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カテゴリ:5-1・試験(グレード)
ちょっとお仕事モードです。
ヤマハピアノ演奏グレード8級の話です。 曲的にはこんな感じ チャイコフスキーの子どものアルバムより シューマン ユーゲントアルバムより グレードの試験内容は ほんと深いです。 今回は聴奏の話なのですが。 いわゆる 試験官が弾いて、同じものを弾く。 ところで 試験官はそれほど鬼ではない(笑) 6級までは、学習者のための試験ですから 基本、 受からせてあげよう目線で試験をしています。 (断言は微妙ですが、たぶん一般試験官皆さんそうだと思います) だから、問題集よりもたぶんやりやすい問題が出ることは 多いと思う。 しかしーーー(笑) せっかくの学習の機会。 みすみす、まあ、いっか~で先に行くと やっぱりとり返すのが難しいのが ソルフェージュ関連です。 聴奏・・・ これ、難しいですよ。 確実にマスターって現実すべての子はマスター出来ないと思う。 私が思うところ、 確実よりも、流れとか 誰でも学習ができる部分の、 その各調を理解している そこが、基本のポイントだと思うのです。 それができたらレベルに達している そういう評価なのではないかな? 講師会議でもちょっと話題になる 8級の聴奏のレッスン方法 でも、 最終的に、完璧なものはなくて 経験させてそこの域に近づく事でOKな感じ? 学習したことによって 先へつながるなって感じはあります。 そんなニュアンスを他の先生方からも感じます。 ソルフェ部分は 突然勉強し出すと、ほんとにきついのですけど 習いだしたときから 聴奏経験を積み重ねておくと、 それなり~に、おもむろだとしても? まあまあ、できていくものだって実感しています。 ところで 私は9級のときに 1・カデンツ1度、4度、5度、属7、1度 これを完全マスターしてもらいます。 そして、マスターできたあたりに 2・1度のCは、どみそ、だけど、 みそど、も、そどみ、もCなんだ って、和音構成理解をしてもらいます。 3・そして、 どみそ から始まるバージョン みそど から始まるバージョン そどみ から始まるバージョン を弾いて、一緒にソプラノを歌います (↑これは5度を省いたバージョンの楽譜です) 4・そして 「じゃあ、どのバージョンカデンツかあててね」 そういって、クイズを出します そら(そ)そそ(上の音()は5度) どど(し)しど(上の音()は5度) みふぁ(れ)ふぁみ(上の音()は5度) の3たくで答えてもらいます。 これ、生徒たちには、きちんと 「そらそそそ!」 と、答えてもらいます そう言う事によって、暗記してもらおうっていうねらいです 5・気楽に答えられようになったら 弾いてもらうのですが、 わりあい、しっかり歌って、 構成音の理解をしていると 苦労なくいろんなポジションをひけるようになります そんな事を9級あたりでくりかえすと 8級の聴奏も、できなくもない。 でも、いちばん大事に思っているのが 〇調です、っていわれて そのカデンツが弾ける事。 そして、違うポジションでも弾ける事。 これさえわかっていれば、 試験では、ぜったい何とかなるし、 きちんとカデンツが身に付いているので、 今後につながる! そういうスタイルでやっています。 ハーモニー聴奏。 何が大変かって、 多分、ソプラノだけを意識的に聞くっていう 感覚が身につくかつかないかだけなんだと 私的には思うのです。 ハ長調なのに、いきなりト長調の属7とか弾いちゃうとか? それだと、カデンツ意識がないってことですから、 アタマの整理ができてないってことで、 まずは、 各調のカデンツ。 そして3種類のポジション。 これをきちんとわかっていればよし。 そういう感覚で8級あたりは取り組んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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