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テーマ:ニュース(100227)
カテゴリ:真面目に社会・時事ネタ
アメリカが、北朝鮮を「テロ支援国家」から指定解除した。 核申告を提出した見返りというが、何だ、あの内容は。 使用可能な核爆弾の数とか、肝心な部分がそっくり抜け落ちている。 報告されたのは、北にとって公になっても問題のないものばかりじゃないか。 寧辺にある原子炉冷却塔の爆破ショーを観たが、古びていて、とても現役とは思えない。 北のことだ、爆破に応じたということは、寧辺の施設は最早不必要な、なくなってもいいものなんだろう。 粗大ゴミを爆破しただけで、食料や原油が手に入る。 しかも、爆破にかかった費用はアメリカが負担するという。 何というオイシイ話、北の強かさは大したものだと改めて思う。 因みに、北朝鮮の核施設は寧辺だけではない。 ここで、アメリカのヒル次官補には驚かされる。 テロ支援国家指定解除に躍起になっていた彼は、北朝鮮にどれほどの核施設があるのか、それぞれ何処にあるのか、ろくに知らないという話だ。 こんな無知な人間が先頭に立っているとは、何という恐ろしい話だろう。 ブッシュ大統領も「拉致を忘れない」などと言うが、所詮、アメリカは利己主義。 政権末期の彼は、イラク戦争の汚点を拭いたいがため、北朝鮮のテロ支援国家指定解除を外交成果の一つとしたいのだ。 が、解除がどれほど危険なことか、彼が全く理解できていないということが分かった。 そして、「日本と連携する」「日米関係強化」などと言いながら、決して日本に重きを置いてはいないことも。 しかし、国際社会ではこれが当たり前なのかもしれない。 他国の利益より自国優先。 日本人の命よりも、アジアの軍拡が加速する方がアメリカにとって重大なのだ。 アメリカは裏切ったのではない、これがアメリカのやり方だ。 これによって、更に拉致被害者の帰国が遅れるのは勿論のことだが、最も憂慮されるのは、指定解除に伴って、北朝鮮が世界銀行(世銀)から融資を受けられるようになるという点だ。 世銀とは、その名の通り、世界から資金供与を受けて運営されている銀行で、途上国の発展のために必要な融資をしたり、技術協力などを行う公的な国際金融機関。(※詳細) この世銀に最も出資しているのはアメリカだ(本部もアメリカにある)。 このアメリカからテロ支援国家とみなされている限り、北は世銀から支援を受けるのは不可能だった。 経済崩壊している北にとって、援助は喉から手が出るほど欲しい。 だからこそ、北はアメリカに指定解除を強く求めていたのだ。 支援を受けられるということは、北朝鮮という犯罪国家がまた永らえるということ。 そこで、私は日本政府に強く求めたい。 日本は世銀から手を引け! 実は、世銀において、日本は第二の資金供与国なのだ。 日本はかつて戦後の復興にあたって、鉄鋼、造船、道路建設など様々な分野で世銀から必要な資金を借り入れた。 東海道新幹線や黒四ダムなどが、それだ。 その後、日本は奇跡的な経済成長を見せ、世銀に資金供与する立場になった。 世銀へ出資されるこの資金は、我々の税金だ。 ということは、我々が北朝鮮を支援するということになる。 そんな馬鹿げた話があるか!? だから、私は「世銀から手を引け」と言いたいのだ。 日本からの資金がないと、世銀が機能しなくなるのは必至だ。 世銀だけではない。 もう一つ、北の資金調達に欠かせない機関がある。 それは、アジアの開発途上国に援助する、アジア開発銀行。 日本からの出資金が最も多く、創設当時から日本の財務省出身者が歴代総裁を務めている(天下り)。 ここは正にザルで、対中援助が凄まじく多い。 しかも、軍事的寄与が懸念されるインフラ整備や、チベット人、ウィグル人、モンゴル人ら少数民族に対し、中国への強制同化を推進するプロジェクトにも平気で援助しているという、善悪の判断ができない(もしくは何も分かってない)機関だ。 日本からのODA額が減らされても中国が痛くも痒くも感じていないのは、このせい。 このアジア開銀からも、北朝鮮への援助が行われるであろうと言われている。 勿論、これも我々の税金からだ。 日本が牛耳っている銀行ならば、尚更びた一文渡してはならない。 政府はアジア開銀にも圧力をかけろ! 無能さから、常に甘く見られている日本政府。 いい加減、日本国民の生命を守るために、強硬手段に出るべきだ。 国民の生命を守る、それが国の義務だろう!? 日本が徹底的な金融封鎖を試みれば、援助を受けようと目論んでいた北が「約束が違う」と怒り出し、それを受けたアメリカが慌てるのは必至。 それが日本のリベンジだ。 そのためには、福田総理ではダメ。 あの人は器は官房長官止まりだ。 小泉、安倍両氏が総理に返り咲かずとも外交のトップに立つとか、彼らに匹敵する政治家が立ち上がってくれないと。 それを考えると・・・麻生さんだろうか? 最近見ないけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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