カテゴリ:72年英国
written by R. Shulman, D. Shulman, P. Shulman, K. Minnear
有名な1作目や次作「オクトパス」に比べると、多少地味な印象がないでもない3作目。 ドラマーが前作までいたマーティン・スミスからマルコム・モーティマーに交代しています。 前作でやたら多かったこと反動なのかどうなのか、本作で使っている楽器数はジェントル・ジャイアントにしてはびっくりするほど少なめ。 それでもベーシストがバイオリンを弾いていたり、鍵盤奏者がパーカッションまでやったりしているなど並のバンドと比べりゃ充分多いんだけどね。 演奏を聴いてみると、今回主導権を握っていたのはケリー・ミネアなんじゃないかと。 キーボードやビブラフォンの音がよく目立っているし、上品で繊細なアレンジを施した曲が多いように思います。 でもリードで歌っている曲は前作次作ほど多くはなし。 リードシンガー3人衆のうち最もハード・ロッキン声のデレク兄貴はここでは歌のみに専念、サックスはフィル・シュルマンが1人で吹いています。 シュルマン兄弟の末弟レイもトランペットは吹いていないし、リコーダーも今回は出番なしです。 とちらかというとインスト・パートに力を入れている感じかなあ。 彼らは演奏力がすごく高いし編曲も鬼だから歌入りが少なくてもまったく問題はないんだけどね。 ところで少年声を担当しているカルヴィン・シュルマンは公式だとレイの息子ってことになってるけど、フィルの息子の間違いです。 レイは1949年生まれだからカルヴィン君の親になるには年齢が低すぎるけど、フィル兄さんは1937年生まれなのでおかしくない。 そんなことを調べまわっているうちにカルヴィン君には弟がいることが判明して、そのデーモン・シュルマンのサイトを発見しました。 もうひとつ。 私が買ったのはアメ盤です。 本来のジャケはガラスでできているような人形のイラストが描かれているやつ。 公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月29日 22時00分18秒
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