カテゴリ:74年英国
written by Shulman, Shulman, Minnear
早いものでもう6作目です。 凛々しいトランプ戦士ジャケのこれは7年ちょっと前に800円で買いました。 今のとこ持っている25枚の中では最安値です。 3桁価格だからって内容が落ちるかといえば…そんなことあるわけないだろおっ! 何をほざいてるんだ私は! もうね、聴くたびにこの人たちは衰えることを知らないのかと思っちゃいますよ。 レビュー書くために順繰りに聴いていってるわけだけど、ずっと同じクオリティのままなんだもの。 丸太のようにぶっとい腕のデレク兄貴やいかにも喧嘩の強そうな筋ばった腕をしたレイ、男性ホルモン多すぎて(略)なジョン・ウェザーズ、地味顔してるが実は結構ひょうきん者っぽいゲイリー・グリーンを押しのけてケリー・ミネアが目立ちまくりです。 モーグやハモンド、ピアノを自在に使い分け、柔らかい声質を生かしてリードで歌う曲も2と3。 3なんて軽くエコーが効いていてそりゃもう幻想的なんですよ。 一番好きな鍵盤奏者がケリーだから贔屓目で見てしまう面も確実にあるんだけど、シュルマン三兄弟がやってたサイモン・デュプリー&ザ・ビッグ・サウンドが母体となったといいつつも、ジェントル・ジャイアントの音楽面のリーダーってケリーなんじゃ?と思わずにはいられません。 そして彼らは間合いの取り方がすごく上手い。 どの部分でどの程度ためてから次の音を出せばいいのか、すべて把握しているかのようでどこを切り取ってみてもちょうどいいタイム感。 ライブでよく演奏されるのは1、4、5といったあたり。 ジェントル・ジャイアントの真髄はライブだけど、70年代半ば頃までのスタジオ盤はどれもいいね。 この頃になるとようやくアメリカでも人気が出始めたようで、「オクトパス」は170位、前作は圏外だったのが本作はいきなり78位と大きくジャンプアップしています。 公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月29日 22時38分06秒
コメント(0) | コメントを書く
[74年英国] カテゴリの最新記事
|
|