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カテゴリ:興奮しすぎのスポーツネタ
その年度の、強くて人気の高い馬ばかりが出走する有馬記念で、 ディープインパクトはそんな桁違いの強さを見せてターフを去った。 いつものように、後方に待機。第3コーナーで外に持ち出す。 そして最後の第4コーナーでトップスピードに入ったディープは、 一番外からあっという間に他の馬を追い抜いた。 ゴール前の直線、残り400mで、騎乗の武豊が1度だけムチを入れた。 それだけで圧勝、まさに独壇場だった。 ゴール手前で流したかのように見えたのは、私だけだろうか。 14戦12勝。GI優勝最多記録タイ。 国内では、前年の有馬記念でハーツクライの後塵を拝したが、他は全て優勝。 国外では、フランスの凱旋門賞でまさかの3着の挙句、失格処分。 しかし、「ディープは世界最強馬」と、 まるで彼に恋したかのような武はそう言い切った。 ディープはすぐに北海道へ戻り、種牡馬生活に入る。 ファンや武は勿論だが、引退を一番寂しがっているのは調教師だろう。 まだ4歳。今日の走りを見て、まだまだ走れると誰もが思ったはず。 武も、「凱旋門賞だけ復帰できたらいいな」と話していたらしい。 冗談ではなく、叶わぬ希望だろう。 競馬界の宝であるディープの産駒は、早ければ4年後にお目見えするらしい。 現在、ディープの異父兄弟であるニュービギニングが頭角を現してきているようだ。 彼と同じ血筋の馬、彼の血を受け継ぐ馬、これからどんな活躍をするか楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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