カテゴリ:おもうこと
考えてみたいと思います。私はカナダで働き始めて4年が経ちますが、非常に厳しくインターネットの使用は制限されています。最初の会社は昼休みや勤務時間外なら私用で会社のメールアドレスやインターネットを使用することは許可されていましたが、メーリングリストやBBSへの投稿は禁止されていました。チャットなどはもってのほかでMSNなどダウンロードしたら即刻解雇というくらい。
次の会社はインターネットのアクセス自体が制限されていて、会社が許可したサイトのみ(政府系サイト、郵便番号検索など)がアクセスできるようになっていましたが、私は仕事上フルアクセスが必要だったため、特別にフルアクセスが可能でした。メールについては、クラークレベルでは外部にメールすることは禁止されていて部署によってはしっかりモニターされていたようです。当然ここでもメーリングリスト、BBS書き込み、チャットは禁止でした。 現在勤めている会社は、誰でも普通にインターネットにはアクセスできるようですが、やはりメーリングリスト参加、BBS書き込み、チャットは禁止です。メールについてはチェーンメール禁止とはっきり就業規則に明記してあります。 どこの会社でも会社のサーバーを使ってメーリングリスト参加、BBS書き込み、チャットを禁止しているのですが、日本では意外とその辺りいい加減ですよね。私がよく参加する女性向BBSは日本時間の昼間、自称キャリアウーマンの方が「あんた本当に仕事しているの?」と聞きたくなるほど真剣に書き込みしているのをよく見かけますけど、私が同じ事やったら今の会社から即刻解雇されるでしょう。 なぜカナダの会社はメーリングリスト参加、BBS書き込み、チャットを禁止するのかご存知でしょうか?チャットはセキュリティーの面も大きいのですが、どれを取っても会社のサーバーを使って公共の場で発言するわけですから、会社としては「会社を代表して発言している」ということになってはまずいわけです。特に訴訟社会の北米では、ネット上の発言がきっかけで名誉毀損で訴えられた場合、社員が会社のサーバーを使って発言していれば、会社も一緒に訴えられる可能性がでてくるとも考えられます。会社のメールアドレスを使ってメーリングリストに参加していれば、その可能性は更に大きくなります。そんな理由からネットの使用を厳しく制限されているのですが、この辺り日本ではどうなっているのでしょうか? 私のお気に入りBBSでは先日「子供を産みたいがこの労働環境では生むことは無理」ってなトピックで大論争がありました。研究職の方は「自分の代わりはいないので休めないから産めない」というのですが、私はつい「資本主義の世界では金さえ払えば労働者の代わりはいくらでもいる。自分しかいないと思うのは思い上がりである」と発言し、バッシングにあいました。 でも日本人くらいですよ、「自分の代わりはいない」なんて信じて働いているのは。ばかみたい・・・と思っていたら、別の方からプライベートメッセージで「自分の代わりはいないなんて偉そうなこと言っている割に、日中のほどんとをBBSですごしているみたいですよね。そんなに研究者は暇なのか?」と送ってきました。私も常日頃感じているのですが、このBBSカナダの夜間(っていうことは日本は勤務時間中)が一番活発なんですよ。一般男性も同じようにBBSとかに書き込みしているのかどうか知りませんけど、基本的に産休とか育児休暇取って働きたいとほざくのなら、日中ネットなんかで遊んでないで仕事ちゃんとやって、少しは周囲から理解得たほうがいいんでないの?とアドバイスしたくなっちゃいます。 この人たち一応仕事はちゃんとやっているのかもしれないけど、私だったらどのレベルの仕事であれ仕事中BBSに真剣に発言している人を信用できないし、仕事しているとはみなせないと思います。もしネットで遊ぶことが許されていたとしても、同じように遊んでいたら私は定時に帰れないだろうし、夜8時9時まで残業になるでしょうね。 長いこと日本を離れていて、日本での職場環境の変化について疎くなっているので、色々教えてください。ご意見やレポート大歓迎です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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