毎日感じたこと、時々は台湾のこと

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• １８億円、多いか少ないか？　給食費未納額

  あれは何年前になるでしょうか？『だんご三兄弟』ならぬ『未納三兄弟』が話題になりました。ほからなぬ国民年金保険料の未納問題です。国会で、それを追及した本人も『未納』が発覚して、党の代表を辞任し、頭を丸めて、お遍路姿になり、四国を巡礼しました。さすが、年の功だけあって、その後の『ニセメール事件』、『不倫事件』の当事者にくらべて、アッケラカンとしていましたし、いつのまにか要職についていました。本日のニュ－スサイトで、２００５年度の公立小中学校の給食費未納額（ニュースサイトでは滞納額でした）が、１８億円に達しています。その１８億円は、給食費全体の０．５％です。このデータから、簡単な計算をして見ましょう。児童１人１食の平均は２５０円です。１年間の給食日数を２００日とすると、児童１人１年間の給食費は５万円です。１８億円を５万円でわると、３６，０００人になります。現在は、１家庭に子１人、または２人が大部分ですから、単純計算では、３万家庭が『給食費未納』の状態にあります。この『３万家庭』が、多いか少ないかは、別にしまして、問題は、『払えない』でなく『払わない』家庭が増えているそうです。これについては、現在、給食が必要かという問題もあります。昔は、貧乏で給食費が払えない家庭が多かったですし、現在でも、父親がリストラにあい、収入が激減して、払えない家庭もあります。最近は、高級外車を乗り回していながら、払わない家庭があるそうです。払わない理由のひとつに、「給食など、頼んでいない」があります。まあ、その親からみれば、そうなのでしょうが。最近、週刊誌に『学校にとんでもない注文をする親』の特集記事がよく掲載されます。よく、こんな注文を考えて、恥ずかしくもなく、よく言えるな、と思える内容があります。お笑いのギャグに使うなら、笑って済ませられますが、現実であれば、そうはいきません。子供を教育する前に、親の教育が先ですね。

  2006.11.27

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• オーストラリアで雨が少ないと、松屋が困る？

  先日、ヨーロッパにあるオーストリアが、別の国と間違われるからといって、日本語表記を『オーストリー』に変えるというニュースがありました。夜のニュースを見ていると、その『別の国』のオーストラリアが出ました。ニュースの内容は、オーストリアより、はるかに深刻です。例年より雨が極端に少なく、小麦の収穫量が例年の３０％なのです。オーストラリアは、アメリカについで、世界第二位の小麦生産国であるため、世界の穀物市場への影響が大きく、小麦の値が１５０％に上がっているそうです。それと同時に、家畜の飼料も減少するため、牧畜への影響も深刻です。雨が少ない地域があるということは、多すぎる地域もあるわけですから、そこから、水を運べばよいのですが、水ほど、運ぶのに手間と費用がかかるものは無いそうです。『オーストラリアの牧畜』と聞くと『牛肉』、『オーストラリアの牛肉』は『松屋の牛丼』を連想してしまいます。松屋の牛丼は大丈夫かな、そんなのんきな話ではないですね。

  2006.11.26

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• なぜ、アメリカ製？、あるドキュメンタリ映画公開

  ドキュメンタリー映画『めぐみ－－引き裂かれた家族の３０年』が全国公開となりました。ほかでもなく、娘を北朝鮮に拉致された、横田夫妻の３０年の軌跡を描いた映画です。もう、３０年もたつのですね。四捨五入すれば、５０年、半世紀です。驚くのは、この映画は日本製でなく、アメリカ製なのです。なぜ、日本で作れなかったのかと首をひねるのは、私だけでしょうか。おそらく、作れない、深い深い、わけがあるのでしょう。作れないといえば、昔の『ロッキード事件』、これも、映画、テレビドラマにはできないでしょう。あの娘のせいだけでは、ないと思いますが。もし作るとならば、日本の政治の闇まで、踏み込まなければならないからでしょう。噂によれば、アメリカも関与しているそうです。韓国、北朝鮮は、日本統治時代の『強制連行』で、日本を避難します。『強制連行』による引き裂かれる苦しみを味わったことがあるなら、それを現在の日本人に味あわせるのは、やめてほしかった。いまからでも、拉致被害者を返してほしい。

  2006.11.25

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• ああ、忘却の彼方の『２０００年問題』

  今日（１１月２４日）は連休の中日なので、休んでしまいました。しめて、四連休です。そのかわり、１２月が忙しくなりそうです。大晦日も、お仕事になりそうなのです。なぜかといいますと、これから着手する顧客のシステム変更で、変更後のシステムの本稼動が１月初めなのです。さらに、なぜ、１月初めからというと、その顧客の会計年度の期首が１月であると、こういうわけなのです。運が悪いと、除夜の鐘を勤務先で聞くかも知れません。思いだすのは、７年前の１９９９年です。『２０００年問題』を覚えていますか。年末に、政府が国民に向けて、食糧、水の備蓄を呼び掛けていましたね。１月１日になると、エレベータが動かなくなるから、エレベータには乗るな、飛行機には乗るな、もっとすごいのは、どこかの国のミサイルが暴発する、という『流言飛語』までありました。そのため、当時、私が勤務していたコンピュータソフトウェア会社では、対処の要員が、年末から年始まで、会社内に待機していました。もちろん、特別手当つきで。しかし、１月１日になり、２日になり、３日になっても、世界は平和でした。時々、対処漏れのシステムのニュースが流れましたが、それは、ほんのご愛嬌でした。なぜ、平穏に過ぎたかというと、『２０００年問題』が空騒ぎであったわけではありません。それまでに、関係者が、時間、金、知恵、汗を出していたからなのです。最近、首都圏では、電車、電車運行施設のトラブルで、ダイヤの乱れが多くなっています。普段は気がつかないのですが、電車をダイヤどおりに運行させるには、乗客の目の見えない場所での、多くの人の苦労があるのですね。それがわかっていながら、電車が２分遅れると、「なにやってんだ！　アホ！　遊びで電車を動かしているのか！」と、心のなかで毒づいてしまいます。どうして？？

  2006.11.24

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• 苦き思い出、『社員慰安旅行』

  本年４月に学校を卒業し、６ヶ月間の実務教育を終えた息子は、東京近県で勤務についています。昨日（１１月２２日）から２４日まで、『派遣旅行』で出張？に出ています。その出張先が、なんと東京なのです。つまり、かつての現住所です。まだ、話は聞いていませんが、どうも『派遣旅行』は名目のようです。これ以上は、書きません。どうぞ、御自由に想像してください。最近は、新幹線を使った遠距離通勤が珍しくなくなっています。福島県の白河から通勤している人もいます。『新幹線通勤』という言葉がなかったころ、静岡県の熱海から東京に通勤している人がいました。いまでも、温泉で有名な熱海です。その人が勤める会社では、秋に社員慰安と称して、一泊の旅行をします。ある年の旅行先が、なんと熱海だったのです。その会社の慰安旅行が、全額個人負担か、一部会社負担かは、わかりませんが私なら、自腹を切ってまで、自分が住む町に、慰安旅行に来たくはありません。『住人』でなく、『旅人』として見る、いい機会かも知れませんが。私は、なんとかかんとか、理由を作って『不参加』にします。そして、当日は自宅から一歩も外へでません。どこで、会社の同僚と顔を合わせるか、わかりませんから。以前の『一泊社員旅行』は、現在から見れば、『セクハラ大会』、『アルハラ大会』だったかも知れません。私は、２０歳前半までは、アルコールが苦手でした。ですから、『一泊社員旅行』や宴会は、苦痛でした。先輩が差し出す酒を断ると、｢おれの酒が飲めないのか｣とからまれました。今でも、私は、ほとんど、自分からお酌をすることは、ありません。『セクハラ』といえば、最近、あるテレビ局のスポーツアナウンサが、それが原因で、降格、配置転換の処分を受けました。その配置先が、法務関係の部署であったのは、笑ってしまいました。日本でも、『セクハラ』、『アルハラ』は訴訟の理由になっています。大学の新入生歓迎会での『一気飲み』強要による死亡事件では、両親が大学関係者を訴える事例もあります。アメリカは訴訟社会で、弁護士は、事件を鵜の目鷹の目で探していると言われています。弁護士にとって、『セクハラ』は、しかも日本企業が相手であれば、間違いなく儲かる事件です。ニュース報道では、日本円で何千万でなく、何億払えという判決がでるといいますから、成功報酬の額を考えると、弁護士は笑いが止まらないでしょう。『セクハラ』も痴漢、盗撮と同じく、一生を棒にふりかねません。ニュースになる『セクハラ』事件の加害者は、社会的に地位、人気がある有名人です。これだけ、社会的に話題というか、問題になっているのに、事件を引き起こすということは、飲酒運転による死亡事故と同じで、『学習能力』が欠如しているのでしょう。ただし、痴漢と同じで、『セクハラ』を利用した冤罪事件もありえます。『君子、危うきに近寄らず』です。

  2006.11.23

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• あなたなら、酒、たばこ、どちらを選びますか？

  YahooJapanのニュースサイトに下記の記事がありました。　　　岐阜県関市にある中部学院大学と同短期大学部は、来年度の入学者全員に　　　構内や周辺での「禁煙誓約書」を提出させることを決めた。世の中に、『ザル法』ということばがありますが、未成年者飲酒喫煙禁止法が、まさに、それでしょう。大学の新入生の大部分は、１８歳、１９歳ですから、この大学の処置は、見事に実情を認識しています。法律では、『酒、たばこは、２０歳』からとなっていますが、それを守って、２０歳をすぎてから、酒、たばこを始めた人は、どれだけいるでしょうか。実は、私が酒を飲み始めましたのは、２５歳か，２６歳の時からでした。それまでは、ビールをコップ１杯のむのが、やっとでした。当時の勤務先で組織変更があり、変わった先の課のメンバが酒飲みで、つきあっているうちに、飲めるようになったという次第です。いまは、故郷へ帰ると、もっぱら、私が飲み役を引き受けています。しかし、たばこは、これまで、１本も吸っていません。父は、『たばこは、２０歳をすぎてから吸え』と言っていました。その教えを忠実に守って２０歳までは、たばこを手にも、口にもしませんでした。２０歳をすぎると、たばこを吸おうなどとは、思わなくなりました。それから何十年ですが、たばこを吸わないで、損をしたとは全く思いません。その代わり、酒が飲めてよかったと思うことは、いくらもありました。２００４年現在の喫煙率は、男性４３％、女性１２％といわれています。これは、当然ながら２０歳以上の男女の割合でしょう。つまり、男性でも、もはや喫煙者は、少数派なのです。半数以上は、たばこを吸わなくても、生きていけるのです。こんなことを書くと、私を『お前は鬼だ、人でなしだ』という人もいるでしょう。かなり以前は、私が『タバコは吸わない』というと、『めずらしい』や『非国民だ』（冗談でしょうが）といわれたこともあります。そういう『弾圧の時代』を生き延びて、やっと、『我らの時代』になったのです。最近は女性の喫煙者が増えているようです。これまで、たばこを男性に独占されていた鬱憤を一気に晴らそうとしているかのようです。乳児や幼児のすぐそばで、タバコを吸っている、若いお母さんがいます。あれも、『新しい虐待』であると思っています。国によっては（こういう場合の国は、アメリカです）、人間性を疑われる恐れがあるでしょう。アメリカへ旅行する人は、くれぐれも、ご用心、ご用心。

  2006.11.22

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• 森元首相、台湾を行く

  昔は『十年一昔』といいましたが、今は『五年一昔』、または『三年一昔』でしょう。『一昔前、森喜朗という総理大臣ありき』ですが、ご記憶にございましょうか。９月までは『前首相』でしたが、いまは『元首相』なのですね。その森元首相が、２１日から３日間の予定で、台湾を訪問します。台湾の外交部（外務省）は、森元首相へ、陳水扁総統が「特種大綬景星勲章」を授与すると発表しました。その勲章は、海外の首相などを対象にしたものですが、外交部によると、日本と台湾が１９７２年の国交断絶以後、日本の首相経験者への授与は初めてだそうです。授与の理由として、外交部は、李登輝・前総統の２００１年の心臓病治療での訪日実現、台湾人観光客への査証（ビザ）免除などでの尽力を挙げています。さらに外交部は「森氏が台日関係を実質的に強化したことに感謝する」と述べています。森元首相の前の、小渕元首相は、台湾中部大地震のとき、即時に救助隊の派遣を決定し、発生当日中に現地に到着させています。「いざとなれば、日本はたよりになる」、ある台湾人のことばです。森元首相は、日本では、「失言ばかりしている」としか、見ていませんが、外国ではちがうのですね。まさに、『目からうろこ』です。台湾は東京から、日本から航空機でわずか３時間の距離です。毎年、日本から台湾へ１１０万人、台湾から日本へは１２０万人もの交流があります。しかも、国家の最高権力者を国民の直接選挙で選んでいる民主国家です。その国に、『やめた』首相しか行けないとは、残念でなりません。１９７２年の日中共同声明を、私は以下の通りに解釈しています。　　　１．中華人民共和国政府は、中国の唯一の正統政府である。　　　２．台湾は、中国の一部ではない。上記の解釈から、台湾の法的地位を確立するならば、　　　　　中華民国政府は、台湾の唯一の正統政府である。と、なります。『中華民国政府』を『台湾共和国政府』にするか、しないかは、台湾人（台湾にすむ人々、国民党支持、民進党支持を問わず）が決めることです。これにより、『法的』には、日本国政府と中華民国政府は、国交を回復できると考えます。これは、台湾びいきな人間の素人考えです。論評するに値しませんので、すぐ、忘れてくださいませ。

