★のんびり生活　～北の国から～★

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  日本人だけど。

  じゃがいもとにんじんの皮をむいているとそれを見たルパンは目を輝かせて、「今日はカレーなのっ？！？！」とまるで子供のようにはしゃいだ。　　「うちにカレーのルーはないでしょ？」と冷たく言い放つとがっかりして唇をとんがらせた。ルパンはそのくらいにあの日本のカレーが好きらしい。ルパンの期待を裏切って大変申し訳ないのだけれど今日のメニューはじゃがいもコロッケ。私はじゃがいもとひき肉炒めだけではなくてにんじんともやしも入れてしまうのでもはや純粋じゃがいもコロッケではない。私は調味料以外はほとんど日本食材店を利用しない。日本食材店が至近距離にないというのも理由だけれど馬鹿高いと言うのも理由のひとつに挙げられる。だいたい、日本の2倍から3倍とられてしまう。最近はけっこう色んなものを普通のスーパーでも買えるしそんなに日本食材店に固執しなくてもそれなりのものが作れる。なんせ、海苔やワサビですら普通のスーパーで買えるご時世。なので私は数ヶ月に一回調味料やお豆腐なんかは日本食材店まで赴いてまとめて購入するけれどそれ以外はその辺のごくごく普通のスーパーだけで買い物を済ます。そのせいか、あまり日本食のレパートリーがない気がする。いつも和洋折衷なものばかり作っている、いや、作らざるを得ないせいかひじきだとか、切干大根だとか、そういうものには縁遠い。煮物もほとんど作らないし、鍋物だってしない。ルパンは私が作るものはすべて「日本食」だと信じているので私はものすごく「日本食」を作るのが得意だと思い込んでいる。確かに、私の作るハンバーグやコロッケは日本「風」ではあるけど「日本食」とは言えない気がする・・・。ロールキャベツもパプリカの肉詰めも結局洋風。魚のホイル焼きも白ワイン仕立てでやっぱり洋風。パスタ系はいつもトマトベースかクリームベースでやっぱり洋風。スモークサーモンを使ってお米サラダを作るけどこれも洋風。（？）焼きそばって日本風だけど「作る」って言うほどのものではない。餃子とか春巻きとか麻婆豆腐は思いっきり中華だし、ニョッキもラザニアもイタリアでパエリアはスペイン。私が作れる唯一の「日本食」ってもしかして・・・・おにぎり　と　海苔巻き　だけ？？？？ひぇぇーっひぇぇーっ、日本人としてこれでいいのか？？？？なんとなく、焦る。

  2008.06.08

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  懐かしいもの。

  懐かしいものみーっけ。

  2008.06.05

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  グッチ裕三。

  マイケル・ハクションババベイ・シティ・ドーナッツローリング・スッテンコロリンエリックかけブトンデーブ・パープルグイーンノンキーズビールトスエルジョン・トンカルチャーセンターモム・ジョーンズジョン・トラボタルロッド・スチュアーデスアースウィンド・アンドーナッツグッチ裕三さん、すごすぎ。 どうしよう、買おうかな。

  2008.06.04

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  ５度目の記念日。

  目が覚めると、ルパンが花束をくれた。５年の月日が流れ、いろんなことがあった。今だから言えることなのかもしれないけれどルパンとはなるべくしてこうなった気がする。運命なんて大それたものではないかもしれないけどただこうして一緒にいることがとても自然だと思える。

  2008.06.04

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  Es gruent so gruen, wenn Spaniens Blueten bluehen!!

