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カテゴリ:5-1・試験(グレード)
今日は、某楽器店で、10級~6級の、今回はエレクトーンの試験官をしてきました。
ここ最近、急に寒くなったので、試験官(2名で行ないます)も受験者も、ゴホゴホ咳きこみつつ、防音のための密室の試験部屋は風邪ウィルスが蔓延していたようですが・・。 グレード試験は、ヤマハに通っている生徒だけでなくても、誰でも受験できます。 6級までは、簡単にいえば「がんばれば、かならず合格できる!」と思いますが、5級以上は、プロのための試験になるので、「試験の回数券が欲しい!」というくらい、不合格者も多いものです。音大生でも、普通に不合格の場合もあります。曲だけ弾けるだけではなかなか難しいもので、オールマイティーさは、大切になってきます。 私の生徒もそうですが、皆結果が送られてくると、「Aが何個だ~」と一喜一憂していますが、そう、こだわることはなくてよいと思います。あまりこだわるのは意味がないです♪ 相対的な評価なので、「○○ちゃんとくらべて」というよりも「この子は全体的にできてるけど、もう少し初見に力をいれてもらいたい!」と感じれば、あえて「B、C」とつける場合もあるので、自分のもらった評価を見て、コメントもしっかり読んで「私はもっと初見の力をつけたらいいんだな」と、前向きな考えをもってもらいたいと思います。 それが希望ですから。 一緒に習っているお友達と比べるなんて、全く意味がないですよ♪ 保護者の方も、あまり小さく考えずに「絶対オールAとりなさい!」なんて叱らないようにしてもらいたいな~と思っています。 全体的に、曲に力を入れる受験者が多く、もちろん、曲に力を入れるのは大切ですが、あまりにも、曲にしか興味がないというか練習量があまりにも曲ばかりに偏っているのも事実です。初見やカデンツ、すご~く大切です。 とりあえずで6級までは合格しても、この感覚でずっといったら、プロのためのグレードははるか彼方になってしまいます。 実際、大人になってから 「6級はとりました~。5級勉強中です♪♪」 と、はりきってレッスン再開される方もいます。どんな演奏してくれるのかな楽しみ♪と思って、実際ふたを開けてみると「ありゃりゃ・・」ハ長調もト長調も区別つきませ~ん。 なんて事態もあります。 こうなってしまうと、プライドを傷つけないように、1からしっかり確認しながら・・・。5級はとりたい♪といわれても、しっかり意識改革をしなくては、夢の夢状態になってしまいます。 やっぱり、グレードを受け続けているならば、5級をとりたいし、ヤマハの5級グレードはいろんな要素が盛りだくさんで、今後音楽を仕事にしてもしなくても、楽しむためにもなかなか実があって、「よいライセンス」と感じています。 せっかく、レッスンして、しっかりグレードを受けて色んな勉強しているのですから、曲だけでなく、音楽の決まりごともしっかり着実に勉強していけば、5級も充分合格できると思います!6級までは、きっと、なんとなく合格できますが5級からは、「裏技?」なんて使えなくて、「ワープ?」もできなくて、「着実に」が大切になってきます。 お友達同士だとついつい「今何級??」と競ってしまいますが、短いスパンで考えずに、長いスパンで、「将来5級はとりたいな」と思う気持で、6級までは、途中経過のライセンス! 途中経過を確実に来た人はきっと5級のライセンスをとるのは大丈夫♪ とはいっても、子どもたちは「級」で競いたくなるんですよね・・・♪ 取り返しがつかない事がないように、もっともっと楽ちん?に音楽楽しむために、曲以外の事、カデンツや音符読みや聴奏・・ぜひぜひ前向きにクリア~していってもらいたいな~と、今日の試験でもまたまたあらためて感じました♪♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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