上海でも反日デモ!?
ここ2・3日中国でもニュースで反日デモのことを伝えているらしく、今日タクシーに乗ったら運転手が反日デモの話をしていた。北京や広州は危ないけど、上海は安全だから大丈夫、と励まされた。とってもいい人だった。でも、今週の土曜日に上海の日本領事館まで学生がデモ行進を予定していて、インターネットで参加を呼びかけているらしい。進路の周辺に住んでいる日本人は気をつけるようにと領事館からの連絡がまわってきた。主人の携帯には警察からマルチメールで「反日デモはあまり過激にしないように」というのが送られてきたらしい。学生向けに不特定多数に送っているのだろう。はたしてこのデモは中国に何の利益をもたらすのか。ガス田だって、常任理事国問題だってデモの影響は微々たるものだはず。教科書問題だってそれを使用している学校は数校のみ。それよりも経済的損失の大きさ、国際関係への影響、日本以外の国での評価などSARSのような打撃を受けてしまうのではないかと危惧している。そのしわ寄せは結局中国国民に帰ってくると思うのだが。暴力で解決できるものではないはず。昨日娘が家庭教師に「日本が悪い」と言われたらしい。なんで悪いのと聞くので60年前くらい前に日本人がたくさんの中国人を殺した話をした。そんな昔の事で日本(=自分)が悪いと言われるのは腑に落ちないらしい。まあ、彼女にしてみれば平家の滅亡も新撰組の殺戮も60年前の戦争も皆昔の事。でも今にも関係あるんだよね。それに、外国人の中で暮らしているので日本のこと=自分のことと思ってしまうらしい。前に友達から日本のことを悪く言われて自分の頭を叩いていたことがあった。日本が悪い事したから、と。それを切り離す事もまた教えなければ。来週の月曜日に主人が詳しくレクチャーしてくれる事になった。それから、いい機会なので家庭教師にもなぜ中国人は日本が悪いと思っているかを中国人側の意見として話してもらうようお願いしようと思っている。ちょうどいい社会勉強になりそうだ。