  2006.11.21

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• 安部夫妻、ベトナムを行く

  どこへ行ったのかなと思っていたら、安部首相はベトナムに行っていました。夫人同伴で、ＡＰＥＣに出席していたのです。今朝のニュースで、中国、韓国の最高首脳と、にこやかに会談している場面が映りました。それから、参加国の首脳が、ベトナム服を着ている場面も出ました。我々が見ると、あの服は中国服に見えますが、あれは『ベトナム服』です。ただし、日本の和服と同じで、特別な場合でないと、着ないでしょう。もう随分と昔ですが、日本の女性の外務大臣がベトナムでの国際会議に出席しました。パーティの余興に、素人芝居を、アメリカの国務長官と演じていました。その元外務大臣は、いま、何をしているのでしょうか。専業主婦になったという話は、聞いていません。その外務大臣が着ていた服は、『アオザイ』です。これは、女性の日常服のようです。あれを『チャイナドレス』と呼ぶと、ベトナム女性から嫌われるでしょう。ベトナム女性を妻にした、ある新聞社の記者が書いた本によれば、あのアオザイをきれいに着こなすために、ベトナム女性は、あらゆる努力をするそうです。ベトナム女性から見ると、中国女性のスタイルは、『見られたものではない』という評価になります。これも、ベトナムと中国が近すぎるためと、２０００年の両国の歴史の影響です。人間も国家も、近すぎて、似すぎていると、よろしくないようです。日本と、どこかの国のように。

  2006.11.20

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• あきさめや、ひとあめごとの、寒さかな（もしかすると盗作？）

  本日（１１月１９日）、東京は午前中から雨が降り出し、午後には本降りになりました。まだ、『秋の雨』の季節です。これから、一雨ごとに寒くなり、冬に近づいていきます。秋の雨について、旧ソ連のウクライナに、次の言い伝えがあります。　　　夏、バケツ一杯の雨は、コップ一杯のぬかるみを作る。　　　秋、コップ一杯の雨は、バケツ一杯のぬかるみを作る。現在の若い人には、『ぬかるみ』は死語でしょう。私が小さいころは、道路の舗装率が極めて低く、幹線道路でも、『砂利道』が珍しくありませんでした。市町村道では、雨がふると、ぬかるみになり、自転車に乗っていて、ころぶと、泥だらけになったものです。第二次世界大戦のソビエト戦線の記録映画では、ドイツ軍のトラック、戦車がぬかるみに立ち往生している場面がよく登場します。兵士自身が、ぬかるみに足を取られて、歩けないという場面もあります。ただでさえ、燃料がぶ飲みの戦車が、ぬかるみに出会うと、さらなる燃料を消費するそうです。いわゆる『アメ車』以上の燃料浪費でしょう。それは、ドイツ軍の補給体制には、大きな負担となり、作戦の遂行を妨げました。ドイツ軍は、『冬将軍』の前に、『泥将軍』の洗礼を受けたのです。日中戦争でも、日本軍は、中国の道路には、悩まされたそうです。よく、ドイツ人が、ソ連に負けた原因として、『寒さに負けた。ぬかるみに負けた』をあげます。これは、単なる負け惜しみです。寒さ、ぬかるみは、ソ連の最高国家機密ではないからです。平時から情報を収集して、その情報を戦争指導者が的確に判断していれば、敗北は避けられたことです。『孫氏の兵法』にあるかどうかは、わかりませんが、戦いに勝つために三条件があります。それは、『天の時、地の利、人の和』、天地人です。もちろん、これが全てあるから、必ず勝てるとは限りません。まあ、最低条件でしょう。これが全て揃わないのに作戦を始めて失敗した例が、１９４４年のインパール作戦です。最初の『天の時、地の利』は、平時の情報収集、分析を行っていれば、問題はありません。難関は、最後の『人の和』です。この『人』は、指揮官、兵士、そして銃後の国民が考えられますが、いざとなった時の人の心は、計りがたいものがあります。やはり、『常日頃からの信頼がなければ、成就できない』は、戦争だけではありません。

  2006.11.19

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• 『はやべん』の思い出

  本日（１１月１８日）は土曜日ですから、お昼のテレビ番組を見ていました。インターネットの検索サイトで、もっとも多く入力されている『ことば』を紹介するコーナーがありました。紹介された『ことば』で、私が興味を覚えたことばは、つぎの二つです。　　　はやべん　　　せんべい汁都合により、『はやべん』のみ紹介します。　このことばを聞くと、みなさんは、学校時代の『早弁』を思い出すでしょう。　知らないとは、言わせませんぞ！　幸い、その『早弁』とはちがいます。　駅で売っている弁当が『駅弁』、空港で売っている弁当が『空弁』（なんと読　むのか？　くうべん？　そらべん？　あきべん？）ですね。　最近は、デパート、スーパーでも売っていますね。　では、はやべんは？　『高速道路の休憩所で売っている弁当』です。　画面に写った弁当は、高級料亭で出すようような、高級感あふれるものでした。　女性に、人気が出そうな弁当です。　『はやべん』の『はや』は、『高速道路』の速の訓読みだったのです。　なぜ、『高速』の『高』をとって、『高弁』としなかったのか？　これは、私の想像ですが、上州の高崎駅構内で営業している駅弁屋の名前と重　なるのを避けたと思います。　その会社の名前は『高崎弁当株式会社』（だるま弁当が有名です）、略称が『高弁』です。　ついでに、もうひとつ。　来月、台湾で新幹線が、『やっと』開業します。　うわさでは、小泉前首相も招待されているそうです。　台湾の新幹線は『台湾高速鉄道』、略称『高鉄』です。

  2006.11.18

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• オーストリアからオーストリーへ

  今朝（１１月１７日）、テレビを見ていると、『オーストリア』が国名の日本語表記を『オーストリー』に変更したというニュースがありました。前日、ある人からブログで教えていただきました。日本語表記が変わったため、困惑、当惑している業界があるという報道でした。『オーストリア』を社名にしている企業、旅行業界などです。オーストリア料理店も、そうかも知れません。帰宅して調べると、『オーストリー大使館商務部』のホームページに、『南半球のオーストラリアと混同されるため変更した』と出ていました。これは、日本国民への『お願い』であって、『指示』、『命令』でもなく、ましてや、どこかの国が好きな『厳命』などではありません。他国の名称を呼ぶ場合、公式文書はともかく、一般には、蔑称でないかぎり、どういう名称で呼ぼうと、こちらの勝手です。『日本』という名称が、ジャパン、ハポン、ヤーパン、ヤポンと呼ばれようと、かまわないのと同じす。もっとも、いずれも、『日本』の中国語読みが変化した名称ですから、気にすることはありません。『オーストリア』が、どう名称を変えようと、地図の読めない最近の人たちには、効果はないでしょう。国名について、昔、日本は、『失敗』をしています。台湾と同じ『親日国』トルコに、非常に失礼、かつ無礼な仕打ちをしてしまったのです。『日本式風俗風呂』に、なにを血迷ったのか、『トルコ風呂』とつけてしまいました。日本とトルコは、ユーラシア大陸の東端と西端という位置で、離れていたため、日本は無事でした。もし、トルコが日本のすぐ隣りであれば、オスマントルコ帝国の誇りを忘れないトルコ軍に攻められていたかも知れません。

  2006.11.17

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• シュワちゃんは、大統領になれません！

  つい先日でしたが、アメリカで中間選挙があり、民主党（アメリカの民主党です）が、下院で過半数を制し、上院でも共和党と勢力伯仲になりました。その中間選挙で、クリントン前大統領の夫人のヒラリー・クリントン氏が上院議員に再選されました。次は、２年後の２００８年に大統領選挙があります。民主党の大統領候補として、ヒラリー・クリントンの名があがっています。もし、当選すれば、アメリカ初の女性大統領であり、夫婦で大統領を経験する初めてのケースです。では、共和党は、どうするか。民主党が女性候補なら、こちらも女性にするか。では、だれに。ライス国務長官にするか。もし、あなたがアメリカ国民であれば、どちらに投票しますか。冷戦を終結させたアメリカの大統領は、レーガンでした。彼は、ハリウッド出身ですが、俳優としてよりは、政治家として成功したというべきでしょう。俳優といえば、カリフォルニア州知事のシュワルツネッガーがいます。シュワちゃんは、アメリカ大統領には、なれません。なぜならば、アメリカ国籍を持っていても、アメリカ生まれでなければ大統領になれないと、憲法に明記されているからです。シュワちゃんは、オーストリア生まれですから、カリフォルニア州知事として、どれだけ実績を上げても、ホワイトハウスの主には、なれないのです。アメリカ憲法には、『女性は大統領になれない』とは書いてありません。（たぶん）ローマ法王の選出規定には、『女性は対象外である』と書いてあるのでしょうか。秋篠宮家の男子誕生以前は、女性天皇、女系天皇の論議がありました。日本のある人々、または外国のある人々は、『女性が天皇になれないのは、男女平等に反する』と声高に叫んでいました。それに対しては、こう答えましょう。　　　　これまで、女性のローマ法王は、いましたか？　　　　これまで、女性のアメリカ大統領は、いましたか？　　　　　（２００８年に、ヒラリー・クリントンが当選すると、使えなくなります）

  2006.11.16

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• お札が融ける！！！！

  今朝（１１月１５日）のニュースでの驚きは、『ドイツで、お札が融ける』でした。ＡＴＭ（ドイツ語では、なんというか知りません）から出された紙幣に穴があいてしまうのです。テレビ映像では、たくさんの虫が、よってたかって食い散らかしたような穴があいていました。原因は不明です。ドイツ全土で、これまで１５００枚の紙幣に、この現象が発見されています。流通している枚数からみれば、ごく一部ですが、本来は、あってはならないことですから、無視できる数ではありません。通貨は『経済の血液』と言われています。政治、経済、軍事は、いつの時代でも、国家を支える三本の柱です。『経済の血液』に問題がでてくれば、国家の基盤を揺るがしかねません。通貨の偽造は、自国の通貨であろうと、外国の通貨であろうと、罪が重いのは、そのためです。２０世紀の戦争は、『国家総力戦』と言われました。『戦争は、軍人にまかせるには、あまりに重大だ』と言ったのは、第一次世界大戦当時のフランス首相クレマンソーです。私は、最初にこの言葉を聞いたときは、『戦争は軍人がするものだ』と思っていましたので、納得できませんでした。その後、歴史、特に戦争の歴史に興味を持って、意味がわかりました。『国家総力戦』ですから、国家のあらゆる資源（国民を含めて）を使わなければ、勝てません。それができるのは、軍人ではなく、政治家です。『政治、経済、軍事』をまとめて見られるのは、政治家です。戦争で重要なものは軍事ですが、それを経済が支えています。したがって、敵の経済力を破壊すれば、少ない損害で勝つことができます。その例を紹介しましょう。（ただし、失敗例です）１９３７年７月７日、北平（現在の北京）郊外の盧溝橋の一発の銃声で、日中戦争が始まりました。当初、日本軍は『３ヶ月で終わる』と楽観していました。ところが、ところが、首都南京を落とされても、蒋介石の中華民国は、和平に応じません。それどころか、長江のはるか上流の重慶へ首都を移し、日本への抵抗を継続します。蒋介石を屈服させるため、日本はあらゆる努力をします。そのひとつが、『中国紙幣偽造作戦』です。中国紙幣、つまり法幣を大量に偽造して、流通させ、中国経済を破壊して、日本への抵抗を終わらせようとしました。事実、大量の偽造法幣が、蒋介石支配地域に出回ります。これに対する蒋介石政権の対応は、日本人の及ばぬものでした。彼らは、日本製の法幣の使用を黙認したのです。内心では、歓迎していたかも知れません。当時は、日本支配地、蒋介石支配地を問わず、猛烈なインフレーションに見舞われていました。紙幣をいくら印刷しても、間に合いませんでした。和製法幣が、その印刷能力不足を補っていたのです。日本敗北後、その日本製法幣は、どうなったでしょうか。日本が去ったあと、蒋介石の国民党と毛澤東の共産党の内戦が、再開されました。さらなるインフレーションの大波に、和製法幣は、あえなく呑み込まれていきました。太平洋戦争中、日本の敵国は、日本の紙幣の偽造を行なうなどとは、考えてもみませんでした。なぜか？日本の紙幣印刷技術は、同時も、ずば抜けて優れていました。作ってもすぐ見破られるから、偽造などという、無駄なことは止めようとなったのです。それは、きわめて賢い選択でした。

  2006.11.15

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• 『進化』する振り込め詐欺

  また、『振り込め詐欺』が『進化』しました。今回は、夫や息子が教師である家庭に、教育委員会を名乗って、電話をしています。『学校で生徒に暴力をふるい、生徒が失明寸前になった。慰謝料を払ったほしい』といって、銀行口座に振込をさせています。今回の振込をさせる理由は『生徒への暴力』ですが、やがて『いじめ』まで広がることは必定です。最初は、交通事故でしたが、やがて痴漢へ、そして校内暴力へと、この世の中に、ネタはいくらでもありますから、彼らは笑いがとまらないでしょう。今回の手口を見ると、標的の範囲が変わってきています。以前は、彼らは、とにかく電話をかけまくっていたでしょう。『下手な鉄砲も、数撃てば当たる』です。いわゆる『不特定多数』から、『教師』がいる家庭、つまり『特定少数』へと、効率を重視しています。地域社会に占める、普通の会社員と教師の割合が、大きくちがうからです。しかし、どうして調べたのでしょう。電話帳の職業欄には記載されているのでしょうか。もっとも、現在は、手段を問わなければ、何でも調べられます。アメリカ映画『アメリカの敵』で、ある人物が、「いま、プライバシーを守れるのは、頭の中だけだ」と言っていました。今に、『頭の中』で考えていることが、外から見られる時代が来るかも知れません。

