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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:アメリカあれこれ
アメリカの永住権をとるウラワザとして「寿司シェフ」という
選択肢があるのは、アメリカにいる人たちの間では公然の秘密 だと思う。 永住権への条件として「アメリカ人ではかわりが見つからない 特殊技能をもっていること」というのがあるんだけど、寿司 シェフというのはその「特殊技能」とみなされているからだ。 自分はその方面の知り合いはあまり多くないんだけど、 ぽつぽつ話を聞いたところでは、言い方は悪いけど、基本的に 昔は「日本でモノにならなかった人」が最後の選択肢として 海外に出るというパターンが多かったらしい。最初から海外に 飛び出す人もまれにいたけど、そういう人は変わり者が 多かったそうだ。 ちなみにその話は某日系高級ホテルの寿司シェフから聞いたん だけど、彼によれば日系高級ホテルに入っている寿司バー なんかだと、逆に「日本の生え抜き」を連れてくるそうだ。 (だから町の日本食レストランの寿司シェフと比べて、英語が ダメだったりすることが多いらしい。) つまり、昔は日本を出て「手に職」を生かして現地の日本食 レストランに勤めるなどして「結果」海外移住、という ケースが多かったらしいけど、今は逆に「海外に住む手段」 として、寿司シェフを目指す人も多いらしい。 あまり大きな声では言えないけど、実際、かつての留学仲間 などで、ドロップアウトしたあげくに「最後の活路」として 寿司シェフになるか、なろうとした奴は何人かいる。 ちなみに、この「海外移住の手段としての寿司シェフ」、 最近は随分システム化されてきていて、それをウリにした 専門学校もあるらしい。 「ワーキングホリデーでオーストラリアの寿司の学校へ」 「寿司専門学校の卒業生の進路」 ちなみに、既にアメリカの寿司店勤務経験をもちながら、 もう一度この学校に行きなおしたという卒業生もいるよう だけど、当時、どういったステータスで滞在していたのかも 気になるところではある。 そういえば、最近いまさらのように「NYに住んでも幸せには なれない」という本を読んだんだけど、その中で作者が 「日本のマスコミなどが流す情報は、海外留学、就職、移住に 関してバラ色の情報に偏重している、特に一番のネックに なるであろうビザ問題には一切触れない」といったことを 書いていたことを思いだしてしまった。 ちなみにこの「日本でのバラ色海外情報偏重」は、自分も 大いに賛成するところで、だからこのブログでも常に 「留学に関するネガティブ情報はほとんど見あたらない」と 口癖のように言っているわけ。 まあ、留学斡旋業者や海外雑誌の発行者だったらビジネス的に そんなこと言うはずもないけど。 なにはともあれ、この「NYに住んでも幸せにはなれない」 という本についてはまたそのうちに書くと思う。 *こっそり(留学斡旋業者の)「現地サポートサービス」という フリーページを追加しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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