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テーマ:車に関するお話(10524)
カテゴリ:真面目に社会・時事ネタ
運転中の携帯電話使用に罰則が適用される改正道路交通法が、今月から施行された。たった3日間で全国で6021人が摘発され、大阪は東京に次いで2番目に多かったらしい。
ガンガン摘発されたらええねん。あれはほんまに迷惑。 今日も、前の車が何か遅いと思って追い越しざまに見たら、楽しそうに通話中。 あのさ、どんなに運転が上手かろうが、他のことをしてたら誰だって注意力散漫になるんよ。そこにもし何かが飛び出してきたら、片手ハンドルで避ける自信あんの? コツンって当たっただけで、人一人を大怪我させる(最悪は死亡させる)凶器なんよ? 法律で罰せられないとマナーが守れないというのが情けないが、どうせ規制するなら「自転車」もやっておくれ。 先日、駅までの道を歩いていると、メールをしながら自転車に乗る若い男性と擦れ違った。目はほとんど画面を見てるから、フラフラと危なっかしい。 私が車に乗っていたら、速攻でクラクションを鳴らして警告する。喧嘩売ってるんじゃなくて、こっちに寄って来られて接触でもされたら、シャレにならんからだ。この世の中、車輪の数の多い方が負けなんだから。 で、しばらくすると、突然後方から赤ちゃんの鳴き声が。振り返ると、何とその自転車、ベビーカーと正面衝突してるのだ。幸い、ベビーカーの前についているバーのおかげで赤ちゃんに直接ぶつかりはしなかったようだが、その衝撃と恐怖で赤ちゃんは大泣き。 男性はちゃんと頭を下げない。顎をちょっと前に出すだけの「どうも」みたいな感じの仕草だけで、すーっと通り過ぎて行った。母親はその背中を目で追い、その後、赤ちゃんを宥めるのに必死だった。 自分が溝に突っ込んで怪我する分は大いに結構だが、他人を巻き込むかもしれないという意識がないのが、危険極まりない。 同じ日、年配の男性の怒鳴り声を聞いた。声の方を見ると、後部座席に幼稚園児を乗せた母親が、人通りの多い商店街を自転車で平然と蛇行していたのだ。接触はしていないようだったから、その母親のマナーの悪さに男性はブチギレたんだろう。 他にも様々な場面を見ているが、私が最も酷いと思った話がこれだ。 近所のおばさんの実家の、年老いたお父さんが急死した。 原因は「自転車に跳ね飛ばされた」からだ。 ある夜、お父さんは歩道を歩いていた。そこへ自転車が突っ込んできたのだ。その衝撃でお父さんは吹っ飛び、救急車で運ばれたものの、打ち所が悪く亡くなってしまったのだ。 相手は高校生。とても体格が良く、その日はクラブ活動の帰りだったらしい。かなりのスピードを出していたらしく、しかも「無灯火」だったそうだ。 最近はオートライトが増えてきて良い傾向だが、まだまだライトを点ければ前輪が重くなるタイプの自転車が多い。この高校生が面倒臭がらずにライトを点けていれば、お互いに相手の存在に気付いて、事故は避けられたはずなのだ。 お父さんの死を受けて、おばさん達遺族はどうしたか。 民事訴訟は起こさなかったそうだ。 死亡させたというだけでも、高校生は一生引きずって行くだろうから、と。お父さんはもう年老いていたから、寿命だと思って諦めましょう、と。 自転車だって、立派に「走る凶器」なのだ。ここまでマナー無視の運転手が多い現実があるのだから、自転車にも厳しい罰則が必要だろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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