憂きも一時

その１
（某信用組合で。５～６年前）
定期預金の満期案内が来ていたので、
案内状と、印鑑と、通帳持って継続手続きに行った。

　　　私：「これ来てたんですけど」
　　　案内状を窓口で差し出す。

　　　女子行員、案内状を見て、
女子行員：「あのー、ただ今自動継続の商品がございまして、
　　　　　　そちらにお預けいただきますと、ご来店いただかなくても
　　　　　　満期がきたらお申し出が無い限り自動的に継続になり
　　　　　　便利です」
　
　　　　私：「自動継続とこの商品と（案内状を指差す私）、どっちが利率高いの？」

女子行員：「あの、今回満期を迎える商品の方です。」
　　　
　　　　　私：「は！？」

女子行員の後ろから男性行員がすっとんできた。
男性行員：「失礼いたしました、こちらのご継続でございますね…」

便利なのは、
私にとってじゃなくて、
自動継続になってめんどくさい手続きがなくなり、
何も覚えなくてもよくなるあんたのオツムにとってなんじゃないの？
利率低い方が払いも少なくてすむし？

　　　　　　　　　　　　　　　

その２
（チェーン店のラーメン屋。昼時で待っている家族連れが一組。
カウンターは４席空いている。こちらは主人と私。）

お姉ちゃんが出てくる。
　　　　主人：「二人なんだけど」
お姉ちゃん：「少々お待ちいただきますが。」
　　　　主人：「（あのカウンター席は予約席？）…それならいいです」

店を出て行きかける主人。

お姉ちゃん、私たちがおとなしく待つと思ったのか。
ちょっとあわてて
お姉ちゃん：「あのーカウンター席なら空いてますけど。」
主人を連れ戻す私。

先に言え。

お姉ちゃん、カウンターのすぐそばに突っ立ってたよねえ？
空いてるの、わかんなかった？
それとも、家族連れが待っているから、当然私たちも待たせなきゃならんと思ったのか。
そういう時は
まず「カウンター席でもよろしいですか」って声をかけるって
マニュアルに書いてなかったかい？
マニュアルは無くても、誰か教えてくれなかった？

　　　　　　　　　　

お姉ちゃんおまけ
ラーメンを置いて、
最後に勘定書を裏返してカウンターに置く。
「よろしくお願いします」
あんたによろしくお願いされなくても
食べ終わったらラーメン代ちゃんと払うわよ。

　　　　　　　　　　

センター試験の不手際、マニュアルの分かりずらさにも原因があったのではないかと
指摘されてますね。
でも、何でも書いておかなきゃ、何しでかすか、わからない。
不祥事が起こらないように、バカバカしいほど細かいことを、
あれも書き、
これも書き、
とうとう読んでも何書いてるか分からない
もしくは、
読もうと言う気力を著しく減退させるようなシロモノになってしまい、
その結果、不祥事が起こってしまう。

こういう悪循環は一体どこから始まっているのだ。