カテゴリ:80年代英国
私のような完全な後追いファンの胸すらもキュンキュン言わせてきたジェントル・ジャイアントもついに終焉を迎えます。 70年のデビューから80年の解散まで、出したアルバムはスタジオ盤11枚、ライブ盤1枚。 そのどれもが平均以上の出来なのはすごいよね。 まあラストの3作は黙殺されてる向きも無きにしも非ずですが。 さて聴き始めました。 1曲目の鍵盤、やたらとピロピロしていてなんかファミコンっぽいです。 だけど疾走感はあってギターはわりかしヘヴィで…ポッピーなんだけど完全ポッピーじゃない、不思議な感触です。 前2作のチャートに擦り寄ったような音楽性に激怒したファンから抗議の手紙でも殺到したんでしょうかね、「シヴィリアン」では軽さは息を潜めてます。 ギターの音は重く引きずるようで…しかしはしゃいだ鍵盤やニューウェーブの影が依然としてちらつくデレク兄貴の歌いっぷりがやっぱり産業ロックくさい。 念のため言っておくけど私の中では産業ロックって言葉は褒め言葉ですからね! だってつまりはわかりやすいメロディで誰にでも聴きやすい音楽ってことでしょ? 「GGは超絶技巧を誇るプログレ界の名人集合体」って先入観を取っ払っちゃえば、評価の低い本作だって名盤の仲間入りしちゃうんです。 そんな中、ケリーが歌う3は美麗なピアノがものっそい荘厳。 ケリーさん、あなた声が小さくて音量上げないと聴こえないですよ~。 5では電車の音、6ではシャッター音と効果音遊びもちらほら。 ほかに7も出来が良いです。 そしていつになくリズミカル(というかダンサブル)な8で終了。 75年あたりまでの音楽性で行ってくれれば申し分なかったけど、GGの最終作としてのメンツは保ててるんじゃないかな。 公式サイト 発掘音源やブートまで書いてると本気で祀りになってしまうんで、GG特集は今回でひとまずおしまい。 わ。またジャケがない・・・ 「プレイング・ザ・フール」の右側のが「シヴィリアン」のジャケです。 ごめんねっこんなことになってごめんねっ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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