  "Es gruent so gruen, wenn Spaniens Blueten bluehen"ドイツ語だとイライザは「スペインの雨」をこう歌う。と言う訳で、ミュージカルを見に行った。ドイツ語版だったのでとても新鮮（？）だったのだけどうーん、私はやっぱりオリジナルが好きかなぁと言うのが感想。もちろんドイツ語でも十分に楽しめるけれどもやっぱりコックニー訛りの英語の方が味がある。でもドイツ語版がまったく面白くないわけではなくそれなりに面白く出来ているし、演出も興味深かった。日本語だったらどうなるんだろう？？とあれこれ考えたのだけどこの舞台を完全日本語版にするのはかなり大変ではないだろうか。台詞まだしも、歌はかなり大変だろうなぁ。それにしても。このミュージカルの楽曲は素晴らしいと思う。映画版も本当に本当に傑作なんだけれども欲を言うならジュリー・アンドリュースの舞台版を見てみたかった。今回とっても不思議だったのは、観客の年齢層の高さ。私とルパン以外、どう見ても５０代以上の方ばかり。中には７０代の人もいそうな感じで、見渡す限り２０代なんてほとんど見当たらない。なぜ？？？？ときどき中学生や高校生を見かけたけれど父親や母親同伴の家族連ればかり。若いカップルは私たちだけだったのでは？？？？？なぜ？？？？？？？？？？ルパンはこんなもんだよ、と言っていたけれど・・・。休憩時間中に、私とルパンは飲みものとブレーツェルを買って食べた。ソファが埋まっていたので立ちテーブルで立ちながらになってしまった。ルパンがお手洗いに行くと言っていなくなった後、私はひとりでもくもくとブレーツェルを食べていたのだけど、何をどう見たら私がブレーツェル売り？飲みもの売り？に見えるのかある男性が私のところにやってきて、「あのー、ここで飲みものとブレーツェルを売ってらっしゃるのですか。」と聞いてきた。売り物を食べますか？？？？「えっ・・・・私何も売ってませんけど・・・。」とたじたじしながら言うと、「あっ、すみません・・・。」と言って男性は去って行った。ルパンがお手洗いから戻ってきて、この話をするとルパンは大笑いして、「きっと若いから、何か売ってる人と勘違いされたんだよ。」と言った。そう、そのくらいに若い人が目立っていたのだ。着ていた洋服もこの日はきちっとしていたのでそういう要素が重なってよけいに何かを売っているように見えたんだろう。それにしても・・・売り物を食べるか？？Ich haett' getanzt heut' nachtdie ganze Nacht heut' nacht !Achwaer's doch nie vorbei !Ich moecht' noch so viel mehrauch wenn es Suende waer'die ich mir kaum verzeih' !So war mir niedoch wie er dann auf einmalden ersten Schritt mit mir gemachtwar mir so wunderbarda? ich im Traum sogarnoch immer tanz'tanz'tanz'heut' nacht !

  2008.06.01

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• 家族の一員。

  ルパンの実家でグリル・パーティーがあった。先日ルパンのお母さんの誕生日があったのだけれど私はどうしても外せない大学の予定があったのでお祝いに行けなかった。その代わりにと言うか、グリル・パーティーへのお誘いを頂いたのだ。参加者は主にルパンの両親のお友達夫婦。若い衆（？）は私とルパンだけ。弟は今日は来なかった。久しぶりに肉肉しい肉を食べたのだけど、鶏肉とラムを少し食べただけでもうお腹一杯になってしまった。その代わりにポテトサラダとか、トマトとモツァレラチーズとか、こまごまとしたものはがっつりと食べた。お腹が一杯になった後はデザートを食べたり、コーヒーを飲みながらみんなでおしゃべり。と言っても私もルパンも両親の友達と共通点があるわけではない。もうこれで数回会ったことになるけれども特に盛り上がる共通の話題と言うのはない。それでもそこそこおしゃべりを楽しんで平和な時間が過ぎた。この中のひとりのおじさんは、以前私が作ったツナサンドのことを覚えていて「いやぁ、あれは美味しかったね。また食べたいよ。」と言ってくれた。たかがツナサンドでこんなに喜んでくれるとは驚きだ。もっと長居してゆっくりおしゃべりをしていたかったのだけど、私の試験勉強があるので私とルパンは少し早めに帰ることにした。その帰り際、私はルパンのお母さんと少し話をした。実は私のレポートをこの間ルパンのお父さんが添削してくれたのだけれどそれについて私は本当に面倒なことをお願いして申し訳なかったとこぼした。するとお母さんは「何を言っているの？喜んでやっているんだからいいのよ。　また何かあったら遠慮なく頼みなさい。」と言ってくれた。とても嬉しいオファーだけどやはり申し訳ない気持ちもある。でも、誰かに添削してもらわなければならない。お母さんは、全然気にすることないからと言ってくれたけどでも私は娘ではないし、お父さんは私のレポートを読んでも得るものはない。「時間がかかる上、何も得るものがないのは申し訳ない。」と言うようなことをこぼすと、「でもあなたは家族の一員だもの。気にすることないわよ。」とお母さんが言った。家族の一員！結婚しているわけではないけれど、ああ、何とも複雑な気持ち。

