AMERIE@ビルボードライブ東京
オール・アイ・ハヴ / エイメリー【Aポイント+メール便送料無料】エイメリー Amerie / Touch (輸入盤CD)遂に、初めてのビルボードライブ東京に行ってきた。スティーリーダンで8月に開幕したビルボードライブ東京だったが、しばらくはアーティストの来日情報だけで様子を窺うことに。しかし、エイメリーの来日を知った時は、機会を逃すまいと即予約。エイメリーは、デスティニーズ・チャイルドの、解散コンサートに抜擢されたり、ポスト・ビヨンセなどと、ついビヨンセと比較されてしまうが、個性は全く違う。ビヨンセにはワイルドな色気があり、一方のエイメリーにはエキゾチックな色気がある。それもそのはず、エイメリーはアフリカン・アメリカンの父親と、韓国人の母を持つ。画家・シンガー・ピアニストである母親の影響のせいか、幼少期から音楽に対する才能に恵まれ、独特の民族的・神秘的なサウンドもエイメリーならでこそ表現できるのかも知れない。Amerie - “touch”自由席の予約で1人で行ったので、たまたまステージ最前列のテーブル席に相席になった。大好きなスピリッツを注文し、相席になった方達とご縁に乾杯♪開演までの時間、歓談したり、一緒に喫煙室に行っているうちに、いよいよライブが始まる。まずは、プレイヤーが登場。シンセ兼ベース担当1名、ドラム1名、エレキ兼アコギ1名、キーボード1名の若い男性4名が登場し、拍手が湧く。次に、ふんわりした半袖の黄色いサテン地のブラウスに、黒いショートパンツの女性が登場。客席から歓声があがる。が、2名のダンサーだった。少し遅れて、遂にエイメリー登場! 歓声が最高に。しかし…、登場したエイメリーは、なんと茶髪。 折角のオリエンタルな個性が薄れてる。「可愛い~♪」と女性の声があちこちから聞こえてくるが、フツーに東京の地下鉄に乗ってたり、六本木を歩いてても誰にも気付かれないかも。しかも、衣装はショッキングピンクのジッパー付き長袖ジャケットに、黒のスキニーのデニム。下半身が地味~「あれ? ギリギリのショートパンツじゃないの~?」と、私は少々ガックリ。演奏が始まった。エイメリーがドラム前のセンターに立って歌い、ダンサーが、エイメリーの左右に分かれて踊り出す。上手い!Amerie - “Talkin' To Me”やはり、エイメリーは抜群のスタイルでキュート。ダンサーよりも一回り小柄で華奢で、顔も小さく、細い腰からは、筋肉ムキムキ過ぎないであろう脚が生えている。Amerie - “Why Don't We Fall In Love”私のお気に入りの曲“That's what U R”も歌ってくれた。しゃがんで、右脚をパクパク開閉する踊りも色っぽくて好きだ。Amerie - “That's what U R”Amerie - “That's What You Are (Live)”(こっちはライブ映像で、脚をパクパクしてますが、男性の観客の声がうるさいです。)が!、いつも聴いている他のライブに比べてかなり違う。 音が… 迫力が…エイメリー自身の副音声やコーラス、演奏まで入って、途切れなく上手く編集されたカラオケ?それに合わせて、エイメリーがリードヴォーカルの部分を生で歌う。さすが、生で聴いても、細くしなやかな歌声は美しく上手い。キーボードとドラムはヘッドフォンをして、打ち込み系のカラオケ?に合わせて、ズレないようにか、生の演奏を載せている感じ。いまひとつ、私の中で盛り上がらない。しかも、ドラムは透明なパーティションで囲われているので、目の前で演奏しているのに、マイクを通さないと聴こえてこない。シンセ兼ベースの彼が、シンセを弾いている時に、演奏できないはずのベースの音がスピーカーから聴こえてきた。なんだか可笑しくなって苦笑してしまった。「ちょっと~、カラオケを聴きに来たんじゃないんだからねぇ~」と、ツッコミたくなる。一応、生でも演奏している彼等が気の毒になってしまうほどだ。まるで、“SOUL TRAIN”のライブを観ているような感覚か。何曲か歌ったところで、エイメリーの手がジャケットのジッパーを降ろし、遂に脱いだ! 黒地に金色のビーズやスパンコールが施された、ほとんどブラに近いビスチェ?大阪に続き、東京での最終日のライブともあって、かなりお疲れ気味だったのか、さらに痩せてしまったのか、ブラが少々浮いている。ってことは豊胸していない証拠か。「そうか~、次は黒のデニムを脱ぐ生着替え作戦かぁ~?」と、オヤジ風に期待してみる。中盤、椅子に腰掛け、ギターの演奏でスローを歌う。エイメリーの声は、ストリングスの音色と同じく、しなやかで心地良い。それにしても「まだ脱がないの~?」、黒のデニムを脱ぐ気配なし。後半に差し掛かかり、エイメリーとダンサーが一旦ステージを降りた。「ショートパンツに穿き替えに行ったのか~♪」と期待して待つ。その間、アコギのソロ演奏や、やっと他のメンバーの演奏が生で聴こえてくる。上手い!「やっぱり、ライブはこうでなくっちゃ~!」と、彼等のインストゥルメンタルを楽しむ。シンセ兼ベースの彼も、ちゃんと?ベースを弾くと上手いし、笑顔でプレイしている姿も好感が持てる好青年だ。そして、別の衣装に着替えたエイメリー&ダンサーが再登場!「待ってましたー!!!」ダンサーは、今度は赤いフンワリ半袖のブラウスに、同じく黒のショートパンツ。で、エイメリーは…ココアブラウン色のサファリ・シャツに、ゴールド・ラメでキラキラの足首までのスパッツ(レギンス?)「え? ショートパンツじゃないの?」と、またガックリ。長い茶髪をさらに振り乱し、踊りながら歌う。華奢な身体つきなのに、ダンスにはキレがありスタミナもある。Amerie - “Gotta Work”で、最後はお約束どおり、2005年の言わずと知れた大ヒット曲“1 Thing”で終了。Amerie - “1 Thing”2002年のファースト・アルバム、2005年、2007年のアルバムから数曲ずつが、ほとんど途切れず流れも上手く編集されていて、ノリがダレずに、観客を飽きさせない選曲だったと思う。エイメリーはボディガードに付き添われて退場。アンコールは無し。ライブはアッサリ幕を閉じた。その後、プレイヤーのメンバーが降りて来て、きちんとお礼と握手をして客席を回って来た。ベースの彼は間近で見ると、20代前半だろうか。小柄でキュートだ。プレイヤーとしての彼等の今後にも期待したいと思った。残念ながら今回は、2億円の保険が掛かっているという噂の、エイメリーのナマ脚が見られず、衣装もガックリだったが、それよりもサウンドがガックリだった。でも、1時間少々の間に、目の前で20曲近いエイメリーの曲や踊りは楽しむことができた。酷いことを書いたけれど、やはり私はエイメリーが好きだ。大好きなハスキー&セクシィー・ヴォイスの「Hey!」という掛け声が、数え切れないほど聴けたのは快感だったし、実力ある歌声を生で聴けて、彼女の魅力は再確認できた。ぜひ今後もイイ曲に恵まれ、エイメリーらしさを表現し続けてくれることに期待してます。Amerie - “Just Like Me”ビコーズ・アイ・ラヴ・イット【Aポイント付】エイメリー Amerie / Because I Love It,More!! 【DVD付 2008/4/下旬 ...↑ こちらはDVD付き