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テーマ:☆アテネ五輪☆(334)
カテゴリ:興奮しすぎのスポーツネタ
男子グレコローマンスタイル60kgの笹本選手、あまりにも可哀想だった。
オリンピック連覇を狙う、ブルガリアのナザリアン選手を迎えた準々決勝。 ナザリアン選手が3ポイントをリードして、試合時間は残り1分。 笹本選手はパッシブからローリング(後ろから抱きついて横に一回転させる)を決めて、2ポイントを獲得した。これで2-3、あと1ポイントで同点。 続いてナザリアン選手のウエストを抱えて持ち上げ、「俵返し」を計ったのだが、ナザリアン選手が手で笹本選手の太ももの裏に触って反則妨害した。相手を投げるつもりが浴びせ倒された形になり、笹本選手は背中をつけて下敷きになった。 審判はナザリアン選手の反則を取って、笹本選手に2ポイント追加したが、マット下にいるコントローラーという審判がストップをかけ、VTRでの確認を要求。そのVTRでは、反則の部分が死角になっていたらしく、試合の最高責任者のチェアマンは「笹本選手が投げ技を失敗した」として、ナザリアン選手に2点を加えるよう指示した。 すぐに日本のセコンドがチェアマンの席に走り抗議したが、聞き入れられず。 体操と違って、レスリングの観客はこのスポーツを分かっている人が多いようで、会場内は激しいブーイングに包まれた(こういうブーイングは起きて当然)。 結局、笹本選手は敗れてしまった。 笹本選手のコーチは、「反則がなければ、あんな倒れ方はしない」と言う。日本サイドは別角度からの映像と抗議文を提出しようとしたらしいが、国際ルールでは試合結果への抗議は認められないそうだ。 ナザリアン選手は自分が反則をしたことが分かっているようで、勝敗が決まると逃げるようにマットを降りた。 元レスリング選手も、「こんな馬鹿げた判定は見たことがない」と言う。 女子の時といい、レスリングには無能な審判が多すぎる。鶴の一声を下すチェアマンがそれなら、もう最悪だ。 マットの上で号泣する笹本選手。 試合後のインタビューでは落ち着いて前向きな話をしていたが、一人になれば、きっとまた涙するに違いない。 レスリングのルールはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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