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カテゴリ:本
03年出版の桐野夏生作品。 ホントいたい…桐野作品は殆んど大体読んでいるけどいつも読後のモヤモヤ感?倦怠感に苛まれる。今作品は特にそれがありありだった。 女子高校生4人と母親を殺したミミズとの関わりあい方や彼女達の『想い』に共感できず。特にミミズに腹立たしささえ覚える。凹むなー。 桐野作品の登場人物は紙一重の危うさを常に抱いている。それが「すーっ」って一線を越えてしまうんだな。だからいつもココロが痛くなる。ほんとこの人の描写って肉感的なんですもん。誰もが抱いているだろう闇をいとも簡単にペロっと「はいどうぞ」と剥いでしまう生々しさにやはり読んでしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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