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カテゴリ:文芸
日本で学芸員をしている友人Tさんが研究調査のためパリに来ていた。
彼女と、ジャックマール・アンドレ美術館のダヴィッド展に行って来た。 もちろん狸さん(うちの赤子1歳半)も一緒。 ジャックマール・アンドレさん(と先に無くなった旦那さんのエドワール・アンドレ)のコレクションとお住いが、ジャックマールさんが、Institut de Franceに寄贈してそのまま美術館にしたところである。 ティエポロの壁画なんかがフツーにあるゴージャスなお住いである。 ところで私は、一応アーティストなので、ルーブル、オルセーなどは身分証を見せれば無料で入れる。 ポンピドゥーセンターは年間フリーパスを買っているので、そのパスで何回でも入れる。 しかし、このジャックマール・アンドレ美術館では、いくら東洋人は若く見られるからといても私は子どもでは通用しないし、まあ、つまるところ、満額9.5ユーロ払わなければならない。 しかも、この美術館の雰囲気は、どちらかというと、それなりの社会的経済的地位のある熟年の方々のデートか、オバサマがたが張り切ってお洒落してお茶するのにぴったりな場所という感じで、子育てにやつれ服に赤子がなすりつけたヨーグルトの跡がついてるような女が来る場所ではないという気もしていた。実際、館内にいた他の客たちの中では私たち(30代)が一番若く、他の客の平均年齢は退職年齢前後な感じだった。いくら平日の午前中でも、ほかの美術館では必ず学生風な人やアーティスト風な人がいるものだけれども。 それでなかなか来ないでいたのだけど、今回、友だちが誘ってくれたおかげで、来る勇気が出た。もし美術館の中で狸さんが暴れたり泣きわめいたりしたら、狸さんはTさんの赤子だというふりをしよう。 いったんここで切り上げてまたあとで続き書きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月09日 07時55分34秒
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