  2006.11.14

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• ＦＡＸ，メール送信に、ご注意あれ！

  ごく最近のニュースですが、警察官のＦＡＸ操作の誤りで、捜査資料が一般住宅、スーパーに送信されてしまいました。送信先から、ほかへ流出しなかったのは、何よりでした。最近は、もっぱらメールを使っていますので、この前、ＦＡＸを使ったのは、いつかな？と思い出そうとしても、記憶にございません。私も、ＦＡＸが普及する当初は、何度か失敗をしました。技術的な資料（といいましても、市販の書籍に記載されている内容です）を、よりによって、ライバルメーカーの関連会社に送ってしました。送信先の、番号の一部が間違っていました。先方から、私宛に電話があり、廃棄をお願いして、一件落着となりました。警察署からスーパーに送ってしまったという書類は、本来は交番に送るべきものでした。送信後、確認すべきなのですが、それをしなかったのです。最近、メールの送受信での『超常現象』が発生しました。私が送ったメールに対する返信内容を、相手がメーラーの『返信』を使って、私宛に送ろうとすると、宛先不明になる現象です。調べると、先方が受信したメールに記録されている、私のメールアドレスが、存在しないメールアドレスに書き換えられていたのです。なぜ、書き換わっていたかは、不明です。単なるネットワークの事故なのか、誰かが人為的に変えたのか、永遠に不明でしょう。我々は、『ＩＴは最先端の技術』ということで、無条件に信頼してしまいますが、落とし穴、罠は、いたるところにあるのです。そのほとんどは、人間に由来するものですすべてを機械にまかせず、人間のチェックも必要なのです。

  2006.11.13

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• 下半身しか映らない生徒たち

  本日（１１月１２日）、北九州の小学校の校長が首をつり死亡しているのが見つかりました。この小学校では、５年生の女子児童が、１年間にわたり、同級生８人から金銭を脅し取られていました。校長は、それを苦にして自殺したと見られています。もはや、最近の学校での『いじめ』は、犯罪というべきです。もちろん、今回の金銭恐喝もそうです。ふしぎなのは、加害者とその保護者が、まったくといって、報道にあらわれないことです。彼らが、被害者や自殺、それに関連して学校関係者の自殺を、どう見ているのかを、ぜひ知りたい。事件があった学校の生徒たちにインタービューする画面では、必ず本人の下半身のみしか出ません。あれだけの生徒がいれば、中には、目立ちたがりの生徒がいるでしょう。顔やスタイルに、自身（過信？）がある生徒がいても不思議ではありません。その生徒は、「なぜ、顔を画面にだしてくれなかったの！」といって、怒っているかも知れません。最近のアイドルタレントは、『高齢化』に逆らって、どんどん低年齢化しています。芸能プロダクションの新人発掘担当の目にとまって、スターになれるかも知れません。そのチャンスをつぶす権利が、誰にあるというのでしょうか。

  2006.11.12

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• ヒトラーの復讐、今日は第一次世界大戦終結の日

  高校における、世界史、日本史の履修もれが、まだテレビ画面、新聞紙面を賑わしています。もうすぐ、マスコミ、世間の関心も薄れるでしょう。日本が、かつてアメリカと戦争をしたことを知らない、若いひとが多いといいますが、それも当然かも知れません。したがって、１２月８日、８月５日が、どんな日であるか、知らなくても、やむを得ません。本日、１１月１１日が、どんな日であるか、知らなくても、なおさらです。１１月１１日は、第一次世界大戦の戦闘が終了した日です。『１のゾロ目』とは、まったく関係がありません。戦争を終らせるときは、まず、双方が『休戦協定』を結びます。これは、『戦闘を停止する』という約束です。領土の割譲、賠償金の支払を取り決める、講和条約は、このあとです。第一次世界大戦の主要国は、最初は、ドイツ対イギリス、フランス、ロシアでした。途中で、ロシアが革命で脱落、アメリカがドイツの無制限潜水艦作戦に反発して参戦しました。したがって、最後は、ドイツ対イギリス、フランス、アメリカの戦いになっていました。しかし、ドイツの国力は、すごいですね。三大国を相手にして、ほとんどの戦争期間中、自国の領土に敵を踏み込ませていません。１１月１１日の停戦協定は、パリ郊外のコンピエーニュの森の中に停車中の食堂車で締結されました。戦争終了後、この食堂車は、ドイツに対する勝利を記念して、パリの博物館に展示されました。この博物館を訪れるドイツ人には、屈辱以外のなにものでもなかったでしょう。これ以後、この食堂車の、歴史での出番は、ないはずでした。ところが、２２年後の１９４０年６月２２日、再度の舞台登場がありました。今度は、ドイツがフランスに屈辱を与える番でした。６月？？日にパリを占領したヒトラーは、博物館から食堂車を運び出し、２２年前とまったく同じ場所に、設置させました。ドイツとフランスの停戦協定を、その食堂車の中で結ばせました。ヒトラーも、同席していました。第一次世界大戦では、ヒトラーはオーストリア国籍でありながら、ドイツ軍に志願し、フランス戦線で戦いました。最後の年、１９１８年には、毒ガス攻撃には、しばらく、視力を失っていました。そのヒトラーには、『フランスに対する大いなる復讐の完結』であったでしょう。私は、第一次世界大戦のテレビドキュメンタリーで、この『１１月１１日』のナレーションの最後を、いまでも覚えています。　　休戦協定締結後、連合軍最高司令官フォッシュ元帥は、こう命令しました。　　　『前線に、敵を発見したならば、攻撃せよ』　　この命令に従う兵士は、一人もいませんでした。　　兵士には、もはや、前線も、敵もなかったのです。

  2006.11.11

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• 泥棒を捕まえてみれば、

  みなさん、パソコンと一緒についてくるマニュアル、操作説明書を、１回読んで、理解できた人はいますか。おそらく、何度も読んで、それでも、理解できない人が多いでしょう。なぜ、理解できない内容なのか。理由は簡単です。マニュアルを作った人は、パソコンのプロであっっても、日本語で書くプロではないからです。以前、国産のあるパソコンメーカーが、小説家にマニュアルの執筆を依頼しましたが、その後、読みやすくなったかどうかは、わかりません。推理小説に、名探偵、名警部、名刑事が、登場します。彼らといえども、犯人をさがすのには、やはり、時間がかかります。事件現場を調べたり、関係者から話を聞いたり、文書、資料を見たり、です。でも、最後には、凡人の及びもつかない推理力で、犯人を名指しします。みなさんは、彼らが、完全犯罪をたくらんで、実行したら、成功すると、思いますか？私は、絶対に成功しないと思います。なぜならば、彼らは、犯罪捜査のプロではあっても、犯罪実行のプロではないからです。昨日（１１月９日）、埼玉県加須市の現職の警察官が郵便局を襲い、指名手配されました。現職警察官の犯罪には、もはや、驚きません。それより、驚いたことは、警察官にしては、犯行がお粗末な点です。一生を棒に振る覚悟でやったとは、思えません。きわめて不謹慎。かつ不適切な言い方ですが、「もっと頭を使って、やれよ」と言いたくなります。裁判で有罪になり、刑務所へ行くと、さぞかし、刑務所内では、イジメられるでしょう。その覚悟は、できているのでしょうか。

  2006.11.10

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• 今度は『国税局』、詐欺の話あれこれ

  今朝（１１月０９日）、出勤前に、新しい手口を使った詐欺のニュースを見ました。今度は、『国税局』のゴム印を押した封筒に「税金が戻ります」の知らせを入れて、郵便で送りつけるのです。それ以上の内容は、わかりません。『国税局』は『国税庁』の一部局ですが、前に必らず、地名がつきます。ですから、ただ『国税局』だけで、しかもゴム印では、それだけで、「おかしい」と警戒心を働かせるべきでしょう。しかし、なんですね、飽きずに、いろいろと、詐欺師の皆様は、詐欺のネタを考えるものですね。たしかに、乞食とおなじで、一度やったら、やめられないでしょう。発明家は、世の中のもの全てが、発明のネタに見えるそうです。起業家、実業家は、世の中のもの全てが、金儲けのネタに見えるのでしょう。虚業家、詐欺師は、世の中のもの全てが、だまし、詐欺のネタでしょう。某政党の前幹事長の『むすこ』は、何に見えたのでしょう。（乗っ取り？、粉飾？）むかしは、詐欺は、『紳士の犯罪』と言われたそうです。『馬鹿では、できない』とも言われました。十分に計画をたてねばなりませんし、実行途中で、不足の事態にも、冷静に対処しなければなりますん。ほとんど、『スパイ大作戦』の世界ですね。むかしの詐欺師は、『特定少数』主義であったようです。彼らから見れば、現在の『振り込め詐欺』などは、『詐欺師の風上にもおけない』、実に『卑怯な詐欺』でしょう。『Ｍ資金詐欺』がありますが、これなどは、６０年以上という寿命の詐欺で、しかも国際的です。忘れたころに、あらわれます。一般国民が被害にあうことは、ないでしょう。かなりの資産、財産を持っていないと、詐欺師も相手にしてくれませんから。いつの世でも、詐欺は、なくらないものです。江戸時代も例外では、ありません。ある人間が考えた手口を真似る模倣犯が出たり、世間が以前の手口を忘れたころに復活させたりで、ほとんど、現在と変わりません。忘れたころに、また『振り込め詐欺』がでるかも知れません。くれぐれも、ご用心、ご用心

  2006.11.09

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• 臓器移植、Ｍ医師の言い分

  以前、人間の体は、金額に換算すると、いくらになるかという話を聞いたことがあります。これは、人間の体を構成する物質（脂肪、カルシウムなど）の量と単価から計算した金額です。いくらであったかは、記憶しておりません。最近、臓器売買が話題になっています。臓器売買、さらには病気で摘出した臓器の『再利用』まで明るみに出て、いまさらながら、『臓器が金になる』時代なのです。人間の体が売買の対象になることは、江戸時代以前、最近でも、３０年以前には、考えられなかったことです。しいていえば、女性の黒髪ぐらいでしょう。臓器の『再利用』を行なってきたとされるＭ医師は、『すてるものを使って、なぜ悪い』と言っているようです。もし、私が腎臓移植が必要になった場合、病気の腎臓でも、移植を承知するか、そんな腎臓はいやだと言って拒否するか、わかりません。その時の、命への執着の度合いにもよるでしょう。１日でも長く生きていたいと思えば、承知してしまいそうです。南ヨーロッパのある国の最大の産業は『誘拐』だそうですが、世界では、臓器移植が『産業』の一分野になっているでしょう。あるメールマガジンによれば、アジアのある国では、国家が、その産業を『経営』しているそうです。ある宗教団体の信者を逮捕、死刑へ、そして遺体から臓器を摘出して、輸出するというのですが、本当でしょうか？さらに信じられないことは、輸出する臓器を調達するために、死刑にしているといわれていますが、事実なりや？これ以上書くと、『よく調べもしないで書くな』とクレームがくるでしょうから、ここで終わりにします。

  2006.11.08

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• 世が世であれば、今日は革命記念日

  本日（１１月７日）は、１９９０年以前のモスクワでは、ロシア革命の記念式典があり、赤の広場で軍事パレードがありました。最近の北朝鮮関連のニュースでは、何とかのひとつ覚えのように、背景画像に『将軍様』と首都平壌での軍事パレードがでますが、あれのもっと大規模なものです。かなり前ですが、映画『００７』のショーン・コネリーがソ連の潜水艦の艦長役で出演した映画がありました。その題名は『レッドオクトーバを追え』でしたが、『オクトーバ』は『１０月』の意味です。ロシア革命が成就した１１月７日は、その当時のロシアで使われていた『ユリウス暦』では、１０月２５日にあたるため、艦名に『レッドオクトーバ』と付けられたのでしょう。実在の艦ではないでしょう。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊例によって、随分と昔の、１９７０年代でしたが、あるソ連研究者が出版した『ソ連の光と影』という本を思いだしました。ソ連社会のさまざまな事象を、光が当たる部分と影の部分から分析した本です。たとえば、あるソ連の労働者の『国家は、我々に給料を払いすぎる。もっと減らしてもよい。』を紹介しています。光が当たる部分は、『さすが、ソ連の労働者は、資本主義国の労働者とちがって、金にこだわらない。国家を第一に考えている』です。では、影の部分を見るとどうでしょう。実は、これは『官製』の運動だったのです。この運動に賛成し、参加しなければ、自分と家族に身にいかなる災いが降りかかるか、わかりません。著者は、この運動を『忠誠心の競争』と評しています。当時は、まだまだ、ソ連が健在な時代でしたが、その著者は、『影の部』でソ連の崩壊のシナリオを書いていました。内容は正確には記憶していませんが、国民の不満が高まったため、政府は、共産党以外の政党の結成を認めます。まるで、雨後の筍のように、自由主義政党、民族主義政党が乱立し、収拾がつかなくなります。それに対する政府の対応は後手後手になり、さらに国民の不満が高まります。いわゆる悪循環におちいり、最後にソ連が分裂、崩壊します。多少は史実と違いましたが、ほぼ、シナリオどおりに、ソ連は崩壊しました。１９７０年当時は、ソ連崩壊など考えられませんでしたから、その先見性には恐れ入るばかりです。そして、その勇気にも感服します。場合によっては、ソ連入国を拒否される場合もありましたから。かつて、共産主義、社会主義にあこがれ、ソ連、中国を理想の国と思っていた世代の一人として、現実の姿を見せられると、初恋の人に裏切られたおもいです。それでも、結局は、これでよかったのでしょうね。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊最後に、その当時のソ連に関するジュークをひとつ紹介します。あるモスクワ市民が、共産党本部に電話しました。　　あるモスクワ市民　　　ある外国人が、ソ連のお偉方の半分は馬鹿だと　　　　　　　　　　　　　言っていますが、本当でしょうか。　　共産党本部の担当者　　もちろん、うそぱっちです。　　　　　　　　　　　　　半分は馬鹿だということは、　　　　　　　　　　　　　半分は馬鹿でないということでしょう。これは、完全なる『考えオチ』です。『ソ連』の部分を変えれば、いろいろなバリエーションが楽しめます。皆様も、お試しくださいませ。

