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テーマ:☆アテネ五輪☆(334)
カテゴリ:興奮しすぎのスポーツネタ
男子マラソン、ブラジルのデリマ選手。気の毒やったわぁ。
36km付近で独走状態だったのに、スコットランドの民族衣装のようなものを身につけた観客の一人が沿道の反対側から飛び出してきて、デリマ選手に抱きつくような形で観客の中に押し込んだ。幸いデリマ選手に深刻な怪我はなかったようで、「何なんだ」というゼスチャーでレースに戻ったが、やはりリズムが完全に崩れたのだろう。2位グループのイタリアとアメリカに追いつかれてしまった。 結局そのままイタリアが1位、アメリカが2位でゴール。 間もなく現れたデリマ選手。さすがラテン系と言おうか、アクシデントを嘆く素振りも見せずに飛行機の真似をしてゴール。 ブラジル初のマラソンのメダルに、銅でも良しと思ったのか、最後の競技だから気持ち良く終わらせようと笑顔を見せたのか、胸中は計り知れない。 IOCは、デリマ選手に特別メダルを贈るらしい。 ブラジル側は、デリマ選手に金メダルのレプリカを渡すようIOCに求めたが、却下。その代わり、スポーツマンシップを称えるとして、特別メダル「ピエール・クーベルタン・メダル」を贈るという。「フェアプレーと五輪の価値を卓越した形で示したことに対する表彰」なんだそうだ。 しかし、ブラジルはスポーツ調停に持ち込む方針。 どうなんかな、これは本人の意向を尊重した方がいいのでは? というのも、マスコミの矛先は、提訴した委員会ではなく、必ず選手本人に行くからだ。 この妨害男、アイルランド出身の自称・元司祭(ポルトガル人とも言われているが)。去年はF1のイギリスグランプリでコース内に入り込み、テニスのウィンブルドン選手権でも乱入したらしい。 ちょっと・・・な人みたいやね。 さて、室伏選手の繰上げ金メダル。 アヌシュ選手は試合中からかなり怪しい行動があったらしく、競技途中でトイレに行ったにも関わらず、採尿では真っ先に提出したとか。 競技後、ロッカールームに直行したのは、細工を施すため? ヨーロッパでは、他人の尿を利用して検査をやり過ごすための器具が売られているらしい。 アヌシュ選手はすぐに帰国。 「犯罪者扱いされて、家族もとても苦しんでいる」 と、代理人を通してコメントを出していたけど、それなら堂々と検査を受けて「シロ」であると世界中に知らしめればいいのに、と思っていた。今回の扱いが耐えられないから現役を引退すると発表したみたいだけど、グレーの状態だと、その発表も「引退したら検査を受けなくていい」という逃げ道をとったと思われても仕方ない。 結局、すったもんだの揚句、検査拒否で金メダル剥奪。 室伏選手の繰上げ金メダルはめでたいけど、嬉しさは半分以下じゃないかなぁ。 同じ競技をしていた人が薬の力を借りていたというのはショックだろうし、何より、金メダルは競技をしていたその場で決定してこそ最大の喜びがある。 それと私が危惧しているのは、アヌシュ選手の不正発覚を見抜いたのが室伏選手本人で、一度「シロ」判定を受けたアヌシュ選手の再調査を要望したのがJOCだということ。 勿論、正当な行為で何も悪いことはないのだが(ドーピングする方が問題)、ハンガリー国内では、 「室伏が金メダルほしさにアヌシュを陥れた」 という声が一度は必ず上がるだろう。 今後、ハンガリーで国際試合があった時に、感情論で言動する人間に心無い言葉を浴びせ掛けられないか、それが心配だ。国際人の室伏選手なら、やり過ごすこともできるだろうが・・・。 それに、アヌシュ選手が矢面に立っているが、同じコーチにつく選手がドーピングに引っかかったなら、先ずコーチをバッシングすべきでは? 選手は知らずに服用させられていた可能性もある。メダル欲しさに選手本人達が了解済みなら同罪だけど。 さてさて、終わってみればメダルが37個。凄いねぇ・・・。努力がメダルという形になって現れて、何よりですな。 ただ、私は基本的に「オリンピックはアマチュア選手が最も輝く場であるべき」と思っている。 だから、「最高のプレーヤーが集うべき」と、プロを容認した経過は未だに気に入らんのだ。 そういう考えなので、アマチュアを完全に締め出した「長嶋ジャパン」なんぞ、銅メダル確定で「情けな!」と吐き捨てた。 「アマチュアで構成されてた時の方が強いやん!」 と思った人、他にもいると思う。 監督経験のない中畑氏に任せるやり方、プロ1チームから2人というわけの分からん選出方法。長嶋氏自身がベンチに入れないにも関わらず、「長嶋ジャパン」という呼び名へのこだわり方。選手達の、イエス様を崇めるような長嶋氏への忠誠。 私にはどれも受け付けられない。 大沢親分が、銅メダルしか取れなかったことについて、 「アマチュア選手に謝れ」 と、テレビで言っていた。うん、その通り。 プロとアマが一緒に選考会に出て、プロが勝ち残ったと言うならまだいい。「最強チームを作る」とかいう触れ込みで、アマを有無を言わせず門前払いにしたんだから、金メダルを取らなきゃ話にならんでしょ。 だから、松坂選手の「一生懸命投げたので・・・」(結果には満足?)みたいなインタビューを聞いた時は、 「何を一人でサバサバしとんじゃ」 と、家族全員でムカついたものだ。 この話、銅メダルを獲得した時に日記に書こうとしたのだが、長嶋ファンとバトルになると思ってやめていた。 2002年のサッカーW杯で、疑惑の判定連続だった韓国チームのことを書いたら、在日韓国人の女性から抗議を受けたことがある。BBSでは他の人が気分を害すると思い、お互いの私書箱を通して物凄い言い合いになった。 相手の出方によっては私もキレるし、一度キレると容赦ないわ、止まらんわ、なので・・・(汗) んでも、この「長嶋ジャパン」のたった数行でも、ムカつく人はいてるやろうなぁ。ま、私と同じ考えの人がいるのも知ってるし、そん時はそん時やね。 で、全然関係ない話が最後になるけど、柔道の泉選手のお父さんが着ていた「マグロ一筋」Tシャツ。大人気だそうだが、うちではあのお父さんに画面越しにツッコんでいた。 「親父さん、マグロじゃなくて、イカ釣り漁船に乗ってるんちゃうの!?」 因みに、メダル獲得を記念して数量限定で販売されたところ、現在完売状態だとか。とんだ経済効果ですな(笑) いやいや、振り返ってみれば、ギリシャの美しさにうっとりして、審判の無能さに腹立てて、メダルの多さに喜んで、忙しい毎日でしたわ。 ギリシャ時間から日本時間に生活戻せるやろか・・・(汗) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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