Hair
ブロードウェイミュージカルの最高傑作・・・と言われている ヘアー(Hair)が、今、東急シアター・オーブで上演されています。1969年の初公演でロングランを記録した後は上演されることがなく、このため、幻のミュージカルと言われてきました。それが、44年の年月を経てリバイバル。1969年。時はベトナム戦争のまっただ中。国益を守るための戦争という大義名分、また戦争そのものや徴兵制度への意義・疑問がアメリカ国民の間でわき起こり始めた頃、西海岸にはヒッピーと呼ばれる若者たちが出現。彼らの思想と行動は、古い既成概念に囚われて人間や社会の自由を束縛し、また、国益を守るという大義名分を設けて戦争を行うことが、どれだけ愚かであるかというメッセージを世界に発信し大きなムーブメントを引き起こしました。ヘアーはその当時の世相を背景に、自由と藍と平和を高らかに歌い上げた大作・・・のようです。このミュージカルのメインテーマが、「輝く星座・Aquarius」という曲です。まずはちょっとお聴きくださいな。歌っているのは、フィフス・ディメンションというグループで、このほかにも、Up up and the way 、ソウルトレインのテーマなどを大ヒットさせています。 で、続きましては、昨日(6/1)の日記です。