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カテゴリ:本
最近、久々の読書熱が再発。 買ってはいるけど、読んでいない眠った本が何十冊とある。 そんな眠っていた本の中の一冊。 大分昔の、99年の作品。岩井志麻子さんは今やあのキャラ立ちが脚光を浴びてしまって、作家かなんか分かんなくなっていますが… 「ぼってえ、きょうてえ=すごい、恐い」 短編集です。非常に楽しく読ませて頂いた。先がヨめる展開はきっと作者も重々承知で、敢えてそうしたのかと。岡山弁で語られる口語調の表題作より、私は「密告函」が集中して読めた。これは面白い。土着文化、風俗、貧困などの生活描写が細かく描いていて、いわゆる「霊的」な恐さよりも、そこで住んでいる人達に冷え冷えと寒気がした。 長編だとどうなるか、興味がわいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/10/22 06:19:28 PM
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