カテゴリ:80年代英国
また微妙なのが出ちゃったなあ…。 ナザレスってかつて集めていたこともあるバンドで7~8枚所有しているんだけど、その中でもこれはジャケが意味不明すぎる。 上半身はイルカ、下半身は馬のUMAとキモイ柄の帽子とシャツのジョッキーって。 いったい何を意図しているんだろうか。 しかし懐かしいなあ。 ナザレスを図書館で借りて聴いた高校生の時は、歌声が強烈過ぎて正面から向き合えなかったっけ。 ついでにダン・マッカファーティに影響受けまくりのガンズ&ローゼズ(のアクセル・ローズ)も当時は厳しかったっけ… だけど、ダン(1946年スコットランド生まれ)の歌い方って今聴けば特別クセが強いってわけでもないんだよね。 だみ声の叫び調で歌う人と言ってしまえばそこまでだし。 デスメタルやフィールド録音ジジババ語り部系を聴いているうちに、「なーによナザレスなんて普通よぉ普通っ!」(隣の人をバッシーン)という状態になりやした。 まあなんだかんだでもこの個性派シンガーがバンドの売りの1つではあると思うけど、ナザレスって意外や意外、美メロが多いのです。 ハードなロッケンロールも涙腺刺激のバラードでも、ほらほら美旋律! マニー・チャールトンの多彩なギターも忘れられないね。 基本的にはドロッとしたシンプルなエレキ、時折スライドも。 79年のライブ音源9で12弦生ギター弾いているのが前回登場させたセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドのザル・クレミンソン。なんだかマンドリンの演奏を聴いてるみたいだ。 で、エリック・クラプトンもやってたJ・J・ケイル作品“コカイン”です! お客さん喜々として表の薬屋では売ってないおくすりの名前を叫んでますよー。 「ラザマナス」や「人食い犬」あたりの勢いはないけれど、これもそれなりに良いです。 ガッツィーな体育会系ハード・ロックと思いきや「ナザレスの半分は優しさでできています」とキャッチコピー付けたくなるような曲もあってね。 最後の曲なんてキンクスの同名曲ばりに楽しいポップ・チューンだよ。 ダンのしゃがれ声ばかりに注目してたらもったいないのだ。 公式サイトを見つけたよ! 現在のドラマーはピート・アグニューの息子なんだね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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