カテゴリ:ドイツ
本家より分家に夢中になってしまうのは今に始まったことではないのです。 何を隠そうこのガンマ・レイもそう。 リーダーのカイ・ハンセンはハロウィンにいた人で、ハロウィンも好きだけど(と言いつつカイちゃん在籍時のは1枚しか聴いてないが)ガンマ・レイはもっと好きだね~!と言うと多くのメタル仲間は一様に驚きなさる。何故だ!? 超高音部でもクリアな突き抜けるハイトーン、わかりやすくメロディアスな楽曲、速すぎない疾走感、漢な厚いコーラス、加えて2人のデコが眩しいチョンボなジャケ…最高じゃないですか。 ホントにね、約1分の劇的なインスト“ようこそ”から骨抜き確定ですよ。 ラルフ・シーパースは「ワインのコルク栓を親指1本で瓶の中に落とし入れた」という逸話を持つマッチョなお人で、そのパワフルさは喉にも反映されています。 ハイトーン・シンガーってそれこそ星の数ほどいるけれど、ラルフの歌声は無理無理感がなくてすごくナチュラルなんです。 彼、普段の喋り声はどんななんだろ。気になるなあ。 私がこちらの1作目で気に入っている箇所は、まずタイトル曲(14分半もあります)の勇壮なコーラス。 これ聴いた瞬間、あまりのかっこよさに頭の中が一瞬ホワイトに。 んで気が付いたら中盤で出てくるエモなギター、ピンク・フロイドのギルモア風味です。なんとなくだけどね。 それからユーライア・ヒープのどうしようもないほど有名な“ルック・アット・ユアセルフ”をカバーしてます。 暴力的なハモンドこそ出てこないけど、各楽器の絡み方とか高音コーラスとか、“そのまんま”で思わずクスッ。 原曲よりスピードを上げてはいますがそれ以外はほぼ一緒です。 ヒープとはまた違った魅力が出ていてグッドです。 最後の曲は日本盤のみのおまけトラック。 タイトルが何とはなしにオジーっぽいけどその正体はラルフの作品だったのでした。 もひとつおまけすると、2002年にリマスター出し直しの際には更に2曲が追加されジャケも差し変わっています。 「デコっぱちが2人もいて目開けてらんない」と苦情が出たのでしょうかね。 公式サイト 日本語サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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