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テーマ:政治について(20231)
カテゴリ:真面目に社会・時事ネタ
産経新聞の一面に、こんな記事があった。 6月の日中首脳会談 強気の安倍政権に中国譲歩 今年6月にドイツで行われた安倍総理(当時)と中国の胡錦濤国家主席との首脳会談をめぐり、中国側が李登輝前総統の訪日を理由に会談を拒否していたことが27日、複数の関係者の証言で分かった。しかし、日本側は強気の姿勢で譲らず、中国側が全面的に折れる形で決着、会談は行われた。 ・・・というもの。 やるじゃん、日本!! で、その詳細は以下の通り。 ドイツで開かれた主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)に合わせた日中首脳会談は、早い段階で日本側が呼びかけ、中国も応じる構えだった。 ところが5月末、中国側が会談中止を通告。理由は、5月30日の李氏来日。中国政府は直前の28日、麻生外相(当時)に李氏訪日の懸念を表明していたが、日本側が李氏の入国に何の制限も加えず、それを問題視したのだ。 これに対し、日本政府は「サミット正式参加国は日本だ。招待国の中国と無理して会談することはない」(当時の官邸筋)と、会談の提案そのものを撤回。 慌てた中国は、「李氏が日本で予定している講演を、(マスコミなどに)完全非公開にするなら安倍氏と会談してもいい」と言ってきた。 それでも日本は、「会談開催に李氏来日の件を絡めるならば、会う必要はない」という安倍氏の考えを伝え、強気の姿勢を保った。 中国側は6月3日になって、「条件はつけない。是非会談を行いたい」と、全面的に譲歩した。 また、李氏は7日に靖国神社参拝と講演を予定通りに行ったが、首脳会談で中国の胡主席がその件に触れることはなかった。 この経緯について、「姿勢をあっさり転換するのは中国の交渉術」と、外務省幹部は言う。 今までは中国の機嫌を損ねることを恐れて相手の思惑通りに動いてきた日本だが、このように強硬姿勢を貫けば、中国は無理が通らないと分かって折れるのだ。 外交筋は、「安倍氏が靖国神社に行くとも行かないとも言わない"曖昧戦術"という形で靖国カードを保持していたので、中国も強く出られなかった」と解説する。 日本を刺激すると、安倍氏が反中姿勢を鮮明にして参拝に踏み切る。そうなると、中国国内で暴動や反政府活動を誘発することに繋がるからだ。 しかし、福田内閣発足後、北京で開催された東シナ海のガス田開発に関する局長級協議で、中国は改めて強硬姿勢を示した。 ・・・何だかなぁ。 福田首相は完璧な親中派。靖国参拝拒否を明言して、靖国カードをあっさり手放したのは記憶に新しい。安倍内閣の努力も、これでは元の木阿弥だ。 威圧すれば、どんな無理難題でも通ると思い込んでいた中国を折れさせ、危機感を持たせた安倍前総理。 頼りないとか信頼できないとか散々叩かれまくったけど、見えないところで漢ぶりを発揮してたんだねぇ^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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