  2008.05.31

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  なんとなく花束。

  特に意味もなく花束をもらった。今日の献立はトマト・パプリカ・きゅうり・玉ねぎのサラダに、ほうれん草と長ネギのクリームソースのタリアテッレ。買い物に行くのが面倒くさかったので家にあるものだけで済ませた。今まではほうれん草しか入れなかったのだけど長ネギを入れるともっと美味しいことに気がついた。普段から玉ねぎも尊敬しているけど、長ネギもすごい。私がご飯を作っている間、ルパンは台所で雑誌を読んでいた。読んでいた、と言うか読みながら私とおしゃべりをしてた。このあいだの日曜日のこと、そして明日のこと、明後日のこと。今朝、珍しく私は家を出るときに、まだ眠っているルパンのほっぺにちゅうをした。いつもは面倒くさいのでしないのだけれども、今日は朝の支度をしているときにルパンに「家を出るときちゅうしてくれる？」と頼まれてうんと答えたので義務を果たすために。ルパンは食事のときにそのことを話し始めて、すごく嬉しかった、と言っていた。そして、「どうしていつも行ってきますのちゅうをしてくれないの？」と聞かれた。どうして、って出かけるときはバタバタしているからなんだけど。そう言えば昔はもっと頻繁にしていたかな。今は何だか恥ずかしいような。「僕はバタバタしていてもちゅうをするでしょう？どうしてかわかる？」と聞かれた。わからない。「だって、もしかして仕事へ行くときに事故にあうかもしれない。　もしかして仕事中に何かあるかもしれない。　家を出るときには絶対君にちゅうをしたい。」意味がないと思っていたちゅうに、意味があった。

  2008.05.30

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  一期一会。

  ここは色んな思い出が詰まっている。ここへ来るたびに大好きな人たちの顔が思い浮かぶ。学校の勉強はなかなか思うようにうまく行かないけれどでも、こんな日があるとやっぱり頑張っててよかったと思える。高校時代のあの子が結婚して子供を生んで、あの子も結婚して、あの子も結婚したけれどあの子はまだ独身でなんたらかんたら・・・と言う話聞いた。そして、優しかったあの子がもうこの世にいないと言うことも聞いた。最後にスティーブから手紙をもらったのは彼が確か遠くの町へ引っ越したときだった。その頃はすでに日本にいた私にわざわざ手紙を送ってくれて「もしまた来ることがあったら是非遊びに来てください。」と言ってくれたっけ。あの数学の授業がスティーブとの最後の思い出なのに、時間が経つにつれてだんだんぼやけて来たあの授業風景。もっと話をしておけばよかった。もっと一緒に時間を過ごしておけばよかった。もっといっぱい手紙を書いておけばよかった。ああ、見えるかなぁ。こんな日は空から見えるのかなぁ。

  2008.05.27

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• 郵便局にて。

  わけあって友人に絵葉書を１０枚送ってくれと頼まれた。しかも、「きれいな、普通の切手」と言う条件付だった。ドイツの郵便局で切手を買うと、たいてい黄色い印刷用紙のようなものに、希望金額分の数字が印刷されたつまらない切手が出てくる。自動販売機で買っても同じことなのだけど自動切手販売機はお釣りまでが切手である。一体どうやったらきれいな普通の切手が買えるのかずっと私はわからないままだったのだけれどもときどき郵便局のカウンターに用事があると「きれいな切手でお願いします」と頼んだりもした。でもたいていの場合「ありません」と言われてきたのできっとドイツではごくごく普通のきれいな切手はコレクション以外では存在しない、または稀なんだと思っていた。でもまぁ私は切手コレクターでもないし、とりあえず葉書が届けばいいやと思っていたのでさほど気にしなかったのだけれども今回はそうはいかない。と言う訳で、さっそく町で一番大きい郵便局へ出向いた。午前中だったせいか人はわりと少なくてすぐに私の番が回って来たのだけれど私の担当のカウンターには中年の男性が。『葉書１０枚をXXXに、それからこれは〇〇にお願いします。　ただし、あの黄色いつまらない切手じゃなくて、　きれいなドイツの切手じゃないと嫌なんです。』とこの男性にドキドキしながら聞いてみた。『へぇーー！XXXに１０枚も？XXX出身なの？　〇〇行きの葉書はすごいなー。何も読めないよー。　これ、暗号だろ？一体何を書いたんだいー。（←日本語）　ところでこれ、外国行きだからこのシール張ってね。』と言いながらおじさんは「航空便」のシールをくれた。数が多いので、おじさんも張るのを手伝ってくれたのだけどその間になぜ私がここにいて何をしているのかを聞かれた。おじさんはとても感心しながら私の話を聞いてくれた。『で、勉強が終わったらどうするの？』と突っ込まれて、『多分、仕事を探すと思うけど・・・。』と答えた。そしておじさん、『それから家族を持つんだねー。　あ、もう結婚しているのかなー。』と私の左手の薬指の指輪を見ながら言った。『いえ、相手はいますけど、結婚はしていません。』と別に照れる必要もないのに照れながら答えた。「航空便」のシールが貼り終わると、おじさんはにこにこしながら『でもね、ここではきれいな切手は買えないんだよ。　あのこっちの裏の方にね、僕の同僚がいるんだけどね。　そこでだったらきれいな切手が買えるからね。』とわざわざそこの近くまで連れて行ってくれた。そして、お礼を言って別れようとすると手をすっと差し出して、『それではまた。どうもありがとう。』と言ってくれた。うん、フレンドリーなおじさんだった。こういうこともときどきある。結婚？そうか、結婚か。

