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テーマ:☆アテネ五輪☆(334)
カテゴリ:興奮しすぎのスポーツネタ
男子体操種目別は残念ながらライヴで見られず、午前のダイジェストで確認。
・・・やっぱり、ダイジェストだと緊張感が全くないわ。 鉄棒で米田選手が銅メダル、平行棒で冨田選手が銀メダル、それはそれで良かったのだが。 さて、鉄棒の演技。 ネモフ選手(ロシア)が、離れ技を6つ入れる派手な演技を披露した。着地が動いたのだが、専門家が見ると、他にも僅かな失敗が数点あったらしい。 電光掲示板に表示されたのは、思ったより少し低い点数だった。すると、会場内がブーイングの嵐。後続の選手が演技できないほどのうるささで、いつまでも収まらない。 見るに見かねたネモフ選手自身が壇上に戻り、笑顔で静まるようにゼスチャー。会場は拍手に包まれ、やっと次のハム選手(アメリカ)が演技することができたのだが・・・。 ハム選手はネモフ選手より離れ技が少なかった。が、点数がネモフ選手より高い。またもや激しいブーイング。 でも、解説の話によると、ハム選手は片手車輪などの加算をしっかりとこなしていたそうで、演技の組み立て方が良いらしい(着実に加算される)。ネモフ選手は派手だったけど、離れ技を沢山すればいいってもんじゃないそうなのだ。 ところが、あとで知ったのだが、観客のブーイングが激しいため、審判が一度発表したネモフ選手の点数9.725を9.762に上げたという。ダイジェストでは、このシーンは放送されなかった。ネモフ選手が観客に静止のゼスチャーしたのは、この後だったらしい。 メダルに影響はなかったが、順位がおかしいな、と思っていた。そのせいだったのか。 観客を笑顔で沈静化させたのは、全ては後続選手が良い状況で演技をするために、一流の体操選手としての行為だと思っていた。どっこい、点数が変更されて、ある程度納得がいった「笑顔」だったわけだ。 ブーイングに負けて点数を変更するとは、この審判団はロス五輪の失態を再び犯したことになる。 私はこの審判団のジャッジに2つ疑問を持った。 一つは、この観客に媚びた点数変更の愚行。 もう一つは、中野選手の平行棒の得点。彼は5位だった。いちゃもんをつけたいのは、彼が日本選手だからというのではない。 彼は平行棒のフィニッシュに、スーパーE難度のムーンサルトを持ってきたのだ。これをやれる選手は、そうはいない。確かに着地は若干乱れた。しかし、着地という観点の減点対象にだけなり、技の加算がされていなかったのだ。 ブーイングに負ける=ホームや応援団の多い選手が有利 独創性が点数に反映されない=無難にまとめた面白味のない演技が有利 これがまかり通るなら、大技の賭けに出る選手がいなくなる。と言うことは、体操はこれから発展しないということだ。 男子個人総合でも、韓国選手の点数に間違いがあったらしい。本来ならメダルリストが入れ替わるのだが、それは修正されなかったらしい。 この審判団の度重なる無能ぶりは、委員会で問題になること間違いなし。 ムーンサルトをやった中野選手は、「金メダルの演技だった」と自分を褒めていた。そうだと思う。 体操のルールはこちら。 さて、女子レスリング。全階級制覇かと言われてたけど、金2つ、銀1つ、銅1つ。でも、全階級でメダルを獲得したのは立派だよ。 48kg級、銀メダルの伊調千春選手(姉)の決勝戦は、同点の揚句、審判の判定に。が、明らかに有利だと思われていたのに負けてしまった。判定勝ちのメルニク選手(ウクライナ)の崩れ落ちるほどの喜びようを見ると、彼女自身、勝てるとは思ってなかったんだろう。 実は試合中、審判がストップをかけているにも関わらずメルニク選手が技をかけ、ポイントが加算されてしまっていた。解説も「何故、試合を止めないのか」と不思議がる。その後、一旦中断が入ったが、何とそのままのポイントで続行。 伊調選手は本当に納得がいかなかったと思う。表彰台に上がっても憮然とした表情。きっとヤワラちゃんが銀に終わった時と同じ心境なんだろうな。 72kg級の浜口選手。お父さんのアニマル浜口氏が相変わらず大騒ぎ。観客席から飛び出さないように押さえている係員の男性、大変だっただろうなぁ(笑) 浜口選手の準決勝も、どうもポイントの加算が不透明だった。訂正があったり、加算が無視されたり、VTR検証が何度もあったり。混乱の揚句の敗戦。浜口選手は不満を露にした。観客席のお父さんも、「違うだろう!!」と激昂。 でも、くさらずに敗者復活戦で圧倒的強さを見せて銅メダル。右瞼が腫れ上がっての表彰式だったけど、メダルを取れて良かったね。 レスリングのルールはこちら。 因みに、エキサイトの激しいアニマル浜口氏。今大会では観客席にいたけど、今まではセコンド席か、その近く。 以前、何かの大会で、相手のアメリカ人コーチに、「うるさくて選手が集中できない」とクレームをつけられたことがあるらしい。そりゃ、言われるよなぁ(笑)娘に檄入れるのに、試合前からテンション高いんだもん。 あの、人前でも構わない(人前だからこその?)パフォーマンス。お年頃の娘として恥ずかしくないのかな、と思ってたけど、あの父子の信頼関係は大変なものだね。レスリング選手としても人間としても、お父さんを尊敬してるんだなぁ。 で、ひっそりと(?)男子板飛込みをやっていて、寺内選手が決勝進出! 頑張って~。 飛び込みのルールはこちらで。 25日にメダルが決定する競技は以下の通り。もうオリンピックも終わりなんだねぇ・・・。 シンクロナイズド・スイミング/女子デュエットフリー(ルール) ビーチバレー/男子(ルール) レスリング/男子全階級(ルール) ヨット/ミストラル級(ルール) ウェイトリフティング/男子105kg超級(ルール) 自転車/女子ポイントレース・男子マディソン・男子ケイリン(ルール) 馬術/個人(ルール) 野球/(ルール) トライアスロン/女子(ルール) 陸上/女子400mハードル・女子ハンマー投げ・女子200m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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