カテゴリ:72年英国
眼鏡をかけたモグラちゃんのイラストがとってもかわいいマッチング・モールの1作目です。 マッチング・モールはこれ1枚きりしか聴いてないことを先に申し上げておきます。 これまた豪華な4人です。 カンタベリーのバンドをなぞっていけば、労せずにこの4人の誰かしらに出会うことができるよね。 ロバート・ワイアットの歌声はか細くて音程も不安げなんだけど、すぐに彼だとわかるその高音はなんともいえない魅力があります。 フィル・ミラー単独作の4以外すべてに関わる作曲力を持っていて、なおかつ個性的なシンガーだから半身不随となってドラム叩けなくなってしまってもカリスマ音楽家として君臨できるんだろうね。 ワイアットの歌唱力はさておき、演奏面では申し分ないです。(歌声が前面に出ているのはバラードの1のみ。あとは時々効果音的にスキャットが入る) 4人(+ゲストのデイヴ・マクレイ)が繰り出す緊張感の高いアンサンブル…難易度の高い曲でも余裕の表情でこなしちゃってそうな感じがするよ。 自由で前衛的なジャズ・ロック。 とりわけミラーのギターは現世のものではないようなユニークさを持っていて、軽くナチュラルハイ入ってます。 アッパーかダウナーかと聞かれたらダウナーかな。全体のサウンドも。 でもどよ~んとした暗さに支配されているわけでは決してないです。 頭は良さそうなんだけどごくわずかに能天気さも見え隠れしていて…うーん、たとえが難しい。 ラストのメロトロンの洪水、妖しすぎ! 余談。サイトがないか探していたらこんなお店を発見。 前衛派珈琲処Matching Mole 高円寺にあるらしい。やはり…そうなのだろうか? アドレスにも「softs」「matching_mole」って入ってる。 コーヒーってあまり飲まないけど行ってみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月13日 18時25分17秒
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