  2008.05.26

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• きっとどこかで。

  基本的には私とルパンの仲に問題はない。ルパンは真面目で優しくて男前で（？）、最近は家事も積極的にやってくれるし本当に申し分のないパートナーだと思う。でも最近ふと考え込んでしまう。本当にこのままでいいのかなぁ、と。別に新しいパートナーを見つけたいわけではない。ただこのままここに居続けていいのかなぁ、と言う迷いがある。別に今永住を決めなければいけないわけではないのだけれども近い将来にルパンと一緒に家族を築くことを考えるとやっぱり日本で暮らして少しでも両親のそばにいたいと思うし、もし子供に恵まれるのであれば日本を肌で感じて欲しいと思う。もっとも今すぐに突っ走らなければならない理由もないのでまだまだ時間をかけて決めていけばいいことなのだけれどもふと未来予想図を思い浮かべたときに色々と不安になるのだ。なんせ飛行機代もどんどん上がっているご時世。かつてドイツと日本の往復航空券を５万円で買ったのは夢だったのか？目の前にはこれといった問題は今のところないのに、あれやこれや考えすぎて頭が一杯になってどうにもこうにもならなくなる。そしてルパンに当たって、泣き喚いて、また元に戻る。この繰り返し。ついこの間もまた同じことで言い合った。私が日本で仕事することにしたらどうする？と聞いたらルパンは「日本で」の部分を故意に（？）聞き逃したらしく、それは決まってるじゃないか、と言いながらウィンクをした。決まってるじゃないか、の内容は言わなかったけれどそれはつまりそういことで、だからウィンクをしたんだろうけれどいつもだったら喜ぶべき反応にこのときは喜ぶことが出来ず、私は「日本で」働こうかなって言ってるんだけど？？ときつく言い返して、ルパンを責めた。ルパンを責めてどうにかなる問題でもないのだけど。日本に帰りたくても帰れないのはルパンのせいだ、と遠まわしに言って私はルパンを責めたのだ。ああ、自己嫌悪。そのせいで、僕、違う職業を選んでいればよかったかなぁ。パン屋とかだったら日本ですぐにパン屋を開けたのになぁ。とルパンは言いだした。でも・・・・・・・・。パン屋っスか？？？？？パン屋じゃなければ・・・肉屋でもよかったかなぁ・・・。に・・・・肉屋？？？？？私の記憶が正しければ、ドイツのパン屋とか肉屋の需要は日本ではあまり高くない・・・・。その発想は一体どこから？？？？？せめて勉強するものがもうちょっと違えばよかったんだなぁ・・・。でもXXX大学の合格通知が来るの遅かったんだよなぁ・・・。うーん。あまり変わらない気もするけれど。ルパン的にはここが大きな分岐点だったと思っているらしい。でも、前向きなルパンはこんなことではめげない。でも、僕が今の道を進んだからこそ君に会えたんだ。今の道を進んでいなかったら法学部の君にメールは書かなかったよ。だから、やっぱり、正しかったんだと思う。これを言われて、咄嗟に私は言い返した。ううん。たとえどんな道を進んでいても、きっとどこかで会っていたと思う。なぜか、これだけは自信がある。これだけ自信が持てる関係だからこそ壊したくない。日本の家族のそばで暮らしたい。日本で暮らして歳をとりたい。でも、ルパンとも一緒にいたい。ルパンも、日本に居る自分の家族も、両方。やっぱり全部欲しいものを手に入れようなんて我侭すぎるのだろうか。

