MOTLEY CRUE at 神戸ワールド記念ホール ライヴレポ
モトリークルー最後の来日公演(神戸公演)行ってきました。ついにこの日が来たかって感じ。モトリークルーの活動停止が発表されてからワールドツアーが発表されて、来日公演が決まって、そしてついにこの日が・・・。ロックンローラーの高齢化にともないこういうことも増えてくるんだろうね。とても寂しいことですよ。バッドボーイズはいつまでも少年でいられないってことか。なにはともあれ彼らの最後の雄姿を目に焼き付けてきました。神戸は日本公演唯一のスタンディング会場ということでプレミアムということも考えたけどあまりにもチケットが高いので一般のスタンディングでチケットゲット。あまり整理番号は良くなかった。入場してミック・マーズ側のエリアへ行けば一般エリアの最前列柵が空いてました。ニッキー・シックス側はすでにかなりの人だかりだというのにね。ちなみにプレミアム・エリアもミック側はかなり空きがありました。ミックかわいそう。確かにニッキーはかっこいいけど私はミックのギターサウンドが好き。中学生のころ、初めてミュージック・ライフで紹介されたモトリー・クルー。そのケバケバしい写真にド胆を抜かれた。それから初めて聴いたアルバム「Too Fast For Love」でのチープなロックンロール。「華麗なる激情」という邦題も素晴らしい!メロディアスでありながらどこか毒を感じるそのサウンド。一番衝撃を受けたのは下品なギターの音。パンクのような"Live Wire"の激しさ、胸を焦がすようなメロディーの"Merry-Go-Round"が印象的だったけど一番好きなのは"Take Me To The Top"ハーモニクスを効かせたザクザクしたギターサウンドがたまらなくカッコイイ!どんな曲でもミックのギターは下品だった。たとえバラードでもね。そんなミック・マーズの健康状態も良くないとのことで活動停止もやむなしか。ライヴの方は活動停止を思わせるしんみりとしたところは微塵も感じさせないパワフルなロックンロール・ショーそのもの。ダイエットに失敗した巨体ヴィンス・ニールの動きもそこそこいい感じ。声もしっかり出てました。そしてちゃんと歌ってた。以前はサビの部分を観客に丸投げだったけどね。ミック・マーズも意外と動いたしね。死神のような風貌になってるのは致し方なし。そこがミックの魅力でもあるしね。ニッキー・シックスは相変わらずカッコイイ!トミー・リーは昔の長髪の頃の方が良かったかも。髪の毛短くなってなんか普通の人に見えてしまう。セットリストは新旧ベストセレクションといった感じで申し分なし。特に初期の頃の曲は思い出深いからこれが聴き収めかと思うと感慨深いものがあったな~。高校の頃に下手くそバンドでカバーしてた"Live Wire"や"Looks That Kill"今やってるバカバンドでもコピーしてる"Anarchy in the U.K."タバコを吸うときによく口ずさんでた"Smokin' in the Boy's Room"恋をするには若すぎるというToo~To構文を学んだ"Too Young To Fall in Love""Too Fast For Love"も英語の文法問題で出てきそうだね。中学、高校の頃によく聴いた1st,2ndアルバムは私の青春そのもの。一番売れたであろう「Girls,Girls,Girls」や「Dr.Feelgood」はそんなに思い入れが無い。でも"Don't Go Away Mad"は大好き。この曲の時はいつもヴィンスがギター弾くんだけど金髪のお姉さんがギターを手渡しに出てくる演出がおかしかった。"Wild Side"や"Girls,Girls,Girls"でのお姉さんたちの激しいダンス。"Looks That Kill"ではレザースーツを身に着けてセクシーダンス。こういった演出はモトリークルーならではでとても楽しい。ロックンロール・ショーでもありエンターテイメント・ショーでもあるからね。今回最大の演出はトミーのドラムコースター。遊園地のジェットコースターを思わせるレールにドラムセットがぶら下がり、回転しながら会場中央までやって来るというもの。こんなバカバカしい演出をするのもモトリーならでは。バックのサウンドに最近リリースされたばかりのFall Out Boyの曲を使ったのも良かったね。そういえばトミーがゲスト参加してたんだね。ミック・マーズのギターソロもなかなか良かった。ミックがんばれー!って声援を送りたくなるね。代表曲のオンパレードに大盛り上がりしてたらいつのまにか本編ラストのエンジン音と共に"Kick Start My Heart"が始まった。歌いまくってるうちにあっという間に終わった感じ。そしてアンコールはセンターステージで"Home Sweet Home"せり上がっていく小さなステージでヴィンス、ニール、ミック、トミーが演奏している姿。まるで夢を見てるみたいな光景。こんな感動的なバラードでお別れなんて泣ける。またいつかきっと逢える日が来るよね。前言撤回してくれていいんだよ~。また復活しますなんてね。「あれは嘘でした!」と言ってくれてもね。ロックンローラーなんだから許される。会場に流れるフランク・シナトラの"My Way"を聴きながら泣きそうになった。ありがとうモトリー!ひとまず、さよならクルー!01.Saints of Los Angeles 02.Wild Side 03.Primal Scream 04.Same Ol' Situation (S.O.S.) 05.Looks That Kill 06.On With the Show 07.Too Fast for Love 08.Smokin' in the Boy's Room 09.Mutherfxxker of the Year 10.Anarchy in the U.K. 11.Dr. Feelgood 12.Shout at the Devil 13.Don't Go Away Mad (Just Go Away) 14.Drum Solo 15.Guitar Solo 16.Live Wire 17.Too Young to Fall in Love 18.Girls, Girls, Girls 19.Kickstart My Heart ~Encore~20.Home Sweet Home←くだらないことつぶやいてます←お目汚しTバック水着・マイクロビキニ