尖閣へ漁船侵入、台湾外交の空白
尖閣諸島をめぐって、台湾の馬英九政権は未だに「鼻息」が荒い。
10日には、中国と同じくアメリカの主要紙に「尖閣諸島は中華民国に主権がある」とする広告を打った。
台湾の立法院(国会に相当)は19日、尖閣諸島の領有を宣言する決議を行った。
報道によれば、これは野党である親民党の提案で、与党の国民党や野党の民進党も賛成し、台湾団結連盟は反対したという。
台湾側の目的は日本との漁業協定の締結にある。
それを有利に運びたいという思惑が見え隠れしている。
この道筋を引いているのは馬英九の「懐刀」と言われる金溥聰・駐米代表だろう。
この金溥聰氏と、側近中の側近だった馮寄台・前台北駐日経済文化代表処代表が尖閣を巡って対立した。
この対立により、馮氏の外交部長(外務大臣に相当)就任に歯止めがかかったと言われている。
メルマガ日台共栄 第1711号2012年10月20日から引用