  2008.05.23

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• たった３分の逢引き。

  たまたま野暮用があってルパンの勤務先のある町へ出向いた。でもルパンは勤務中の時間帯だったし私も野暮用があるし別に会おうなんてまったく思って居なかった。私の野暮用まで少しだけ時間が出来たので駅の中の本屋さんへ行ってルパンのお母さんへの誕生日プレゼントに添えるカードを探してみた。とっても可愛いカードを見つけたのだけれども直接「おたんじょうびおめでとう」とは書いていないものだったのでどうしようか悩んだ挙句、ルパンに電話して聞いてみることにした。これこれこんな可愛いカードを見つけたけどかくかくしかじかなんだけどどうしよう？と言うと、私の質問に答える前に、今どこに居るの？XXXに居るんでしょ？どこ？と聞かれた。うん、そう、XXXの中央駅に居るよ。と答えるとじゃあ、今から行くから待ってて！と言われた。え、カードはどうするの？これでいい？と聞くと、わかっているのかわかってないのか、それでいいよ、きっと母さん喜ぶよ、と言われた。数分後本当にルパンは駅までやって来てくれた。同僚と一緒に車で外を回っていたらしい。同僚に挨拶をして、ルパンと３分ほど話をした。カードを見せてと言うので見せると「これは可愛いね。」と言っていた。別に家に帰ればまた会えるのに、たった３分のためにルパンが駅まで来てくれたのが嬉しかった。ルパンもそれが嬉しかったのか別れた直後に電話をかけてきた。もうすぐ、５周年。

  2008.05.23

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• 家に帰るとほかほかご飯。

  家に帰るとご飯が出来ていた。私が遅く帰ってきて、なおかつルパンが家に居るときはルパンがご飯当番、と言うなんだか暗黙のルールがいつの間にか出来上がっている。私って主婦タイプかと自分では思っていたのだけれども、やはり毎日毎日献立を考えてご飯を作ると言うのは面倒くさい。大学がなくてストレスもそこそこなら出来そうだけれども今の状態では気が向いたときに適当に何かを作るくらいが丁度いい。それでルパンも文句を言わないし、料理を作る喜びも知ったらしい。ルパンの作ってくれるものは私も大好きだし文句はない。ただ、ひとつだけ文句を言うのならばこってりしたものが多いこと。まぁ、私がいつもさっぱりしたものを作るのでバランスがとれているのかな。ご飯を食べ終わると、ルパンが仕事の話をし始めた。『君、こういうの大好きでしょ。』と言いながら書類を見せてくれた。ぎょぎょぎょ、これを読めと？？？？試験の点数にもならない書類を読めと？？？それとも読んだら点数くれる？？？？？？？（↑頭の中は試験でいっぱい。）（↑よけいなものを読むと試験に落ちる気がする。）（↑どうせ読むならもっと確実に面白いものを読みたい。）でも読んでみればそこそこ面白いんだろう。そもそもルパンの職業は私のかつての学問に関わっていて私もそれに興味を持って、ルパンと仲良くなったようなもの。でも・・・・今は試験の点数にならないものは読みたくない。 『面倒くさいから、要約して・・・。』と頼むとさっさと要約してくれた。なんだよ、だったら最初から要約して説明してよ！でも、結局そんなの面白くもなくて、『ふーん・・・。』しか言えなかった。ルパンは私がルパンの仕事に興味がないと思ったらしい。いや、そういうわけではないのだけれども、ただこの案件はそんなに面白くなかったぞ。そんなこんなだけれども、明日も家に帰るとご飯が出来ているそうな。うほほほほーい。

