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テーマ:ニュース(100229)
カテゴリ:真面目に社会・時事ネタ
大阪府茨木市で平成16年11月、車で男女5人をはね、2人を殺害、3人を負傷させたとして、殺人と殺人未遂の罪に問われた元新聞配達員の男(27)の控訴審判決公判が、大阪高裁で開かれた。 犯行当時、男は心神喪失状態で、幻聴による「悪魔の声」に命令されたという鑑定を採用。 幻聴の圧倒的な影響下にあり、犯行責任能力がなかったとして、一審に引き続き無罪を言い渡した。(※詳細) これを受けて、遺族と被害者が出したコメントの要旨は、以下の通り。 判決はまたしても無罪で、(精神障害者の責任能力について定めた)刑法39条の壁の厚さ、高さを改めて痛感しております。 なんの落ち度もない、なんのかかわりもない人たちの命を奪い、あるいは生死の境をさまよわせるという重大な被害をもたらしたのですから、たとえ心神喪失者であったとしても、罪の程度を明らかにし、罪を償っていただきたいと考えています。でなければこの社会から完全に隔離していただかなければなりません。加害者の人権ばかりが尊重され、なんの罪もない被害者の人権が顧みられないことに大変憤りを感じます。私たちが少しでも安心して暮らせる世の中にするために、被害者の犠牲が再発防止のためにいささかでも生かされなければなりません。 事件が起きるたびに精神鑑定、そして無罪、そしておとがめなく野に放たれるというのでは無差別凶悪事件はあとを絶ちません。このような世の中でよいのか、このような日本でよいのかということを国民のみなさんに問いかけていきたいと考えております。この機会に刑法39条の解釈や改廃について国民的議論がなされることを願っております 全く以って同感で、私は常々言っている。 「どんなに凶悪で残酷な事件を起こそうと、それが心神喪失状態で罪に問えないと言うならば、一生病院から出すな!」と。 また幻覚や幻聴に見舞われ、無差別に人を襲い出したら、巻き込まれる人々はたまったものではない。 僅かでもその危険性があるならば、絶対に「野に放たれる」べきではない。 弁護側は、ことあるごとに精神鑑定を求めて、無罪、もしくは罪の軽減を図る。 それで裁判所が心神喪失状態と認め、法が無罪を言い渡すならば、国はその精神障害者が死ぬまで責任を負ってもらいたい。 再び罪を犯したならば、被害者や遺族が国を訴えた時点で国の有罪は確定、そして絶対に控訴しないという約束をしてもらいたい。 今の日本で、心神喪失者に殺される(怪我を負わされる)ほど救われないことはない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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