カテゴリ:80年代英国
となるとやはりこれを出さないわけには。 脱プログレを計り、産業ロックのフィールドに紛れ込むことに成功した大ヒット作「90125(ロンリー・ハート)」です。 クリス・スクワイアとアラン・ホワイトの2人は南アフリカ出身のトレヴァー・ラビンと一緒に新たな活動をしようとしていました。 ところがそこにジョン・アンダーソン(地声も甲高い。愛娘ジェイドちゃんは今いずこ?)が加わり、さらにはトニー・ケイも合流し、仮にシネマと名付けられていたこのプロジェクトは結果的にイエスの復活となりました。 10年前こそ“プログレッシブ・ロック”の代表格とも言うべき音作りがなされていたけど、ここで聴けるのは産業ロックそのまんま。 長くても7分、全9曲50分で、もしもこれをジョンが歌っていなかったらとてもイエスとは思えないかも。 なお産業ロックにネガティブなイメージを持つ人がいますが、私自身は褒め言葉として使っています。 誰にでもわかりやすくてキャッチーな音楽なんだから、悪く捉える必要はないよね。 個人的に一番好きな曲は“変革”。 トレヴァーの哀愁に満ちた歌声にKOされちゃいましたから! この曲で声ファンリストにトレヴァーも加えられましたから! いやホント、彼の貢献度の高さには拍手を送るべきです。 トレヴァーがいなかったらここまでの成功はなかったんじゃないかな。 そんな彼がリフを作り出した1は大ヒットしましたね~。 ビルボードでは1位を獲得、アルバムも5位まで上昇。 “シネマ”はグラミー賞のベスト・ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンスに輝いています。 公式サイト 余談。 68年に結成されたイエスですが、彼らもバーミンガム出身と知りちょびっと驚きました。 だってバーミンガムといえばブラック・サバスとかさあ。 ELOやムーディー・ブルースもそうだけどやっぱり、サバスのイメージ強いんだもん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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