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カテゴリ:5-1・試験(グレード)
試験官の研修では、一般的に私たち試験官が考えている評価よりも、「甘い」感覚。
数年に1度ある研修では、ある試験のビデオをみて各試験官が評価をして、まわりとの感覚の調整?らしきものをします。 試験官の研修に来られる先生方、それなりに?パワフルです。 意見だったり、文句?だったり、飛び交っています。 実際、現場で指導しながら試験官もやっていれば、あまり甘い評価も、生徒にとって、どうなんだろうか?? など、疑問も出たりします。 研修を行う、研修指導のかたと、試験官の考えは、ちょっとずれているかも?? 結局は納得して、現場に向かうのですが・・。 私の生徒がグレードを受けてきて、 「オールA」だったりすると、「ある意味」がっかりします。 「オールA」は、生徒に自信がつくかもしれないけど、 私からみたら、生徒は試験での反省をしない。次の目標が、でない。逆に次も「オールA」にしたい。と目標が変わってきます。 たいてい、「ちょっと課題は残るけど、まあ、Aにしとこう」 この場合は、かならずコメントに注意事項が書いてあるので、よく生徒にも読むようにつたえます。 以前も書きましたが、A、B評価は、「その子の全体を見て」の評価です。 絶対評価ではなくて、相対評価ですから、お友達と比べるのもナンセンス。意味がないものです。 試験官をすると、おもしろいです。 いろんな試験官がいます。実際一緒に試験をするので、相性がいい先生がいいな。 と思います。 たいていが 「はじめまして~」の先生と一緒に試験をします。 厳しめ、やさしめ、の先生はいても、だいたい評価は同じようなものです。 たったか、たったか試験を行う先生もいれば、できるだけコメントを沢山したい先生もいたり。 上から目線?の先生もいれば、穏やかな先生もいる。 おもしろいです。 一番私が、これだけはNG!! と思うのが、受験者の先生の文句はいわない。 これは、もう決めています。 実際は、 「これは、完全に先生が教えていないな」 という場面にもあいます。そういうときは、遠まわしにコメントで、こういう方法も勉強しましょう。という事もいいます。 受験者に、 「先生がおしえてないんだね」 なんて、言ったら、その子は先生のせいにするし、これからの長いレッスン、不信感を持ち続けてしまう。 先生にとったら、ただ教えてない事例なのか(あまりよろしくない事例ですが) 長く見越して、あえて??教えてないのか? これは、現場の先生しかわからない事もあるかもしれない。 出逢った試験官で、一人いました。 「これは、普通先生が教えているものです。レッスンに戻ったら先生に言ってください」 おおお~~。 すごいな~。 また、これは生徒側の問題なのか、準備した曲の中から、1,2曲あてられて弾くのですが、本人も得手不得手がある。 やっぱり、得意な曲が当たりたい。 それは、誰でもおんなじ。 得手不得手があっても、その後の初見やらで、全体の勉強っぷりはわかるので、大した差はないんですよ。得手不得手。 ある日、あてた曲 「この楽譜をわすれました」「このデータを忘れました(エレクトーン)」 これは、生徒の「計算」の場合も・・あるんですね。 もちろん、ほんとの場合もある。 たまに、研修でも話題に上がります。 楽譜がなくても、データがなくても試験であてられたら弾かねばならないのが基本。 この部分も 「じゃ、他の曲で」 「覚えているところだけでも弾いて」 「データがなくてもいいです弾いてください」 どう、言われるかは、その時の試験官によりますね。 そこらへんは、お見通しです♪ 仮に、計算でわざと忘れて、運よく他の曲を弾いた。 でも、他の初見などをやればその子の様子は一目瞭然です♪♪ といっても、これは 「学習者のための、10~6級」の試験官と試験の話。 自分の先生以外のコメントをもらったり、怖い感じ?優しい感じ??も経験して、次のステップです♪ 5級からは、大人でも子どもでも、 しっかり、自分の責任で。 「先生に教えてもらっていない~」 「楽譜忘れました~~」 これは、なし。ですね。 自分自身で自立していかなくては、いけませんね。 そこからが、楽しいんですよ。 音楽は。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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