子供に優しい。
主人は、以前には考えられないくらい子供に優しく接しています。機会があれば、子供の部屋に行き、前は決して見せなかったガンダムの本を見せたり昨日も、もう飲まない眠剤を私が欲しいと言ったのでわざわざ私達が寝てる部屋まで届けて子供1人1人に頭を撫でながら話し掛けてました。主人にしたら、子供と離れる寂しさと(そうしたのは主人ですが)子供への罪悪感・・・?私には機嫌取りというか、ちょっと不に落ちませんが。最近、もう昔の事ですが、思い出す事があります。ちょうど、荷物の整理をしていた時、主人のお弁当のクロスにしようとバンダナを買ったのですが、残しておこうか、持っていこうか悩みました。私たちの買い物は、常に義母がついてきて、決定権は全てと言っていいほど、義母。私の母の誕生日プレゼントでさえも、選んでるうちに勝手に電話で呼ばれて・・・ということも。きっと買い物が好きな義母の機嫌を主人は取っていたのかも。義母もセンスにはなんだか自信があったみたいだし。でも、自分の娘に選んでもらう方がいいってそうは考えられなかったのかな??主人のパジャマを買いに行く時、久しぶりに主人と2人で買い物に行けました。なんでもいいよ、という主人に私はちょっと薄いグレーブルーにぼつぼつ雪の結晶のついたパジャマを選びました。そこあったパジャマは値段はどれも同じくらい。これどう?と聞く私に、主人は、よし、これにしようと笑い、早く帰ろうと。主人の実家のある町でよく買い物をしていましたので、子供を預けていました。ちょうど帰ると、お昼時でした。主人は包みを開け、義母に、これ見て!と嬉しそうに言いました。「何、これ?」義母の手が止まりました。主人はニヤニヤ笑っています。そして、2人で大笑い。「これ、誰が選んだか分かる?」主人がそういうと、鈍感が私にも何が言いたいか分かりました。「・・・あの、別にこれがどうって言うわけじゃないのよ。 ただ、私はちょっと選ばない柄だから」義母は笑いながら、私に言いました。「・・・すみません。」私はいたたまれなくなって、泣き出しそうでした。でも、笑ってるしかありませんでした。主人は、俺は別に何でもいいんだと言っていましたが義母の反応を見たかったのでしょう。義母と主人のニヤケた顔。主人はこれがしたかったのか。主人の実家から帰る途中、車の中で主人に言いました。あのパジャマが嫌だったなら、そう言って欲しい。あんな事されて、私は傷ついたと。主人は、俺は別に柄なんで関係ない。あの場が和んだんだから、あとからグジグジ言うな。自分がいいと思ったんだったら、他人に何言われてもいいだろう。また、始まった・・・と言う顔をされ、相手にしてもらえません。バンダナはあの時もパジャマの色によく似ていました。札幌に行って、私は主人の物を自分で選んで買ったことを今でも覚えています。結婚して10年、本当に本当にすごく嬉しかった。バンダナも私が主人のために(というと大げさですけど)選んで選んで買ったものでした。この家に残しておいても、主人は自分でお弁当は作らないだろうしもし、作ってくれる人が出来ても、私の選んだ物はきっと使わない。私も、主人に選んだものを持ってるのも辛いし・・・。最終的には捨てることになるんでしょうね。主人は持ってくもの、置いてくものは全て任せると言ってます。子供のものは思い出として置いていきたいんでしょうけど、私のものは消し去りたいのかもしれないし。