  2008.05.20

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• ナンバープレート

  引っ越したのはだいぶ前なのだけれどルパンはずーっと車のナンバープレートを替えていなかった。どういう規則があるのか知らないけれどもこんなに長期間放置しておいても平気なんだから今さら替えなくてもいいんじゃないの？と思ったけどやっと重い腰を上げて新しいのをもらいにいくことにしたらしい。するとルパンからこんな提案。『僕たちにちなんだナンバープレートにしよう！』ふたりであれこれ考えた末、ふたつの候補が出来上がった。ひとつめは、(1)市の頭文字　(2)ふたりの名前の頭文字 (3)付き合い始めた西暦ふたつめは、(1)市の頭文字　(2)ふたりの名前の頭文字　(3)ふたりの生まれ年の下２桁私としてはひとつめの候補が気に入っていたのだけれど残念ながらそれと同じものはすでに存在するらしく結局ふたつめの候補のナンバープレートが出来上がった。今日ふたりで車で買い物に出かけたときに初めてまじまじとナンバープレートを見てみたのだけれど別に他の人からはただのナンバープレートにしか見えないのになんだか恥ずかしいような嬉しいような気持ちになった。

  2008.05.19

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• Jo!

  「こないだ買ったときは　ヨー　だったんだけど、　今日は　ヨー　じゃない普通のお寿司なんだ、ごめんね。」と、お寿司屋さんでお寿司のお持ち帰りをしてきてくれたルパンが言った。一瞬　ヨー　って何のことだかわからなかったのだけど、（ラッパーかと思ったYO!）ヨー、つまり、Jo　、つまり、「上」のことか！！！！前回は「上」だったのに今日は「並」・・・。格下げされた気分っす・・・。それにしても、ドイツにある寿司屋で、なぜわざわざ「Jo/ヨー」なんて表記をつけるのだろう。きっと店に来たドイツ人または日本語がわからない人は「Jo/ヨー」て何だろう？って疑問に思うんだろうな。もっとも値段を見れば「Jo/ヨー」が何であるかわかるだろうけど。私だったらDJ-BoBoを思い浮かべるけど。（なぜ？）↑さっきググったら、彼の「Chihuahua/チワワ」は、邦題が「チワワ　de　こんチワワ」だとか。うーん、日本語っていいよなー。今日のお寿司のワケは、私があまりにも勉強のことでピリピリしていて、「寿司が食べたい・・。」と呟いたから。うう、（並だけど）美味しかったよ。

  2008.05.15

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  低血圧。

  病院に行ったら血圧を測ってくれた。すると血圧を測ってくれた看護婦さんが、『随分血圧が低いですけど、ご存知ですか？』と心配そうに言ってきた。上が８０で下が４０くらいだったかな。別に私の低血圧は今に始まったことではないのだけど最近はもう改善されたと根拠はないけど勝手に思っていた。でも、やっぱり血圧低いのか、そうなのか。採血のとき、最初に左腕を出したのだけどなかなか血が採れなかったようで苦戦していた。あまりにも時間がかかるのでだんだん辛くなってきて結局右腕から採血することになったのだけどそのときも採血してくれた看護婦さんに『あなた低血圧でしょう？』と言われた。自分ではあまり低血圧って言う自覚はないのだけど日本にいたときから病院に行くたびに低血圧を指摘される。ルパンにこの話をすると、『そうだよ。君は朝よく寝ているしね。』と笑いながら言った。確かによく低血圧だと朝が辛いと言うけれど私の場合辛いと言うより、ただ寝ていたいだけ・・・。あまり低血圧と関係があるとは思えない。『それに君ちっちゃいしね。』小さいことと低血圧は関係ないと思うのだけど・・・。あまり気にしない方がいいのだろうけど、疲れやすいのは低血圧のせいなんだろうか。てなわけで、まずは力をつけよう！と言うことで今日の朝食はお気に入りのパンを買って食べた。Mehrkornbroechenはやっぱり美味しいなぁー。