  2006.11.07

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• アメリカの民主党、どこかの国の民主党

  アメリカでは、中間選挙の投開票が始まります。事前の予想では、民主党が、上院、下院の過半数を制する勢いのようです。イラク戦争という追い風があるにしても、アメリカの民主党は、がんばっていますね。どこかの国の民主党とは、大きな違いです。どこかの国の民主党は、チャチなニセメールにだまされたり、同じ日本人の『ハニートラップ』に引っかかったりしています。党の代表も、体調不良で、大事な議会の本会議を欠席しています。むかし、ある国政選挙のテレビコマーシャルで、その代表がロボットに体当たりする場面があったでしょう。その無理が、いまごろになって、あらわれたという説があります。（そんなわけ、ないか）アメリカの中間選挙は、大統領選挙の間にありますから、アメリカ人は２年に１回、政府に対して、成績評価ができるのです。その成績次第で、政権交代が可能なのです。日本で、１０年以上も前に、中選挙区制から小選挙区制に変えました。その理由のひとつに、『政権交代が容易になる』がありました。議員のみなさん、それを忘れては、こまります。政党助成金を受け取っているでしょう。それは、国民の税金から出ているのですよ。

  2006.11.06

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• 今夜は、お月様が、まん丸です！

  本日（１１月５日）の１７時３０分、東の空を見上げると、大きな丸い月が見えました。大きさは、ふだんより４倍以上でした。本日が満月かどうかは、わかりませんが、十五夜、または満月だといわれても、納得します。なんとなく、うれしい気持ちになり、うさぎでなくても、跳ねたくなりました。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊唐突ですが、もし、月が突然無くなったら、どうなるでしょうか。『見えなくなる』ではなく、月そのものが無くなった場合です。月見ができなくなる、そば屋のメニューから、月見そば、月見うどんがなくなる、そういう『笑点・大喜利』の答えはいけませんよ。ずいぶん以前ですが、それを主題にした、アメリカの連続テレビドラマがありました。題名は、まったく覚えていないのですが、主役の俳優の顔だけは、覚えています。昔の『スパイ大作戦』で、顔や声を変えるのが得意な役の俳優でした。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊その俳優は、近未来の月面基地の指揮官です。月面基地の役割は、放射能廃棄物の貯蔵施設です。おそらく、地球上では貯蔵できなくなった廃棄物を月面で、というのでしょう。ある日、貯蔵していた廃棄物が反応を起こしてしまい、発生したエネルギーで、月がロケットのように大宇宙に飛び出してしまいます。数年先に、地球と再会するのですが、地球は、すっかり荒廃しており、人類は住んでいませんでした。太陽、地球、月の微妙な相互の引力で保たれた状態が、月が無くなっため、激変し、天変地異により、地球を荒廃させたのです。我々は、通常はほとんど、意識しませんが、大宇宙も地球上も、きわどいバランスで保たれているのです。そのバランスを小賢しい人類が壊そうとしている、それを押しとどめられるかが、今後の人類の課題です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊お月様の話から、とんでもなくスケールの大きい話になってしまいました。私もここまで、書くとは思ってもいませんでした。では、日本の近くの国の昔話をして、終わりにします。【昔話その１】　　えらい人が現われて、それまでの古い社会を壊して、新しい社会を作りました。　　その社会では、誰もが平等でした（の、はずでした）。　　ある日、そのえらい人は、「雀がたくさんの稲や麦を食べている。一匹残らず、退治しよう」と呼び かけました。　　呼びかけに応じた人びとは、とうとう、その国の雀を全部、退治してしまいました。　　さあ、次の年は、豊作のはずですね。　　ところが、虫の害がひどく、収穫量は激減し、飢え死にする人まで出てしまったのです。　　雀は稲や麦も食べますが、稲や麦を食べる虫も食べてくれます。　　そのえらい人は、そのバランスを壊してしまったのです。　　その責任をとって、そのえらい人は、辞職しましたとさ。【昔話その２】　　この話は、昔話その１の隣の国の話です。　　この国でもえらい人が現われて、それまでの古い社会を壊して、新しい社会を作りました。　　その社会でも、誰もが平等でした（の、はずでした）。　　そのえらい人は、『現地指導』と称して、国内のあちらこちらへ行き、いろいろと能書きを垂れるの が趣味でした。　　ある農村へ行った、そのえらい人は、農民達に、こう言いました。　　　　｢これからは、これまでの３倍の種を蒔きなさい。そうすれば、３倍の収穫がある｣　　農民たちは、その『指導』の通りにやってみました。　　そうすると、土の栄養分が足らなかったり、風通しが悪くなったりで、ほとんど作物は取れませんで した。　　そのえらい人は、責任を取りませんでした。　　いまは、そのえらい人の息子が、えらい人になっています。　　軍人の経歴がないのに、なぜか『将軍様』と呼ばれて、『敬愛』されています。　　もっとも、海を隔てた、ある島国では、『将軍様』は、軽蔑の意味で使われています。　　『将軍様』も、父親と同様に、『現地指導』がお好きです。　　失敗しても、責任は取りません、これからも取るつもりは、ないでしょう。　　死去するまでは。

  2006.11.05

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• ひさしぶりにＮＨＫを見ての感想

  『だれもが、自分の箸づかいと言葉づかいが、最善だと思っている』これを最初に掲げておかないと、私の話が、頑迷固陋な独善と思われる恐れがあります。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ＮＨＫで、毎週土曜日１８時１０分から始まる『週間こどもニュース』を見ての感想です。本日（１１月０４日）は、『必修科目、なぜ教えなかった』、『敬語はむずかしい』でした。『敬語はむずかしい』では、現在、『敬語』として話されていることが、誤っている場合があるという内容です。皆様も、よく『、、、、、させていただきます』の言い方を聞いたり、自分でも話しているでしょう。文字で書かれた場合は、『いただきます』が『頂きます』や『戴きます』になっていますね。これらは、完全な当て字です。日本語を知らない中国人、台湾人に見せても、通じません。これは、ワープロ、パソコンによる、文書作成の影響でしょう。本日の『敬語はむずかしい』では、『日本人は、長く言えば、丁寧になると思っている』と解説していました。私は、『これらの言い方は、ファーストフード、コンビニ業界が発信源である』と考えています。そういえば、あの業界は、『１００円からお預かりします』、『、、、になります』、『ご注文の方は』などと、常に日本語に新鮮な息吹を吹き込んでいます。それでも、可能なかぎり、丁寧に言おうとする基本方針ですから、勘弁しましょう。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊その逆が、テレビ業界、特にバラエティー番組関係です。その代表例が、『ヤバイ』、『マジ』です。私は、『ヤバイ』はヤクザ、暴力団が使う言葉、『マジ』は落語家が使う言葉であると、思っています。『マジ』はともかく、『ヤバイ』は善良なる国民が使うべきではない、ましてや、若い女性が使ってはいけないと、主張します。それらの言葉を使わなくても、会話はできるはずです。ところで、私の息子は、あと数年で、結婚相手を連れてくるはずです。その女性が、結婚相手（つまり、私の息子）の親に向かって、『ヤバイ』、『マジ』を連発したら、どうしましょうか。そうならないため、息子に、話しておきましょう。自分達の会話では、『ヤバイ』、『マジ』を使ってもいいが、私の前では、使わない話し方ができる女性を見つけなさい、と。

  2006.11.04

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• 文化の日（旧明治節）に思う

  本日（１１月３日）は、『晴の特異日』といわれるだけあって、秋晴れでした。戦前は、明治天皇の誕生日であるこの日を『明治節』とよんでいました。明治天皇の御聖徳で、この日は必ず晴れるといわれたそうです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ごく最近、立石優氏の『徳川慶喜と勝海舟』を読みました。徳川慶喜は、徳川将軍の第１５代、いわゆる『最後の将軍』です。奇しくも、足利幕府の最後の将軍、足利義昭も第１５代でした。慶喜、義昭は、力量に差はありましたが、崩壊する幕府の建て直しに力を尽くしました。しかし、歴史の歯車を逆に回すことは、できませんでした。それでも、彼らは、寿命を全うして、たたみの上で死ねましたから、幸せだったでしょう。京都駐在時代に慶喜が、後に明治天皇となる人に会っていたかどうかは、わかりません。初めて慶喜が明治天皇に拝謁したのは、実に明治３１年でした。慶喜が居城とした、かつての江戸城である皇居に、慶喜が参内したのです。両者が、どんな話しをしたかは、わかりません。それでも、両者は、万感、胸に迫るものがあったにちがいありません。慶喜の死去は大正２年、享年７７歳、初代の家康より２歳も長命です。そして、写真が現存する、唯一の徳川将軍です。

  2006.11.03

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• 行く秋を惜しんで、たまには詩的に、、、、

  本日の東京は、風があり、快晴ではありませんが、まずまずの秋晴れの天気でした。１１月ですから、いわゆる『晩秋』です。秋以外の季節に『晩』をつけると、『晩春』、『晩夏』、『晩冬』になります。私は、この中では、『晩秋』と『晩夏』に季節の変化を感じます。『晩秋』は、これから厳しい冬が来るぞという覚悟をさせられます。『晩夏』は、『宴の後』、『祭りの後』の物悲しさを覚えます。子供の頃の『夏休みの終わり』の記憶が残っているのかも知れません。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊『小春日和』という、言葉があります。これは、春でなく、秋、しかも晩秋の言葉です。外国語で、これに該当する言葉で私が知っているのは、英語（米語？）の『インディアン・サマー』、ドイツ語、ロシア語の『老婦人の夏』です。なぜ、『インディアン・サマー』なのかはわかりません。『老婦人の夏』は、老婦人が公園のベンチで、日向ボッコをしている光景が目に浮かびます。ヨーロッパ、ロシアの夏は、日本の夏ほど、暑くないので、『老婦人の夏』という言い方になるのでしょう。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ところで、ロシア語には、『腐った冬』という言葉があるそうです。どういう冬だと思いますか？？？？？日本語では、『暖冬』に相当するでしょう。日本でも、暖冬になると、雪の量が少なくなりますから、夏に水不足が起きます。水は、米の成長に不可欠ですから、米の収穫量に影響してきます。以前は、産業や家庭で使う電力の８０％（うろ覚えです）、水力で発電されていましたから、電力不足の恐れもありました。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊では、暖冬の場合、かつてのソ連では、どういう影響があったでしょうか。結論を先に言えば、『世界の穀物価格が高騰』しました。ソ連の穀倉地帯では、秋に、翌年の春、夏に収穫する麦の種をまいていました。それは『秋まき小麦』と呼びます。冬が寒くて、雪が多いと、その種は『雪の布団』におおわれます。その『雪の布団』は、母が干してくれた布団と同じで、種をやさしく包んでくれます。種は、熟睡しながらも、根をだして、しっかりと大地に根付き、翌年の収穫期をむかえられます。それは、豊作のあかしなのです。ところが、『腐った冬』であれば、母の愛の『雪の布団』が薄く、小さいですから、冬の風で、多くの種が飛ばされてしまい、大地に根付くことが、できません。それは、収穫量の大幅減少となります。そのため、不足分を補うため、春になると、また麦の種をまきます。それは『春まき小麦』と呼びますが、『秋まき小麦』に比べると、生育期間が短いため、収穫率はよくありません。いずれにせよ、不作になることは、免れません。そうなると、ソ連は不足分を、アメリカ、カナダなどから大量に輸入します。したがって、アメリカ・シカゴの穀物市場が高騰する、というわけです。まさに、『風が吹くと、、、』のソ連版です。

  2006.11.02

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• 茨城のある高校で、、、、、、

  今朝のニュースによれば、熊本県民が怒っています。何に対して、怒っているか？高校での履修不足、履修偽装が明るみにでましたが、調査の結果、熊本県だけが、そういう事実がなかったというのです。文部科学省では、救済処置をとろうとしていますが、熊本県民からみれば、『そういう処置は、不公平だ』となるのです。そして、ついに犠牲者がでました。茨城県立高校の校長が自殺したのです。本年４月に赴任した校長です。かなり、以前からあったのでしょう。『なにも、死ぬことは、ないでしょう』は、関係者でない、単なる傍観者の言うことでしょう。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ところで、その校長の高校は『佐竹高校』です。多少なりとも、歴史に詳しい人は、徳川御三家の水戸徳川家が成立する前は、常陸は佐竹家が統治していたと、気づかれるでしょう。その高校がある場所、常陸太田は、第二代藩主の『黄門さま』光圀の隠居地です。以前のＴＢＳの人気ドラマ『水戸黄門』の第１回は、必ず、隠居地の西山荘（せいざんそう）から始まります。現在の茨城県は、すべてが常陸国ではありません。県西部の西は、下総国です。そして、常陸国の南部は、江戸時代でも別の大名が統治していました。水戸徳川家の前は、佐竹氏が統治していました。佐竹氏は、源氏の流れをくむ由緒ある名族です。関が原の合戦で、東軍と西軍の双方に味方したため、戦後、常陸５４万石から秋田２０万石へ、『左遷』されました。関が原で、『左遷』、『大幅減給』された、毛利、島津、佐竹は、いずれも名族中の名族です。『源氏の嫡流の新田氏から出た』と称しているだけの、徳川氏など、『どこの馬の骨』と思っていたかもしれません。佐竹氏は、常陸の民に善政をしいたようです。秋田へ去った佐竹氏を慕って、狸、狐、猪までが、秋田へ移ったといわれています。動物どころか、地下の金銀の鉱物までが、常陸から去っていってしまいましたとさ。これは、地元にのこる言い伝えです。水戸家は、紀州家、尾張家に比べて、貧乏でした。貧乏である理由をこじつけた話でしょう。『関が原の敗者』の毛利、島津は、『薩長同盟』を結んで、屈辱を晴らしました。幕末に東北諸藩が『奥羽列藩同盟』により、新政府に対抗しましたが、秋田の佐竹は、新政府側につきました。『関が原の敗者』は、２６７年後に、時代を変えたのです。

