日曜日のFM放送で午前10時からパナソニックのスポンサーで、
パナソニックメロディアス・ライブラリーという番組があります。
作家の小川洋子さんが毎週一冊ずつ紹介し、
番組内でピッタリ来る音楽を選んで本と音楽を楽しむ番組でして、
静かに語りかけられるような、小川さんのお話は、
あたかも読んだかのように幸せな錯覚を覚える事が出来ます。
今日の本は『あのころはフリードリヒがいた」と言う本でして、
かなり重い内容の本でして70年前の事実が描かれています。
感じ方はそれぞれで歴史観・民族に根ざす価値観があり、
それを無視して個人的な見解を述べても意味を成しません。
取り返せない時間の中に埋もれた史実を綴った本です。
今回感動したのが番組中に流れた音楽でして、
バンドオルガンの演奏でメリーゴーランドのコンピレーションです。
その中のヨハンシュトラウスの「南国のバラ」がかかっていました。
これが実にうっとりするぐらい挿絵のようにピッタリ来まして、
メリーゴーランドが、眼前に現れたかのようなリアリティを感じました。
その音楽が本当に紹介された本の内容とのコントラストを感じさせます。
流れる音楽はとても幸せそうなメロディでしてなんだか切なくなりました。
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語り継がれた史実を背景に非業の時代を生き翻弄された人々の話です。
今の時代では全く考えられませんが、人類史に永遠に刻まれ忘れる事は許されません。