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テーマ:ラテンだよ!全員集合!(251)
カテゴリ:ラテン男
以前国籍が違うパートナーと付き合う上での言葉の問題について少し書きました。私の場合、今のメキシコ人の相方とは100%私がスペイン語を話してコミュニケーションをしています。
ほかの国籍が違うパートナーを持っていたときも私が相手の母国語である英語を話すか、スペイン語を話すかというパターン。 いつも私が相手の母国語を話すパターンなので「あ~、なんか損だ」と思うことが多いのですが(笑)、一度だけ、相手が私の母国語である日本語を話して付き合ってたことがります。 私は自分の母国語で言いたい放題!・・・と思いきや、また別の問題があったんですよね~。 と言うのは、彼は日常会話はできるし、そこそこうまいのですが、そこはやっぱり外国人。少々複雑な話になるとわからないのです。なので、少し難しい話になるといちいち「今のわかる?」って感じで確認作業。 そのうち、確認するのもめんどくさくなり、だいたいわかりそうな簡単な言葉を使ったり、言い換えてみたり・・。話す前にそのつど「これって彼はわかるかなぁ~」と考えなければならない。 そのとき、しみじみ。 あ~、めんどくせぇ~ 相手が自分の母国語で話してくれると楽かと言うと、私はかえってめんどくさかった・・・。ま、言い換えれば、おもいやりに欠けるということでしょうか(笑) さて、メキシコ人の相方。この点に関しては本当に忍耐力のある人です。付き合いだした頃の私のスペイン語能力はかんなり低かった。でも、そのことをどうこう言われたことは一度もない。ないどころか、私のスペイン語を鍛えてくれた!徹底的に発音を直され(RとL)、毎晩彼の前でスペイン語の音読。 いい間違えも直された。いやぁ~、感謝してます。あ、でも、スペルは私が彼のスペルを直している。本当にラテンアメリカ人のスペルはめちゃめちゃなのです。 彼のスペイン語はとってもわかりやすい。私の友人はみんなそう言う。多分、長年私と付き合っているので、外国人である私によくわかるように話しているうちに、わかりやすいスペイン語を話すようになった気がする。 いつも私が外国語であるスペイン語を話し続けるというのは時としてはストレスになることもあるのだけど、逆の立場で考えると、彼もずいぶん譲ってくれていたのね・・と思う。 でも、お互いが自分の母国語じゃない言葉でコミュニケーションをとるってのは、もっと大変なようなきがする。 たいていの場合英語でコミュニケーションってのが多いのだろうけど。でも、自分と相手の英語のレベルの違いもあるだろうし。 それに自分は「こういうつもり」で言ったことが、相手にはぜんぜん違うように伝わっていたり・・・。また、その逆もあるだろうし。お互いの母国語じゃない分、その「ズレ」がさらに大きい気がする。 ただ、言葉に関して言えばそのうちお互いの語学力がついてくればそれは解消されると思う。もっと難しいと思うのは、お互いのカルチャーバックグラウンドを知るのが難しいことだと思う。 私はメキシコで彼に出会ったので、ある程度メキシコって国やメキシコ人を知っている。なので、何か彼が不可解な言動をしても「あ、メキシコじゃ普通よね」と思えることがよくある。特に最近はある種の「悟り」に近いものを感じてます(笑) 理想的には今度は彼にもう少し日本を知ってほしいなと思います。 でも、結局は言葉やカルチャーバックグラウンドを超えて、「個人」対「個人」なのでしょね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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