  2006.11.01

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• 人口が減っていく！！！！

  　総務省が２００５年度の国勢調査確定値を発表しました。　それによれば、２００５年１０月１日の総人口は、１億２７７６万７９９４人でした。　これまでの総人口のピークは２００４年１２月の１億２７８４万１０００人ですから、はやい話が、人口減少時代に突入したのです。　第一次石油ショック後に、日本は高度経済成長から、一転して減速経済を体験しました。　バブル崩壊後に、日本はデフレ経済を体験しました。　そして、今度は、『人口減少』です。　日本の総人口の『１億人突破』が、いつであったか、まったく記憶にないのですが、その時、「せまい国土に、こんなに人口が増えて、食べる米が足りるのか」と心配したことは、覚えています。　その米が余って、減反政策が必要になるとは、思ってもみませんでした。　皆様には、それぞれ、「こんなことになるとは思わなかった」ということがあるでしょう。　私の場合は、以下の通りです。　　　１．人口が減ること　　　２．米があまること　　　３．国鉄がなくなったこと　　　４．ソ連が崩壊したこと　　　５．自民党単独政権が崩壊したこと　　　６．自民党が野党になったこと　　　ほかにも、まだまだ、ありますが、きりがないので、　最後に　　　９９．両親がなくなったことです。　いつごろまでかは覚えていませんが、「自分が生きている間は、両親も生きている」と思っていました。　つまり、「人間は、いつかは死ぬ」がわかっていなかったのでしょう。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊*＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　さきほどの１．は、いうまでもなく、『少子高齢化』につながります。　総務省の発表にも、それがはっきりとあらわれています。　ところで、この『少子高齢化』は、欧米日の先進国だけでは、ないのですね。　となりの大国が、まさにそれです。　公式の人口は１３億人ですが、これには『闇の人口』（一人っ子政策に反して生まれたため、戸籍をもてない人々）が含まれていません。　数だけでも巨大なのに、中身は、日本と同じ『少子高齢化』が進んでいます。　１億人でも、『少子高齢化』が問題になっており、果たして国家を維持できるかという恐れがあります。 あの巨大国家が崩壊した場合、その影響ははかりしれません。　日本、世界、そしてあの国は、それにどう対処するのでしょうか。

  2006.10.31

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• 兄上、お覚悟めされい！　弟、ボウガンで兄を撃つ

  かなり前ですが、『矢がも』がニュースになりましたね。ボウガンで、体を射抜かれながら、何事もなかったかのように、泳いでる姿が、報道されました。ある評論家か、タレントが、「あのままに、しておいたほうがよい。誰も撃とうとしないから」と言っていました。たしかに、そうです。あの『矢がも』を撃ったら、『全国民の敵』、『鬼』、『ひとでなし』、『非国民』のレッテルを貼られたでしょう。先日（１０月２８日）、『矢人間』（不適切な表現ですが、お許しあれ）が登場しました。東京で、隣室でテレビを見ていた兄に、弟がボウガン３発を発射し、そのうちの２発が頭に命中しました。矢が、頭蓋骨を貫通し、脳に達したというのですが、兄は自分で矢を引き抜き、１１０番をしたそうです。なぜ、弟が兄にボウガンを発射したか。「普段から、テレビの音がうるさかった」が、その理由だそうですが。その兄弟は、両親はすでに亡くなり、兄弟二人で暮らしていたのでしょうが、弟は、ずっと無職です。いわゆる『ニート』なのです。江戸時代の武家の家でいえば、『部屋済み』です。私が聞いたり、見たりした内容では、兄が結婚しているのか、結婚しているならば、兄の妻、子は、どうしたのかは、わかりません。これもかなり以前ですが、隣のピアノの音が原因で、殺人事件がありました。昔は、チャンネル争いで、親子げんか、兄弟げんかが起こり、時として、傷害事件、殺人事件にまでなっていました。いまや、一部屋に一台の時代になれば、さすがにチャンネル争いは、ありません。テレビが世の中に商品として出始めたころは、高くて、普通の家では買えませんでした。一家に一台でなく、ひとつの町内に一台といっても、おおげさではありません。夏になると、町内のみんなが、そのテレビのある家に集まります。もちろん、テレビを見るためです。そうなると、その家では、チャンネル権を主張できません。自分の家のテレビでありながら、チャンネルを自由に変えられません。もし、そんなことをしたら、町内から仲間はずれにされます。もし、議員であれば、次の選挙では、落選を覚悟しなければならないでしょう。街頭テレビでプロレスを見るというのも、夏の風物詩でした。そのプロレスを見ながら、いつになったら、あのテレビを自分の家で見られるだろうかと、考えたものです。そのテレビが、部屋ごとに置かれるとは、想像もできませんでした。さらに、テレビが政治の流れまで変える力を持つことも、想像の彼方でした。今は、政治家もテレビ映りがよくないと人気がでないため、テレビ出演では、化粧をしています。毎週日曜日になると、必ず画面に出てくる『先生』もいます。人気を気にしだすと、国民に媚びる政治家も出てきます。『良薬は口に苦し』で、耳あたりのいいことばかり語るのです。さらにひどくなると、ウソを放送することもありえます。どことは言いませんが、国によっては、『テレビにうつるもので、信用できるのは、時刻だけだ』というジョークもあります。日本のテレビが、そこまでいっていないことを祈ります。

  2006.10.30

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• たかが『クラッカ－』、されど『クラッカー』、関西国際空港にて

  １０月２１日、関西国際空港でのお騒がせ事件です。関西国際空港から札幌行きに搭乗した乗客が、機内に『クラッカー』を持ち込んでいました。機内放送で、『持ち込み禁止』を知った乗客の申し出により、誘導路へ向かっていた搭乗機が搭乗ゲードへ引き返しました。それやこれやで、出発が２時間１０分遅れました。その乗客というのが、北海道のある高校の生徒でした。『関西国際空港から』ですから、外国への修学旅行の帰途なのでしょう。おそらく、オーストラリアでしょう。（ちがっていたら、ごめんなさい）オーストラリアは、治安がよく、親日的なため、修学旅行の目的地として、最近、注目されています。私の考えでは、もうひとつ理由があると思うのです。それは、事故が起きた場合の補償の問題です。オーストラリアの一人当たりの所得は、日本とそれほど変わりません。たとえば、死亡事故が発生した場合、それがオーストラリア側の責任であれば、日本で起きた場合と、ほぼ同じ補償を受けられます。これは、かなり前の、中国上海郊外での列車事故で、高知県の高校の修学旅行生が亡くなった時の補償交渉を思い起こせば、学校関係者、旅行関係者の選択もわかるというものです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊しかし、それはそれとして、今回の『クラッカ事件』は、お粗末でした。『クラッカ』は、『火薬類』の扱いで、機内持ち込み禁止なのですね、知りませんでした。そうですね、花火と同じですから。それを持ち込み可にすると、タダの酒で酔っ払い、成人式と勘違いして、機内で鳴らすバカもいるでしょうから。まさか、わざわざ日本から持って行ったとは、思えませんから、旅行先でみやげに買ったのでしょう。添乗員も、引率の教師も、生徒が『クラッカ』を買うとは、思わなかったのでしょう。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊搭乗機の出発が、２時間１０分遅れたことの影響を考えてみましょう。乗客の中には、札幌の千歳空港から他の空港への航空機へ乗り継ぐ人がいたでしょう。乗り継げなくて、大事な商談がキャンセルになった、親の死に目に会えなかった人がいるかも知れません。その人たちは、誰に補償を要求するのでしょうか。航空会社か、修学旅行主催の旅行会社か、アホな生徒の学校か、さあ、どこなのでしょう。この時期は流行シーズンではありませんから、乗客の多くは、北海道在住者でしょう。この話は、あっという間に広がるでしょう。この学校は、『機内にクラッカを持ち込もうとした、アホな生徒のいる学校』として有名になるでしょう。卒業生の就職、進学に影響がでるかも知れません。関西国際空港から千歳空港までの１時間は、そのアホな生徒、他の生徒、引率の教師、添乗員には、長い長い、『針の莚（はりのむしろ）』であったでしょう。その添乗員は、｢来年は、あの学校の添乗員はいやだ｣と思っているでしょう。年末のボーナスの額の再計算をしているかも知れません。その学校では、その年度の卒業生のアルバムから、修学旅行のページを削除しようと考えているでしょう。そして、今回の修学旅行は、その学校では、永遠の『タブー』とされるでしょう。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊記事を追加します。もし、その生徒が、『クラッカー持込』を申し出なかったら、その後は、どうなっていたでしょう。

  2006.10.29

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• 安東から丹東へ、鎮南関から友誼関へ、歴史を記す改名

  さて、本日（１０月２８日）見たニュースについてのお話です。北朝鮮との国境にある中国の都市、丹東市の話題です。以前は、丹東はマンション建設ラッシュで、つくるそばから完売していたそうです。ところが、北朝鮮の核実験依頼、売れ行きが悪くなりました。実験場とされる地点から、５００キロしか離れていません。東京と大阪間の距離と同じです。旧ソ連のチェルノブイリの記憶もありますし、危険を感じるのも無理はありません。どれくらいの価格のマンションかと申しますと、ニュース画面では、２００平米で日本円２，０００万円でした。日本では、超格安物件ですが、中国の平均年収から見れば、手が届かない物件でしょう。この丹東は、中国と北朝鮮の国境である鴨緑江の北岸にあり、南岸は北朝鮮の新義州です。丹東と新義州は、鉄道で結ばれています。太平洋戦争前は、朝鮮半島南端の釜山から、京城（現在のソウル）、平襄を経由して、満州（現在の中国東北部）の奉天（現在の瀋陽）への国際列車が通っていました。現在は、北京と平襄、平襄とモスクワを結ぶ国際列車の通り路です。あの飛行機嫌いな『将軍様』は、中国訪問には、必ず、ここをお通りになるのです。もちろん、専用の豪華列車で。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊私の手元にある１９６３年版の世界地図では、『丹東』でなく、『安東』と記されています。インターネットで調べると、１９６５年に、『安東』から『丹東』へ改称されています。では、なぜ？、何故？、Ｗｈｙ？　為什痲？（本当は、痲ではありません）私の想像ですが、『安』に問題があったためでしょう。日本語で、『安』は、安心、安らか、物の値段が高くない、等の意味です。現代中国語では、安らかにする、安らかにさせる、という意味があると、私は考えています。つまり、『安東』とは、『東にある朝鮮半島を、中国のために、安らかにする』ではないでしょうか。もっとひらたく言えば、朝鮮半島に対する『監視台』、『お目付け役』が『安東』なのです。こんな名前の都市が、隣にあったら、いやですね。北朝鮮が中国に文句を言ったか、あるいは、中国が北朝鮮に配慮して、自発的に変えたかだと思うのです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊もうひとつ、実例を紹介します。ベトナムとの国境にある、中国の国境事務所は『友誼関』といいます。いわば、『友情の出入口』でしょうか。この地は、すくなくとも清朝時代は、『鎮南関』という名前でした。すごい名前でしょう。『南（ベトナム）を鎮める関』です。これでは、ベトナム人が面白くないですね。これも、ベトナムに配慮して、１９５３年に『睦南関』、１９６５年に現在の名称に変えています。１９７９年の中越戦争では、中国軍は、この『友誼関』を通って、ベトナムに進攻したのでしょう。中国軍の将兵は、どのような気持ちで、『友誼関』の文字を見たのでしょうか。

  2006.10.28

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• おなつかしや、白装束集団のみなさん！

  昨日（１０月２６日）の朝、テレビのニュースを見て、驚いたことがあります。それは、『パナウェーブ研究所の千乃代表が死亡』です。『パナウェーブ研究所』と聞いても、「なんだったかな」と思う人がほとんどでしょう。私も、ずっと忘れていましたから。それでは、『どこかの国からスカラー波で攻撃されている白装束集団』といえば、思いだす人もいるでしょう。その女性代表が、千乃氏（苗字か？、名前か？）で、享年７２歳（違っているかもしれません）でした。でも、なぜか、テレビ画面の写真は、３０歳後半から４０歳代の顔でした。代表の側近が、現在の写真を公開していないのでしょう。『白装束集団』がテレビのニュースで報道されたのは、５年前でした。５年前の報道では、『白装束集団』の広報担当は、「代表は、スカラー波の攻撃を受けていて、あと３日の命です」と言っていたそうです。『スカラー波』の攻撃を受けていたにしては、５年間も生きのびたのですから、実にすごい生命力です。あの集団を、どう認識するかですが、私は、宗教団体ではないかと思っています。宗教団体は、古今東西、『殉教者意識』を持っています。他人に迷惑さえかけなければ、あの団体が、何を考えて、どうしようと勝手です。しかし、『電磁波除け』と称して、白い布を巻きつけられた木は、かわいそうですね、迷惑ですね。ほかに迷惑を受けたのは、松下電器ではないか、私は思っています。松下電器には、音響製品部門があり、その研究を行なう部門があるはずです。『パナ』から『パナソニック』を連想してしまうのです。『パナウェーブ研究所』、うむ、いかにも、松下電器の関連事業所らしいでしょう。それが、まったくの取り越し苦労であれば、幸いです。

