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カテゴリ:最近見た映画
話題の「父親たちの星条旗」を観て来ました。クリント・イーストウッドもすっかり映画監督が定着してヒット作品をどんどん産み出しておりますな~。
映画自体は戦闘シーンの激しさもさることながら戦争によりその後の人生を狂わされた男たちの人間ドラマを軸にストーリー展開されておりました。 硫黄島で兵士たちが掲げる星条旗の写真が撮られた経緯はこういうことだったのか、と初めて知り意外なのと同時に有り得ますな、と納得もしました。 あの写真に載っていた兵士たちのうち生き残った三人は英雄として帰還し国民の戦争支持を得るための広告塔として全国遊説をさせられる。行く先々での熱狂的な歓迎。硫黄島での激戦、写真の真相を知る彼らは英雄と祭り上げられることが苦悩ではあるが上層部のプロパンガンダの一環として言われるがままに。その兵士の一人がネイティブ・アメリカンなのだが以前観た「ウィンドトーカーズ」の主役の人が演じていました!ウィンドトーカーズと時々かぶりましたわ。 その彼も居留地に暮らす他のネイティブアメリカンの地位向上に役立てばと戦争で活躍し英雄とまで呼ばれたものの戦争が終わればただの一般ネイティブアメリカンの男。相変わらずの貧しい日々。国に利用され精神的にも病んでしまった彼の最期は哀れでした。大衆が熱しやすく冷めやすいのはどこの国も同じ。 戦争中は士気を維持したり国民の支持を得続けるためにはヒーローやプロパガンダも必要かもしれない。しかし本当に戦争で戦った人たちは戦場でヒーローなど有り得ないことを知っている。 実際の戦場を知る人と知らない人の間には計り知れないギャップがあるということを改めて感じました。 この映画とのタイアップで日本側から硫黄島を描いた「硫黄島からの手紙」が12月に公開されます。これも観なければ。最近、嵐の二宮君が可愛くて。彼はいい演技をするんだよね~。この映画でもいい味出しているらしいから楽しみ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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