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すばらしい僕ら

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2005年08月12日
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カテゴリ:金融
あまりにも、二人の調停員の態度が私に対して親切で協力的過ぎると思ったのです。
私の思い込み、もしくは単なる不勉強かもしれませんが、裁判所の調停員というから
には、特定調停の申し立てを起こした私の相手方である消費者金融の業者にとっても

公平な態度であるだろうと考えていました。
自力では返済することが難しいほどの額のお金を、家内は私に打ち明けることなく、
消費者金融から借りていました、それは事実です。

それは何年も続き、我が家に貯えなどなく、ある日突然私は業者からの返済催促の連絡
でその事実を知ることとなりました。私は司法書士に相談し、裁判所に特定調停の
申し立てを行いました。

司法書士に相談を始めた当初も、私は同じようなことを感じていました。
それは、司法書士も裁判所の調停員も、800万円に及ぶ借入れの事は、私が知る由
もなかったという事情を、初めから“事実”として話を進めているということに感じる

違和感です。
もっとはっきり言えば、我が家のそれらの“事情”を私が有利な結果を得るための
「でっち上げ」と疑われるであろうと考えていたのです。

それは、返済不能に陥ったことに関して、本当に悪いのも、責任があるのも基本的には
“貸す”方ではなく“借りる”側にあると思いますし、借りたけれど、約束の利子は
払えない、というのは虫が良すぎると、どうしても思えてならなかったのです。

ですから、必ず“事情”が真実かどうか疑われるであろうと、確信に近いものを感じて
いましたし、少なくとも、詳しい事情を自分の口で、矛盾のない内容で調停員には
伝えることが必要なのだろうと思い込んでいたのです。

しかし、その思い込みは覆されました。



「今回のケースなら、希望通り、申し立てが認められるでしょうし、
 業者も異議を出さないと思いますよ。」


「・・・・。」


「提出していただいた、書類によれば、T社の元金は返し終わっていますよね、
 T社はまず大丈夫ですね。」


「そうですね。」



吉田さんが、確信をもった口調で相槌を打ちました。



「アイフルは・・、あー、借入をしてからまだそれほど経っていなんですねえ。」


「そうなんです、そこを私も気にしています。まだ少ししか利子を払って
 いないので、抵抗があるのではと・・。」


「まあ、でもT社ほどの確実な感じではないにしろ、大丈夫でしょうね。」


「ですね。」



また、吉田さんが相槌を入れました。



「・・何故ですか・・?」


「アイフルはトラブルが少ないんですよ、本当に。これくらいのケースは飲みます
 よ、まず大丈夫ですね。」


「はい・・。」


「むしろ、そういった意味ではT社はひどいですね。トラブルは多いです。でも、
 T社もここ数年は随分減りましたねえ・・。まあ、先程も言った通り、齊藤さん
 のケースは大丈夫ですよ、ここでT社がゴネて、齊藤さんが怒って、

 “やっぱり元金以上に支払った額をこちらに返せー”なんて言い出したら、
 その方が面倒ですから。あ、そういったこと考えられていますか?」


「いいえ。」


「そうですね、いち早く、借入の額を圧縮してまとめることが先決ですね。」



“こんなに簡単で良いのだろうか。”

私はそう思いながら山田さんの話を聞いていました。





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Last updated  2005年08月13日 00時33分05秒
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