  2006.10.27

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• 吉野家と松屋、東京・五反田で見た経営路線のちがい！

  サラリーマンで、弁当を持たない人、社員食堂を利用しない人は、通常は外の食堂で食事をとります。「どこで、何を食べるか」という選択は、しばしば仕事よりも多くのエネルギーを使います。１回の昼食にいくら費用を使うか、人それぞれですが、一般には、地方より都会が安いと、私は思っています。いわゆる『需要と供給のバランス』の法則でしょう。おなじ東京という都会でも、地域によって、かなりのバラツキがあります。私の個人的体験のみで申しあげれば、『神田は安く、五反田は高い』です。あちこちで仕事をして、昼食時に安い店をさがしていると、自然と『鼻』が効いてきます。昨年の１２月から本年の３月まで、神田で仕事をした時は、４日間で、５軒の安い店を発見しました。私の『安い店』の定義は、『５００円以下で定食が食べられる店』です。５軒あれば、毎日ちがう店で食べられますから、なんとなく、精神衛生によく、仕事の能率もあがるという、きわめて安価な人間なのであります。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ところが、本年７月から、横浜市内の京浜東北線の某駅近くに、仕事先が変わってから、昼食事情が激変しました。安い店が、なかなか見当たらないのです。どこへ行っても、定食が６００円、７００円で、なかには８４０円の店もあります。まるで、商店街が『談合』をしているかのような高いお値段です。やむをえず、最初は、牛丼の『松屋』へ日参しました。５００円以下の定食を日替わりで食べようという作戦です。それでも、日を重ねているうちに、安い店を３軒見つけましたので、１軒に通い詰めという状況は解消しました。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊本日（１０月２６日）、『神田は安く、五反田は高い』の五反田で仕事をしたため、五反田駅周辺で食事をしました。山手線五反田駅の西口と東口が繁華街なのですが、いくら探しても５００円以下の店がないのです。探している最中に、ピンクサロンの客引き、出勤途中？のマッサージ嬢に声をかけられるという、おまけまでつきました。『やむを得ず』、『牛丼一筋？？年』の『吉野家』で食事をしてしまいました。『吉野家』での食事は、３年ぶりです。食事中、私は、常に自己暗示をかけていました。その自己暗示とは、『食事を終えて、店を出る前に、お金を払うんだぞ！』です。『松屋』は食券を買う『先払い』ですが、『吉野家』は、なぜか『後払い』なのです。『松屋』の常連としては、『吉野家』で食事を終えると、そのまま店を出てしまう恐れがあります。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊逆のケースを考えて見ましょう。つまり、吉野家の常連が、松屋で食事する場合です。吉野家常連氏は、習慣により、松屋のカウンタの椅子に座って、「豚丼」と言ってしまいます。店のスタッフは、「食券を買ってください」と言います。それを見た、松屋常連氏たちは、「このド素人め」という、冷たい目を向けます。これは、牛丼業界トップ？の吉野家の常連としては、非常なる屈辱です。しかし、吉野家常連氏の屈辱は、まだ終わりません。食べ終わったあと、習慣により、また、お金を払おうとします。店のスタッフは、「さきほど、いただいております」と言います。それを見た、松屋常連氏たちは、心の中であざ笑い、「この救いようのないド素人め」という、さらに冷たい目を向けます。まあ、それでも、このケースでは、吉野家常連氏は屈辱を２回あじあうだけです。違法行為は、まったくありません。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊松屋常連氏が、吉野家で、うっかり、お金を払わず、店を出てしまった行為は、どうでしょうか。これは、疑いようがない『無銭飲食』です。りっぱな違法行為です。逮捕され、起訴され、有罪になっても、文句はいえません。ある特定の松屋常連氏を、別件逮捕するには、いい口実です。店を出る前に声をかけずに、出てから、つかまえるとは、実にすばらしい作戦です。私は、最近、ブログやメールマガジンで、某国の批判を書いていますので、罠にはめようとするグループがいるかも知れません。（そんやつ、おれへん！）それを思うと、吉野家で食事するのも、命がけとなってきました。

  2006.10.26

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• 『似非』でなく、『ニセ』と書け！

  関西のある県庁職員の、民間会社では考えられない勤務実態が明らかにされました。その職員は、５年半で８日しか出勤しないで、２、５００万円の給与を受け取っていたそうです。１日当たりの給料は３００万円を超えます。これはアメリカの大リーグで、年俸３億３５００万円（ＡＰ通信発表）をもらう選手が、１試合で稼ぐ金額を大きく上回ります。その県の規則では、１回の病欠で９０日まで休めますが、別の病気にすれば、また９０日まで休めます。それを悪用した行為です。知事も上司も、それを知ってか知らずか、民間企業のサラリーマンには、実に羨ましいですね。どうも、その職員は、『同和団体』に関係しているか、または関係していたといわれています。どうも世間は、『同和』と言われると、何も反論できなくなるようです。それにつけこんだ、悪質な団体、人物がのさばるのです。それらに対して、『似非（エセ）同和団体』という呼び方をしているのが、不思議です。はっきりと、『ニセ同和団体』と呼んではいけないのでしょうか。私のもっている辞書をみれば、『似非』は、『似ているようだが実はそうでない意』とあります。「だから、どうなんだ。ニセとは、どうちがうのだ？」と言いたくなります。ついでに、もうひとつ。北朝鮮のあの行為は、『拉致』ではなく、『誘拐』でしょう。以前のある新聞は、『拉致』を『ら致』と書いていました。意味を曖昧にするには、実に効果的ですね。『拉』は当用漢字にないからというのが、その理由でした。まさか、文部省（当時）も関係していたりして。

  2006.10.25

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• 『大和』の由来、教えます。でも人に言わないで。

  昨日（１０月２３日）は、新潟の中越地震から２年目です。山古志村では、土砂で埋められたため、復旧の目途が未だにたってない地区があるそうです。そうなると、『かつて、この下にＸＸという地区があったのだよ』と言われるかもしれません。『それに負けずにがんばってください』としか言えなくて、なぜか申し訳ない気持ちになります。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊この『中越地震』という文字を、中国人、台湾人が見たら、どう理解するでしょうか。『中国とベトナムの両国で地震が発生した』、または『中国とベトナムの国境で地震が発生した』と理解するでしょう。中国語では、『越』はベトナムの略語です。ベトナムを中国語では、『越南』と表記します。『呉越同舟』という言葉があります。考え方、目的、手段、理想が異なる人間が同じ舟に乗っている、乗っている間は、平穏だと、私は理解しています。この言葉は、中国歴史の『春秋戦国時代』に、現在の中国南部にあった国の名前から作られました。当時の文明、文化の中心は、黄河流域であり、長江（揚子江）以南の地は、文化が遅れた異民族の地と見られていたようです。現在の台湾で、台湾人が話す土着の言語の名称は、人により異なっています。日本人は『台湾語』、台湾での公式名称は『ミン南語（ミンは、門構えに虫）』、台湾意識のつよい台湾人は『ホーロー語』と読んでいます。以上は、私が知っている名称ですので、ほかにも、まだあるでしょう。『ミン南語』のミンの文字に、虫が含まれていることは、文化の中心地に住む人から見た、蔑視の現れです。『魏志倭人伝』に、当時の日本にあったとされる国名が記載されていますが、ほとんどの国名に、邪、馬、狗が使われています。動物の文字は、『悪字』とされています。動物以外の『悪字』もありますが、以前は、『悪字』は、中国の周辺の民族や、その国に使われていました。『魏志倭人伝』には『倭国』も登場します。『倭』は『小さい』という意味ですが、悪口に使われると『チビ』になります。この『倭』を『和』に変えて、それに『大』をつけて、『大和』になったのです。でも、ほんとうでしょうか。自分で書いていながら、半信半疑ですから、ほかの人が信じるはずありませんね。でも、ひまな時の話のネタには、いいでしょう。

  2006.10.24

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• 晩餐会の挨拶に口を出すな！

  本日（１０月２３日）は、２年前に新潟中越地震が起きた日です。それについて書くつもりでしたが、あるメールマガジンで、先日の安部首相の中国訪問の『深刻なエピソード』が掲載されていましたので、紹介します。以下は、伊勢雅臣氏発行の『国際派日本人の情報ファイル』No.1202 (H18.10.23)の引用です。－－－－－－－－－　引用の始まりです　－－－－－－－－－－－－－－－－■３．「なぜ私のあいさつの内容を中国側が知っているんだ？」■ 　８日夕、温家宝首相主催の晩餐（ばんさん）会の直前。 胡錦濤国家主席らとの一連の会談を終え、人民大会堂内の 一室でひと息ついていた首相の表情がサッと険しくなった。 　外務省高官が「中国側の意向」として、あいさつの修正 を求めてきたのだ。 「なぜ私のあいさつの内容を中国側が知っているんだ？」。 首相の問いに高官は押し黙った。「こちらは温首相のあい さつを把握しているのか？」。答えはなかった。相手の機 嫌を損なわないことを最重視してきた外務省の「外交術」 がかいま見えた瞬間だった。 「それではあいさつはできないな…」。首相の一言に高官 らは狼狽（ろうばい）したが、首相は頑として譲らず、あ いさつはキャンセルとなった。[1] 　日本の首相の挨拶は中国側がチェックするのに、中国側の挨 拶は日本側が知りもしない。こんな不平等な事を、外務省は平 気でやってきていたようだ。－－－－－－－－－　引用の終わりです　－－－－－－－－－－－－－－－－国際外交の儀礼としては、どんなに深刻な懸案事項があろうとも、晩餐会では「これから仲良くしましょう」式の、あたらずさわらずの挨拶をするはずです。かつての中国の江沢民国家主席の宮中晩餐会における挨拶は、別ですが。『挨拶を修正してほしい』という中国側の『意向』などは、担当者レベルで拒否すべきです。日本は中国の『朝貢国』でもなく、ましてや『属国』ではないのですから。

  2006.10.23

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• 『将軍様』の悩み事、ただし徳川吉宗です。

  昨日（１０月２１日）、ニュースサイトの芸能欄を見ていました。すると、『歌舞伎俳優の中村梅雀（ばいじゃく）（５０歳）が２５歳年下の女性と結婚』が目に入りました。ところで、皆さんは、中村梅雀をご存知ですか、または覚えていらっしゃいますか。ＮＨＫの大河ドラマ『八代将軍吉宗』で吉宗の長男の家重を演じた俳優です。あの吉宗は、『暴れん坊将軍』の松平健ではなく、西田敏行が演じていました。実際の吉宗の体格、顔はどうだったのでしょうか。記録から推測すると、身長は松平健、顔は西田敏行だったようです。江戸時代は、日本人の体格の伸びが最も低かった時代でした。吉宗が家臣達と並ぶと、彼の頭が飛び出して見えたそうです。顔は、美男子とはいえないようだと書かれています。男の子は、母親に似ると言いますから、吉宗の母は、美人でなかったでしょう。おそらく、美人でない大柄な女性だったでしょう。『八代将軍吉宗』では、山田邦子が演じていましたが、役柄にあっていたかどうかは意見が分かれるでしょう。吉宗の父の光貞は、健康な女性が好みだったのかもしれません。その好みは、息子の吉宗にも受け継がれています。ある百姓家に立ち寄った時、その家の娘が米俵を二つ、抱えているのを見て、城に連れ帰ったというエピソードもあります。吉宗の側室は、いずれも健康な女性でした。しかし、長男の家重は、健康であるとはいえませんでした。その家重を、父の吉宗は後継者にしました。戦国時代であれば、弟の宗武、または宗尹が後継者になっていたにちがいありません。そうでなければ、周辺の強力な勢力に圧迫され、徳川家は滅亡していたでしょう。しかし、平和な時代では、事情が違っています。『八代将軍吉宗』の作者であるジェームス三木は、その回答をさりげなく、ドラマにおり込んでいました。父の弟、叔父の松平頼純のお家騒動です。叔父は、最初、長男を後継者にしたのですが、わけあって長男を『廃嫡』し、幽閉しています。叔父の松平頼純は、臨終間際、自分の決定を後悔し、吉宗に『決して長幼の序を誤ってはならない』と諭しています。これが、吉宗の心に残り、家重を後継者にした、これがジェームス三木の解釈です。実際は、何が原因であるかは、わかりません。家重が次の将軍になったことで、別の問題がおきていますから、人間の世はわからないものです。

  2006.10.22

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• トルココーヒーの飲み方

  昨日（１０月２０日）、トルコのバス事故について、書きました。かなり以前に、トルコへ留学した日本人が書いた本の中のエピソードを紹介します。トルコでのコーヒーの飲み方についてです。そもそも、コーヒーをヨーロッパに伝えたのは、一説によれば、トルコ人なのです。１５世紀から１７世紀のトルコは、アジア、アフリカ、ヨーロッパの三大陸にまたがる大帝国でした。いわゆる『オスマン・トルコ帝国』です。バルカン半島は、ながらくトルコの支配下にありました。以前、ボスニア紛争で、セルビア、クロアチア、ムスリム（イスラム教徒）の三つ巴の戦闘がありました。その当事者のムスリムは、トルコ統治時代の置き土産です。その『オスマン・トルコ帝国』全盛時代の１６８３年に、トルコ軍がオーストリアのウィーンを包囲攻撃しました。他のヨーロッパ諸国の救援により、ウィーンは守られ、トルコ軍は撤退します。そのトルコ軍の駐屯地に残されたコーヒー豆が、ヨーローパにコーヒー文化が栄える最初の一粒でした。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊トルコのコーヒーは、日本とは違います。相当に濃いコーヒーを入れたカップには、砂糖、ミルクを入れずに飲みます。テーブルには、硬い角砂糖を入れた器が置いてあります。トルコ人は、この角砂糖を、時々かじりながら、コーヒーを飲みます。ある喫茶店で、その日本人留学生は、トルコ人の老人に、なぜ、このような飲み方をするのか、トルコ語で聞きました。その老人いわく、　　日本のお若い方、これは、人生と同じじゃよ。　　人生は苦しい。　　つねに苦しい思いをしながら、時々は、楽しさを味わう。　　そうしなければ、生きていられない。　　それと同じじゃよ。

  2006.10.21

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• ふたつのことわざ、トルコのバス事故

  トルコで、今週１７日（火）１９時３０分（日本時間では１８日）、日本人観光客を乗せたバスの横転事故が発生しました。この事故で、観光客の一人が死亡し、２３人が負傷しました。負傷者の女性の一人の氏名が、かつて、ＮＨＫの『おしん』の少女時代を演じた俳優と同じでいた。このツアーを企画した旅行会社のホームページでは、『当日、現地では雨が降っており、スリップして横転した』との記載がありました。当日、私が見たテレビニュースでは、『当日の予定が３０分遅れていた。その遅れを取り戻すため、バスはスピードをあげていた』といっておりました。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊私は、このニュースを見て、思い出したのは、１年半前のＪＲ福知山線の脱線事故でした。記憶では、ダイヤの遅れを取り戻すため、カーブでも速度を落とさなかったため、脱線し、線路際のマンションに突っ込みました。関西圏では、異なる会社の線路が並行して走っている区間が多いですから、まさに、狂走、もとい競争が激しいのです。数分でも電車が遅れると、厳しい処分が待っていたようです。電車の運転手は死亡しましたが、事故直前は、運転手はパニック状態であったと、推測されています。そんな恐ろしい実態が、世間に知られることはありません。その実態を少しでも世に知らしめるためには、この国では、多くの犠牲者が必要なのです。トルコのバス事故の原因はいろいろあるでしょうが、そのひとつは、費用を安くするため、強行日程を組んでいることです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊最後に、ふたつのことわざを捧げます。　　日本では　　今日すべきことを、明日にのばすな。　　日本以外のほとんどの国では　　明日すればいいことを、今日するな。

