何年たっても『先輩』になれない!
昨日、帰宅途中に自宅近くのスーパーで買い物をしました。580円の商品を持って、レジに行くと、中年の女性と20歳代前半の男性がいました。客から代金を受け取り、レジの機械を操作するのは、若い男性の分担です。ぎこちない動作を見ると、今年入社の新人のようです。普通は4月1日入社で、しばらく新入社員研修があります。しかし、少しでも早く戦力になってほしい企業では、卒業と同時に『入社』させ、実地の仕事で教育しています。私が千円札を出すと、彼は「千円『から』お預りします」と言いました。おそらく、コンビニ、ファミレスでのアルバイト経験が長く、ついつい、その業界の『標準語』が出てしまうのでしょう。なかには『質』の悪いレジがいます。1000円未満の商品を買い、千円札を出すと「千円からでよろしいでしょうか」と客に問います。そして、客が応答するまで、その『尋問』を繰り返すのです。以前、私自身がその『尋問』にあいました。私は「千円札で不足なのか。不足どころか、つりが必要だ」と「クレーム」をあげました。ついでに、「千円『から』とは何か? おかしな日本は使うな」と言いました。この時期の新入社員の『仕事』のひとつに、花見の場所取りがあるそうです。喜んで引き受けるか、いやいやでやるか、人それぞれです。このご時世では、新卒採用を控える企業が多いでしょう。それが長く続くと、最後に入社した社員は、いつまでたっても『下っ端』です。花見が社内の行事である限り、場所取り要員とならざるを得ないでしょう。こういう状況というのは、やる気を失わせるには、非常に効果的です。昨日のニュースで、静岡県清水の某造船会社が、入社式の2日前に入社予定者に『採用取消』を通知しました。これは、全国ネットで流されたでしょう。一躍、有名な企業となりました。そして、経営者が、いかに先を見る眼がないバカであることが明らかになりました。その造船会社は社員150名ですが、オバカ度では『おトイレ社長』に匹敵します。「そんな会社に入らなくてよかった」と思い、これからの教訓にしてもらいましょう。