カテゴリ:ドイツ
次のバンドへ進めるつなぎとしてもう1枚ガンマ・レイを。 今回のは93年に出した3作目です。 1作目から残っているのはリーダーのカイちゃんとラルフ・シーパースのみ。 ダーク・シュレヒターはお手伝いベーシストとしてクレジットされてたけどね。 音楽の基本姿勢は変わっていません。 メロディアスでスピーディな曲展開、ともすれば女性よりもハイトーンだけど男っぽい歌声、高音多用の厚いコーラス… だけどジャケは変化してほしかったよね。 今回もやっぱりダサいっす。 ブックレットをひっくり返すと5人のバストショットが写ってるんだけど、トーマス・ナックはカマくさいしダークは目がいっちゃってるしでもう散々。 そう、ガンマ・レイは音楽的センスこそ素晴らしいけどビジュアル的センスに乏しいのだ。 それはともかく、ラルフは表現の幅を広げた様子。 ミドル・テンポで進行する4はデス・メタルを砂粒ほどの微小さに意識しつつジューダス・プリーストのカバーが主なレパートリーです風味。 なんてことを書いてるうちにラルフはその昔ジューダス風のバンドにいたことが判明しやした。 9はダークが、10はカイちゃんがリードで歌ってます。 まあ天下のラルフ様に比べりゃ劣るけど、2人とも音痴ではないですよ。 ダークはちょびっとレミーっぽいかな。声質がなんとなく似ています。 ラルフが脱退して歌い手兼任になってからは「新しいシンガー入れろよ」と叩かれることの多いカイちゃんは意外とキレーな高音出していますね。 カイちゃん以外の4人も積極的に曲作りに参加しています。 とくにダークは後半の5曲全てに関わっているし、タイトル曲はリズム隊2人によるもの。 恒例のカバーはバース・コントロールの“ガンマ・レイ”。 サビの♪がまがまがまがま♪でとりあえず興奮しとけ!笑っとけ! そして余裕があれば本家バース・コントロールもチェックしてみましょう。 ガンマ・レイみたいなメロスピ・ヘヴィ・メタルとは違うけど、骨太な正統派ハード・ロック(※ただし時代が進むごとにサウンドが変化しています)でかっこいいんだから。 水準は高いけど1作目聴いた時ほどの衝撃はないかな。 12は日本盤特典おまけ曲。 2002年に再発され、ジャケット差し替え(でもやっぱりダサい)&ボーナス3曲が追加収録されました。 公式サイト 日本語サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月04日 18時29分53秒
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