  2006.10.20

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• 能力と意志の関係（北朝鮮の核について）

  最近、政治、経済、軍事関連のメールマガジンを購読しています。もちろん、すべて無料です。最近は、北朝鮮の核実験に関する論評が、多くのメールマガジンに掲載されています。国連の安保理の決議による制裁、日本独自の制裁が発動されています。これに対する民主党の見解は、「ロシアや中国の核には、何も言わないのに、北朝鮮の核に対してだけ、制裁をするのは、おかしい」です。その民主党の見解に対する批判が、あるメールマガジンに掲載されていました。その作者の主張ば、『能力の有無』と『意志の有無』を混同するな、です。身近な例では、客の目の前で、包丁をつかって、調理する食堂、レストランがあります。優秀な調理人は、調理器具、特に、包丁を大事にしています。いつも、切れ味を良くしています。その鋭い切れ味の包丁を目の前で使われても、お客が怖がって、店から逃げ出したなどは、聞いたことがありません。客は、その包丁が、食材に向けられるものであって、自分達に向けられるものでないことを、十分に理解しているからです。もちろん、調理人に、包丁という『能力』を、客の身体に使う『意志』などは、ないからでもあります。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ロシアは、まだ核をもっていますが、もはや、日本に対して使うことはないでしょう。中国も、まだ『反日』の嵐が吹き荒れる恐れ無しとはいえませんが、核攻撃をするとは、考えられません。（ただし、核攻撃以外の戦略を使う恐れは、あります）しかし、あの将軍様の国については、現状では、日本に対する核使用を夢想だとは、いい切れません。もちろん、だからといって、不安におののくと、向うの思う壺です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊私は、民主党を支持しており、選挙では、民主党の候補に投票していました。さて、これから、どうするか悩みますね。まさか、自民党に投票はしたくないし、共産党、社民党は、論外だし。公明党は、もっとも嫌いだし。民主党も、国会議員にしては、あまりにお粗末な人間がいます。偽メールに騙されたり、女性アナウンサーと不倫をしたり、情けない！もっと、国民から、『政権交代をさせてもいいな』といわれる政党になってほしい。民主党に投票するか、悩むと言いましたが、結局は、また投票するでしょう。よく言うでしょう、『馬鹿な子ほど、かわいい』と。

  2006.10.19

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• 我が日本の国土から台湾が見える！（証拠写真あります）

  対馬から韓国の釜山が見えることは、よく知られています。夜になると、釜山が見えるそうです。ほかに、日本の陸上から、外国が見える場所は、北海道の根室支庁の標津（しべつ）です。ここは、以前は、国鉄標津線の終点であり、駅を降りて、２分も歩くと岸壁にでました。根室海峡の対岸に、島が見えました。それが、北方領土の国後（くなしり）島です。こちらから見えるということは、向うからも見えるわけです。もう一箇所、外国が見える場所があります。それは、沖縄県与那国島です。真西の１１１キロ先に、台湾本島があります。よほど、気象条件がよくないと見られないそうです。『日本最南端の新聞』の八重山毎日新聞によれば、今年の８月１３日に、『久しぶり』に台湾が見えました。しかし、２時間後には、波の彼方に消えてしまいました。その時の写真も見られます。↓八重山毎日新聞写真をクリックすると、大きくなります。

  2006.10.18

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• 韓国のバンさん、国連事務総長になる

  韓国のバン・ギムン外交通商相が、国連の次期事務総長に就任します。皆さん、御承知のように、北朝鮮が地下核実験を行ないました。このような時期に、国連の次期事務総長に就任するにあたり、当人はどう思っているのでしょう。｢ヤッタルデ｣と意気ごんでいるのでしょうか、それとも｢なんで、こういう時に、事務総長にならなければならないのか｣と嘆いているのでしょうか。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊北朝鮮の地下核実験について、最近の韓国の世論調査の結果を見ました。それによれば、８０％は批判的で、２０％は肯定的でした。肯定派の４０％（全体の８％）は、｢統一すれば、我々の財産になるからいいではないか｣という意見です。東西ドイツ統一時の、日本のある新聞が、｢ドイツが統一すれば、こんなすごい国になる｣といって、数字を示していました。国民総生産から、オリンピックの金メダルの数まで合計して、統一ドイツを賞賛していました。しかし、統一してみると、旧東ドイツは、旧西ドイツには、『お荷物』だったようです。遅れた生産設備、社会インフラの整備に膨大な資金が必要になったのです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊それを思うと、もし、韓国主導で統一した場合、現在の北朝鮮の資産が役にたつかどうかは、わかりません。北朝鮮の核が財産になるか、または危険な核廃棄物になるか、どちらになるかはわかりません。では、北朝鮮の核は使い物にならなくても、通常兵器なら使えるだろうといわれる人もいるでしょう。しかし、旧式、かつ時代遅れの武器が、山ほどあっても、何の役にもたちません。２００３年のイラク戦争が、その良い例です。

  2006.10.17

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• 今日は『ボスの日』？

  今日は（１０月１６日）、『ボスの日』です。『ボス』といっても、ギャング映画に出てくるボスではありません。日本語では、『上司』､『上役』にあたるでしょうか。あるアメリカの娘の父が会社を経営していました。どこでもそうですが、上司（娘の父親）と部下との間がしっくり行かず、娘は悩んでいました。娘は、なんとかお互いの関係がスムーズなものに修復する手立てはないものかと考え、『ボスの日』を設立することを思いつきました。それが、１９５８年のことであり、なぜか１０月１６日に決まったのです。どこの誰が、日本でも『ボスの日』をしようと決めたのかは、わかりませんが、なぜだか、唐突だなという思いはぬぐえません。アメリカでは、『ボスの日』に、小麦粉、バター、砂糖、卵をそれぞれ１ポンド（約４５０グラム）使ったケーキを作ります。そして、カードと一緒に、部下からボスにプレゼントするそうです。おそらく、日本のケーキ業界、小麦粉、バター、砂糖、卵の業界が、消費拡大をねらって始めたものでしょう。『ボスの日』があるのなら、『部下の日』、『同僚の日』、『新入社員の日』、『定年退職者の日』、『元ボスの日』、『元部下の日』、極めつけは『懲戒解雇者の日』まで作りましょう。売上が何倍増にもなり、ボスの笑いが止まらないでしょう。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊いつごろからか、忘れましたが、７月の第三月曜日が『海の日』で、祝日になりました。ところで、みなさん、祝日の『海の日』があって、なぜ、祝日の『山の日』がないのか、不思議と思いませんか。『山海の珍味』といいますし、日本神話にも『海幸彦、山幸彦』が登場します。海と山が、そろってこその日本です。さらに、『海の日』があるなら、『川の日』、『湖の日』、『沼の日』、『池の日』、『水溜りの日』、『どぶの日』がなければ、不公平です。社会的格差是正のため、安部内閣に対し、これらの日の早急な法制化を要望するものであります。

  2006.10.16

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• 三つの『タラレバ』、本日の安保理に見たこと

  『タラレバ』といいましても、魚の鱈のレバーを使った料理では、ありません。『－－－していたら』、『－－－していれば』という、ほとんど過去の愚痴の決まり文句です。本日（１０月１５日）の国連の安全保障理事会（安保理）で、北朝鮮の核実験への制裁決議が、全会一致で可決されました。それに対する北朝鮮の国連大使の対応は、予想されたとおり、『拒否』でした。あの態度を見て、第二次世界大戦前のあるできごと３件を想起しましたので、お聞きください。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊最初は、１９３３年、主役は日本です。前年に、日本の関東軍は、謀略によって満州国を建国していました。当時の中国（中華民国）は、国際連盟に提訴しました。この年３月の国際連盟理事会で、日本の満州から撤退勧告は、賛成４２、反対１（日本）、棄権（シャム、現在のタイ）で可決されました。その時の日本代表の松岡洋右の演説、そして議場からの退席が、本日の北朝鮮代表と重なるのです。その後の日本は『光栄ある孤立』の道を選び、その結果は、、、。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊２番目は、１９３５年、主役はイタリアです。みなさん、現在、アフリカ大陸に独立国が何ヶ国あるか、ごぞんじですか。外務省のホームページでは、５３ヶ国です。その国名を全部、言える人は、外務省にもいないでしょう。しかし、１９３５年当時は、簡単でした。なにしろ、２ヶ国だけでしたから。それは、西アフリカのリベリアと、東アフリカのエチオピアです。リベリアはともかく、なぜ、エチオピアが植民地にならず、独立を保持できたのでしょう。それも、理由は簡単です。植民地にしても、利益になるだけの資源がなかったのです。当時のイタリアは、ムッソリーニを統領とする独裁国家でした。独裁者の常として、対外的な成功を求めます。最近の例では、イラクのサダム・フセインによるクウエート侵攻です。ムソリーニの目標は、エチオピアでした。当時のエチオピアのハイレ・シェラシエ皇帝は、国際連盟に提訴します。詳細は省略しますが、国際連盟は、イタリアの侵略を阻止できませんでした。イタリア・エチオピア戦争は、国際連盟の無力を世界に知らしめただけでした。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊国際連盟の無力を最大限に利用したのが、３番目の主役ドイツ、時は１９３８年９月です。同年３月に、ヒトラーは、自分の生まれ故郷のオーストリアをドイツに併合しました。次の目標が、チェコ・スロバキアのズデーテン地方でした。ズデーテン地方の住民の多数がドイツ系だから、ドイツに割譲せよ、これが、ヒトラーの要求です。チェコ・スロバキアの対ドイツ防衛施設は、ズデーテン地方に集中していましたから、この地方を放棄することは、無防備になることと同じです。当然、チェコ・スロバキアは拒否します。ヨーロッパは、これにより、戦争の危機に見舞われます。この危機を回避するために、ドイツ、イタリア、イギリス、フランスの首脳が、ドイツのミュンヘンで会議を開きます。いわゆる『ミュンヘン会議』の結論として、ズデーテン地方のドイツへの割譲を、会議に参加していないチェコ・スロバキアに承諾させます。イギリス、フランスの態度は、身近な例でいえば、暴れん坊をおとなしくさせるために、金や物をやって、なだめすかしたといえるでしょう。これを『宥和外交』、または『宥和政策』と言います。暴れん坊が、その後おとなしくなるか、または、これに味をしめて、次の要求をするか、どちらでしょう。実は、当時のドイツ国防軍内部では、チェコ・スロバキア侵略に反対する将軍達のクーデター計画がありました。イギリス、フランスがドイツの要求を蹴っていたならば、ドイツ国内で軍のクーデターが起きていたかも知れません。それにより、歴史がどうなっていたかは、神のみぞ知る、いや、神でもわからない、でしょう。

  2006.10.15

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• 今日は『鉄道の日』です

  本日(１０月１４日）は『鉄道記念日』、と思っていたら、なんと『鉄道の日』に変わっていました。『鉄道記念日』では、｢国鉄色がつよい｣という、運輸省（現在の国土交通省）の要望で変わったのです。民営化にともない、略称が『国鉄』からに変わりました。『ＪＲ』について、ある作家は、その著書で「植民地の奴隷根性だ」と書いていました。その『ＪＲ』は、定着してしまいましたが、『国電』に変わるべき愛称として、『Ｅ電』と『ＪＲ』が決めました。しかし、不評のため、現在はまったく使われていません。その時の『愛称』選考委員会の委員の一人に、あの小林亜星がいました。小林亜星でも、失敗することは、あるのですね。そもそも、愛称や略称、ニックネームは、利用者、ファンから自然発生的に作られるものだと思っていましたが、こういう考えは古いのでしょうか。現在は、供給者側が、「これに決めたから、これを使え」と命令する、不愉快です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ところで、この日は、１３４年前の１８７２年（明治５年）、新橋・横浜間に日本最初の営業運転を行なう鉄道が開通しました。現在の駅名、地名では、汐留と桜木町間です。途中駅の一つに、鶴見がありました。現在の横浜市鶴見区です。ところが、現在は東海道線の中距離電車、横須賀線電車は、停車しません。もっとも、ホームがないのですから、停車したくてもできないのですが。京浜東北線の電車だけが停車します。いかなる歴史的な事情で、そうなったかはわかりません。現在、地元では、『鶴見駅に中距離電車、横須賀線電車を停車させよう』の運動をしています。実現するためには、ホームを新設しなければなりません。それだけのスペースがありませんから、実現の可能性はきわめて低いでしょう。

  2006.10.14

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• あるサラリーマンの悩みと決断、今日は何を食べようか_20061013

