつ病って、こういうことか」 と、ちょっと落ち着けたような気がします。 うつ病を実際患っておられる方、 身近にうつ病の患者がおられる方、 この難解な病気の、理解の手助けになるかと思いますので、 興味をもたれましたら、ぜひ一度読んでみてください。 ただし、アマゾンネットのレビューで、 「治りかけのうつ病患者が読むのは危険、 本書を読むことによって、辛い頃のことを思い出し、 またぶり返すことがある」 との書き込みもありました。ご参考までに。 あくまで私の見解としてですが、 実際、ぶり返すか大丈夫かは、 もはやギャンブルやと思います 医者にも、100%大丈夫とか、そうでないとかは、 わからないような気がします。 (そういう点からも、この病気の厄介さを物語ってるように思います) 私は幸い、特別マイナスにはなりませんでしたが。 (いつかマイナスに転じることがあるのかも・・・それは誰にもわからない) とにかく、 「夜は、必ず、明ける」(BYツレさん) そうなので、 うつ病の人も、そうでない人も、 人生、ぼちぼちいきまっしょう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.31 00:58:35
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