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カテゴリ:不思議の久米島
お店のカウンターに1枚の写真を飾っていますの。私が一番お気に入りの不思議な植物の写真です。正式にはどのような名称で呼ばれているのかわかりませんが、この付近では「黄金ソテツ」と呼んでいます。一般にソテツは緑一色で針状の葉がたくさん連なった南系の植物です。季節になるとメスは赤い実を抱き、オスは円錐形の芯棒を空に向けて突き出します。
久米でもこのような色を出す「ソテツ」は、私が知りうるに3個だけですが、その中でもこれは突出してすばらしいオスのソテツです。 お店を訪れる方に、つい自慢してしまいますの。「こんな素敵なソテツがあるのよ」と。 このような黄金色になるのは1年のわずかな期間だけですが、その見事さには圧倒されてしまいます。不思議なことにこれほどの変種で見事なソテツであるにもかかわらず、万人に紹介されることもなく密やかに個人の庭先に息づいているのです。 植物の世界では「知る人ぞ知る」黄金のソテツ、私は「久米の宝物」のひとつと思っておりますが、島の人でも知る人は少ないようです。 そして4月、そろそろ黄金のソテツの芽吹きが始まっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月01日 01時40分58秒
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