  家庭から弁当を持っていかないサラリーマンにとって、昼休みに何を食べるかは、死活問題であり、時として、仕事よりもエネルギ－を使う場合があります。勤務先周辺に安い食堂、レストランが、たくさんあると、『今日はどこへ行こうか』で悩みます。そういう場所が少ないと、いかにしてバラエティをつけるかで悩んでしまいます。私が勤務する地は、食堂、レストランの数はありますが、安く食べられる店が少ないのです。たくさんあっても、行く店は決まってしまいますから、どちらでも同じなのですが。今日は、居酒屋チェーンで、昼はランチを出す店へいきました。そのチェーン店は、日替わり定食は５００円で、魚系と肉系の２種類があります。昨日は、肉系なので、今日は魚系にしたいのですが、また肉系に決めてしまいました。今朝のニュースで、『ある飲食店のサバの一夜干しが原因で食中毒』を見てしまったからです。その店の今日の魚系のメニューが、『サバの一夜干し』なのです。私は、縁起やゲンをかつぐ趣味はないのですが、「万難を排して、魚系だ」の決断ができなかったのです。ところで、『サバの一夜干し』作成工程で、水分が残っていると、それが原因で有害物質が発生します。それは、熱を通しても、無害にならないそうです。ですから、干物といっても、１００％安全では、ないのです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊かなり以前、九州のある地方の名物が原因で、食中毒が発生しました。その食品は、『真空パックだから、長持ちして安全』が宣伝文句でしたが、それが落とし穴でした。そのニュースで、ある学者の「『真空パック』は包装技術であって、『保存技術』ではない」というコメントを覚えています。細菌の中には、『嫌気性』といって、真空中でも生存できる種類があります。さらには、何百気圧という高気圧、何百、何千度という高温でも生存して、子孫を残せるバクテリアがいるそうです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊突然、話は飛躍しますが、大宇宙には、地球人の想像もつかない環境で生活する、知恵のある高等生物がいるでしょう。あの『宇宙戦艦ヤマト』の最初の敵、『ガミラス大帝星』の総統デスラー（ヒトラーを意識した名前ですね）とその部下は、放射能ガスの中で、生きています。そのため、地球は放射能爆弾の攻撃をうけ、地球表面は、荒廃してしまいます。放射能除去装置である『コスモクリーナー』を受け取るため、『宇宙のかなた、イスカンダル』へ、ヤマトは飛び立つのです。地球人類は、核エネルギー利用後の『ゴミ』である放射能処理技術を持たずに、核エネルギーを使いはじめてしまったのです。おそらく、いまごろ『創造の神』は、「私としたことが、とんだ失敗をしてしまった」と頭を抱えているでしょう。

  2006.10.13

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• 万歳、『オールド・パー』_20061012

  また、性懲りもなく、manmaru2897さんから、お題を借用いたしました。さすが、酒屋の女将さんらしく、ウイスキーの『オールド・パー』について、書かれた記事からです。『オールド・パー』は、『長生きしたパー爺さん』ぐらいの意味で、実在の人物です。中世のイギリスで、１４８３年から１６３５年まで生きた人物です。日本では、ほぼ同時代、天海僧正が、１５３６年（？）から１６４３年まで１０７歳の長寿を記録しています。天海僧正は明智光秀であったという説がありますが、ここでは述べません。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊いくら長生きしたとはいえ、中世の一般庶民の生没年が名前とともに、記録に残っているとは驚きです。この記録は、おそらく教会に残されたものでしょう。現在もそうですが、ヨーロッパ人の大多数がキリスト教徒です。１６世紀初頭の宗教改革前、ローマ法王を頂点とするキリスト教は、いわゆる世俗権力（皇帝、国王）と結びついていました。キリスト教徒は、『ゆりかごから墓場まで』の人生の節目（誕生、洗礼、結婚、死亡など）では、教会への登録が義務でした。いわば、現在の市町村役場、法務局の役割をになっていたのです。ですから、もし、教会から『破門』されれば、それは、『神の保護』だけでなく、世俗の『法律の保護』を受けられなくなります。日本で言えば、江戸時代で、人別帳から外された『無宿人』と同じです。我々の身近な例では、パスポートなし、または偽造パスポートで外国にいるのと同じかも知れません。現在でも、ローマ法王は、精神世界については、多大の影響力を持っています。中世ヨーロッパでは、精神世界だけでなく、皇帝、国王への、政治的影響力も無視できませんした。皇帝でさえ、教会の破門には、勝てませんでした。戦乱があいついだヨーロッパでも、教会の記録は、命の次に大事にされたのでしょう。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊オールド・パーは、１５世紀から１７世紀の３世紀にまたがって、生きた人です。ですから、現代に生きるオールド・パーの子孫から見れば、すくなくとも１５世紀にまで、自分のルーツがさかのぼれるわけです。随分と昔ですが、アドルフ・ヒトラーの先祖について書かれた本を読みました。それによると、ヒトラーの先祖で、記録に残る最も古い人物は、１７世紀に生を受けています。その本には、その１７世紀の先祖から、アドルフ・ヒトラーにいたる系図が記されていました。その系図から、二つの実に興味ある内容が浮かび上がります。ひとつは、アドルフ・ヒトラーの父方の祖父がユダヤ人である疑惑です。ヒトラー政権時代のドイツでは、『ユダヤ人排斥法』があり、ユダヤ人の血が４分の一以上あれば、ユダヤ人とみなされて、公職から追放されたり、さまざまな迫害を受けました。もし、ヒトラーの祖父がユダヤ人であれば、『ヒトラーはユダヤ人』であり、『総統』という公職から追放されてしまいます。そのため、この法律制定の前に、『我らが総統は、ユダヤ人ではないだろうな』という心配性な部下がいて、調べたそうです。史実の通り、ヒトラーは１９４５年４月まで、『総統』の職にありましたから、祖父ユダヤ人説は事実でなかったか、調査結果を隠蔽したかのいずれかでしょう。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊もうひとつの興味は、その祖父は私生児で、最初は母の姓を名乗っていたことです。その姓が、『シックルグルーバー』だったのです。もし、孫のアドルフが、その姓を名乗っていれば、世紀の独裁者には、なれなかったでしょう。アドルフ・ヒトラーが独裁者になれた理由は、いくつもありますが、私は姓が『ヒトラー』だからと考えています。『ハイルー、ヒトラー』だからこそ、ドイツ国民を催眠術にかける魔力があったのです。『ハイルー、シックルグルーバー』では、途中でずっこけてしまうでしょう。『アドルフ・シックルグルーバー』が独裁者にならなくても、別の人物が独裁者になり、第二次世界大戦が起きたでしょう。あの当時のドイツ人の心情を考えれば、やがては戦争にいたる道を避けては通れないでしょう。

  2006.10.12

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• 今天、東京好日！_20061011

  本日（１０月１１日）、東京は、秋晴れのすがすがしい天気です。できれば、このような日が永遠に続いてほしいのですが、神様は、『人間に楽をさせると堕落する』とお考えのようです。わが身を振り返ってみても、まことに、その通りです。古人曰く『小人閑居して、不善を為す』で、暇ができたり、金ができると、ろくなことをしませんから。秋の今頃のほかには、新緑の候に、若干の好天が続きます。１年３６５日で、『じつに、いい天気だな』と思えるのは、１０日前後では、ないでしょうか。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊もはや、完全に『ナツメロ』ですが、戦前の歌で『何日君再来』があります。曲名をご存知なくても、出だしの『忘れられない、あの面影を、』を見て、「あの歌か」と、わかる人はわかるでしょう。この歌には、中国語の歌詞があります。私が覚えている部分だけを書きますと、　　　好花不常開、好景不常在です。かなり意訳を試みて、日本語に訳しますと、　　　すばらしい花は、わずかな間しか咲かない　　　すばらしい景色は、どんなに探してもなかなか見つからないです。先ほど、『中国語の歌詞があります』と書きましたが、この歌は１９３７年、上海で製作された映画『三星伴月』の主題歌ですから、日本語の歌詞があとからできたのです。曲名だけを見ると、恋人に向かって、「いつ、きてくれるか」、または「いつ、かえってきてくれるか」と問いかける内容です。しかし、これが権力者の手にかかると、とんでもない解釈をしてくれます。ひとつだけ例をあげますと、国民党時代初期の台湾では、圧政に苦しむ台湾人が日本統治時代を懐かしみ、終戦後去っていった日本人に向かって「いつ帰ってくるのか」と呼びかけた歌であるとして、禁止されました。１９８０年、『亜州歌后』テレサ・テンが歌うと、中国大陸で爆発的にヒットしました。まさに、彼女の声が、中国大陸全土を征服してしまったのです。蒋介石、国民党が成し遂げられなかった『大陸反抗』は、たった一人の女性によって、成就しました。中国当局は、１９８２年、この歌を黄色歌曲（日本では、桃色でしょうか）であるとして禁止しました。『人の口と耳に戸は立てられない』ですから、この禁止令が、どれだけ効果があったかはわかりません。現在の中国の国歌である『義勇軍行進曲』は、抗日戦争時代の映画の主題歌です。この曲を多くの民衆が口ずさみ、戦意を高めて、抗日戦争へのエネルギーになりましたから、中国当局は、歌の持つ力の怖さを、十分にわかっているのです。歌が、権力者によって禁止、弾圧の対象になる時代は、人間にとっても、よい時代ではありません。日本にも、日本以外でも、そんな時代が来ないことを祈ります。

  2006.10.11

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• 今日は台湾の『双十節』です_20061010

  本日は、１０月１０日です。４２年前の１９６４年、東京オリンピックの開会式が行なわれた日です。多少なりとも驚くことは、１９４５年の太平洋戦争の敗戦から、『わずか』１９年しか経過していないのです。あの焼け野原になった東京を見た人のだれが、オリンピックを開催できると想像できたでしょうか。その後の世界情勢が日本に味方しましたが、日本人のたくましさを今さらながら、実感します。その東京オリンピック開催の５３年前、当時の清国の武漢で、清朝政府が編成した『新軍』が蜂起しました。これが、『辛亥革命』で、『ラストエンペラー』宣統帝溥儀は退位し、３００年近く存続した大清帝国は滅亡しました。『ファーストエンペラー』秦始皇帝の即位により始まった中国皇帝政治の２１００年の終了でもありました。１０が二つなので、台湾の中華民国では、『双十節』とよばれ、国の祝日です。正式な名称は、中国と同じ『国慶節』です。台北の総統府前の広場では、記念のパレードが行なわれます。ただし、１９９９年９月２１日、台湾中部大地震の直後は、式典そのものが中止されました。台湾では、９月２１日が『防災の日』です。７０周年にあたる１９８１年、フジテレビは、実況中継を行ないました。私も、東京の自宅で見た、軍事パレードは、いまだに覚えております。『双十節』、または『国慶節』は、台湾の革命記念日です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊それとは、別に『開国記念日』があり、これも国の祝日です。「『双十節』と、どう違うのか」との質問は、当然あるでしょう。現在、台湾で使われている、年をあらわす『中華民国何年』の最初が、辛亥革命の翌年１９１２年１月１日なのです。１月１日は、台湾でも祝日ですが、それは『正月』だからではなく、『開国記念日』だから休みなのです。ご承知のように、明治以後の日本では、天皇の代替わりごとに、元号が変わります。それを、『一世一元』といいます。中国では、清朝の前の明朝から、『一世一元』になりました。日本、中国では、『一世一元』になる前は、１年に何度も元号が変わった事例があります。自然災害があったり、日食・月食・彗星があらわれると、これらの『凶事』退散を祈願して、元号を変えていました。元号には『凶事』を退散させる力があると、信じられていたからです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊しかし、１年に何回も元号が変わるなど、人々は苦労したでしょうね。たとえば、金融に不可欠な融資の利息には、期間の計算が不可欠です。計算を間違えたり、または、意図的な間違いがあったはずです。損したり得したり、だましたり騙されたりの、悲喜劇があったのでしょう。

  2006.10.10

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• 風船爆弾をご存知ですか_20061109

  本日は、体育の日です。多くの人が御承知のとおり、４２年前の東京オリンピックを記念して、開会式の１０月１０日が祝日になりました。その後、『ハッピーマンディ計画』とやらで、１０月第二月曜が、体育の日となりました。ここまでは、単なる復習です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊では、この１０月１０日は、いかなる理由で決められたでしょうか。別に、１０の『ゾロメ』だからでは、ありません。１９６４年の１０月１０日が、快晴になる確率が最も高くなるからです。では、いつ決定したのでしょうか。１ヶ月前、２ヶ月前だとは、どなたも考えないでしょうね。なにぶん、世界中の国が関係しています。すくなくても、１年前、２年前、もしかすると、３年前かも知れません。実は、私は、この答えを持ち合わせておりません。お分かりのかた、御教示願います。１００年以上の気象観測のデータがあり、最新の予報技術により、相当に高い精度で予測できるでしょう。それでも開会式が近づくにつれて、関係者の胃は、チクチクと痛んだことでしょう。実際に、前日まで大雨が降っていましたからそれが、当日はみごとな日本晴れで、『オリンピック日和』となりました。まさに、日本の気象予報技術の勝利でした。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太平洋戦争開戦日の１２月８日は、気象予報によって、決定された日です。ハワイ真珠湾奇襲ではなく、マレー半島上陸を念頭において、シャム湾の風、雨、波を考慮して決定されました。太平洋戦争は、真珠湾でなく、マレー半島で最初の一発が放たれたのです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊気象予報ではありませんが、戦争末期に、日本は『風船爆弾』を開発して実戦に使用しました。これは、気象を兵器に利用した『気象兵器』の第一号といってもいいでしょう。この『風船爆弾』は、普通の風船のゴムの代わりに、和紙とこんにゃくを使いました。もはや、南方から、資源を運ぶ方法は無くなっていましたから。国産の原料を有効に使った、実に安価な兵器です。重さ調節用に、砂を積んでいました。高度を検知して、ある一定以下になると、砂を落として、高度をあげる機能をもった、実にスグレモノです。残念ながら、アメリカ本土の太平洋岸までしか、飛ばなかったようです。もし、大西洋岸のワシントン、ニューヨークまで飛んでいたならば、アメリカ人を恐怖に叩き込んでいたでしょう。そうなれば、敗戦は避けられないでしょうが、少しは、くやしさが軽減されたかも知れません。この風船爆弾へのアメリカの対処は、学ぶべきものがあります。アメリカ軍は、風船爆弾に残された砂を分析して、発射基地（？）を探り出し、そこに空襲を集中させました。つまり、アメリカは、日本全土の砂のサンプルを収集していたのでしょうね。それも、何十年もかけて！

  2006.10.09

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