カテゴリ:おもうこと
実は私は最近この日経新聞連載小説のことを知りました。私の参加する女性向BBSではブーイングの嵐です。元々新聞に掲載される連載小説など目にもとめないほうなのですが、これほどブーイングが激しいのも珍しいのではないかと思ったりもしました。日本にいらっしゃる皆さんのご意見知りたいです。
渡辺淳一って元々医者なのですよね。BBSの皆さんの書き込みを読んでいるうちに「うーん、日経新聞はサラリーマン愛読新聞だし、株式市場とか為替市場とかで戦っているディーラーとかも、このヘンテコな小説を仕事前に読んでしまうのだろうか・・・」と疑問に思い始めました。だいたい会社員男性はこの手の小説朝から楽しみにしているものなのか?!だったら恐いー。 とりあえず「なにこれ、バカじゃないの」と思って読んでいる人はまともかと思います。でも本気で「不倫マニュアル」として活用しようとしている人がいないか・・・とちょっと不安になりました。そういう危険で怪しいオヤジがいないとはいえませんものね、今の腐った日本では・・・。ある人はBBSでクラーク氏の名言をもじって「おぢさまよ、妻を抱け」と発言していて一人で噴出してしまいました・・・。 海外暮らしが長いので失楽園さえ読んだことも見たこともないのですが、色々断片的に話を総合すると、今回の小説のほうがもっと病的な感じがします。いや、渡辺淳一先生は本気でこんな男女がいると思っているのかー?!それとも日経新聞読者の大半と思われるいい歳した会社員のおじさんからウケるために書いている?!だっていずれはこの小説も出版されるだろうから、印税稼ぐためには支持されておいた方がよいものね・・・。 「気持ち悪すぎる」というコメントもあるくらい、とんでもない小説を一体何人の人が本気で楽しみにしているのか知りたいです。「2ちゃんねる」あたりにいけば、もっと強烈なコメントを見ることができるのでしょうか?!誰か教えてください!! 話は変わって、去年世間を賑わせた「負け犬の遠吠え」を9月にNYで購入して読んでみたのですが、あれもギャグとして読むのならおもしろいけど、下らないといえば下らない本だなと思いました。あれから酒井順子さんの本を何冊か読んだけど、全部同じような感じ。単純にウケ狙いしている本ですね。 私の考えすぎかもしれないけど、彼女の経歴(立教女学院から立教大)から見ると、本の中で述べられている女性というのは比較的高学歴、都心部在住、給料も決して安いほうではないというグループに属している人達ではないでしょうか。しかもそういう人たちが、この手の本を雑誌感覚で簡単に買えるだけのお金を持っているわけですよね。さりげなく一般女性について述べているように見えますけど、実は特定の女性のみのことについてだけ書いていると感じているのは私だけでしょうか。 私は高校卒業後、日本で3本の指に入るほど学費の高い女子短大にいっていたため、クラスメートはアッパーミドルのお嬢さんがほとんどでした。都立高校にいっていた私はかなりカルチャーショックを受けたものです。しかも合コンのお話はいつも引く手あまたで、入学後3ヶ月は家にまっすぐ帰ったことがなかったほどでした。 就職も難なく一部上場企業に決まり、ここでも最初の数年は合コンのお誘いはすごかった。場所柄、霞ヶ関の官僚とも何度も合コンやったし、商社マン、銀行、メーカーなど一部上場企業に勤める男性に何人あったことだろう・・・。私は高学歴ではないにしても、都心に住んで給料もそこそこ、海外旅行も年数回という決して貧乏ではない生活をしていたため、酒井順子さんの本に書かれていることは共感する部分は少なからずあるし、その手の女性達は私の友人であり同僚でした・・・(恥)。 が、カナダにきて知りましたが、実はそんなアホみたいな学生生活、OL生活する人も日本ではほんのごく一部なのですよねー。ここで会う日本人で私のような生活していた人いないのですよー。私がOLしていた頃は、まだ90年代前半で不景気といわれつつも金融業界はまだまだ給料も高くボーナスカットなども行われていなかったため、80年代ほどの勢いはないにしても、今より皆さん経済的に潤っていました。そのせいか生活は皆ハデでしたよ。 私もカナダで大学に行き、ちゃんと勉強するようになりました。親が「昔はそんなに勉強したことないだろー」と驚くほどの勉強振りでした。しかも未だに働きながら勉強するという、10年前には全く想像もしなかった地味な生活です。今後日本で生活することはないと思いますが、将来の日本のことは本気で心配しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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