  2008.05.14

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• なんとなくホームシック。

  大泣きをした。外は晴れて気持ちのいい午後だったのに、私は部屋にこもって泣いていた。宿題とか、レポートとか、私が学生としてしなければならない当たり前のことに嫌気がさした。何もかも投げ捨ててここから逃げ出したい。日本へ帰りたい。ルパンとはこのまましばらくはドイツで生活しようと以前話し合って折り合いをつけたのだけれどもドイツにこのままいる自信がなくなった。３年もいながら、今さらって感じなんだけれども。ここにいたくない。自分の国にいたい。泣きながらそう訴えるとルパンはしばらく黙って、それなら、日本へ一緒に行こう。と言った。日本へ行ってルパンは何の仕事ができる？せっかく一生懸命勉強して今の仕事に就いたのにそれを捨ててまで日本に行く意味ってあるの？家族は？友達は？気候も、文化も、言葉も、何もかも違うのに。そんなの絶対無理に決まってる。そんなようなことを鼻水をたらしながら言った。そうしたらルパンは少し興奮気味でこう答えた。意味はある。フジっ子が好きだから、本当に好きだから、何もかも捨ててでも君が一番幸せである方法を選ぶ。ボクの君への気持ちはそれぐらい強いんだ。きっと日本移住は実現しないってわかっているんだけど、それでもルパンがそう言ってくれたのが嬉しかった。頭の中ではちゃんとわかっている。ここで暮らしていくことが総合的に見てベストなんだって。でも、もし日本で暮らすことになったとしたらそれはそれでドイツから離れたくないと思うんだろう。せめて日本とドイツが隣り合わせだったらよかったのに。せめて車で帰れる距離に日本があれば気が楽だったのに。非ドイツ人の友達はほとんどヨーロッパ出身の人たちで家に帰るまで飛行機に乗れば最大でも３時間程度しかかからない。隣の国だったら車で２時間もかからない。それが本当にうらやましくて、うらやましくて。ああ、どこでもドアさえあればなぁ。

  2008.05.12

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  晴れた日はピクニック。

  今日は久しぶりにピクニックをした。ゼミの仲良し数人と、そのほかの友達合わせて１２人で水辺でピクニック。私はルパンと同伴で参加したのだけれども久しぶりに外でリラックスできて気持ちがよかった。やっぱり太陽の光を浴びるって気持ちがいい！！気温は２５度で風が吹くととても気持ちのいい天気だった。もう分厚いセーターやコートは必要ないのだ！！あー、こんな日が３６５日続けばいいのになー・・。こんな気持ちのいい日曜日だったので、水辺はピクニックやバーべキューをする人、それから日光浴をする人たちでいっぱいだった。かく言う私たちもバーベキューセットはしっかり用意していったのだけど。そして各自いろんなものを持ち寄ってきたので食べるものもいっぱーいごそごそと各自出し合ってムシャムシャ。１時間経過したらカオス。食べて、しゃべって、飲んで、食べて、しゃべって、飲んで。ま、飲むって言っても私はジュース・コーラ・水だけだけど。最近家にこもってばかりだったのでとても楽しかった。外の空気を吸って、太陽の光を浴びて、友達とおしゃべりをして、美味しいものを食べて、飲んでってただこれだけでこんなに楽しいなんて。別に遠くへ行ったわけでもなくて、大学のそばにあるちっぽけな湖だったのだけど。よーし、また頑張ろう。

  2008.05.11

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• キャンパスデート。

  お昼の空き時間にルパンが大学まで来てくれた。毎日家で顔を合わせているから別にわざわざ大学まで来てもらわなくてもいいのだけど、今日から仕事が夜シフトでお互い少しずれた生活になるし、せっかく天気もいいしってことで久しぶりに大学デート。図書館の前で待ち合わせして、一緒に学食へ向かった。学食で「今日のメニュー」だったシチューを食べて、食後は学内のカフェで売っているアイスを買って食べた。それからカフェのソファに座って窓の外をふたりでぼーっと眺め続けた。ただ、それだけ。私たちが一緒に過ごした時間は正味２時間。ただご飯を食べて、アイスを食べて、終わり。それだったら別に家でも出来ることなのだけれどわざわざ私に会いに来てくれたのが嬉しかった。別れ際には、『楽しかった。またしよう。』とルパンは言った。ご飯食べて、アイス食べて、ぼーっとするだけ。たかがこれしきのことも、好きな人とするととても楽しい。

  2008.05.09

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• 心配事。

  最近、またストレスが溜まってきた。と言うのも提出しなければならないレポートがあって、さらに同時に別のレポートを仕上げなければならなくて、ほいでもってそろそろ試験の準備もしなければならないので３つのことを考えるだけで胃が痛くなってくるのだ。それだけではなくてまだ受けなくてはならない口頭試験や、論文試験のことを考えると本当に頭がくらくらしてくるし、最後を締めくくる修士論文のことを考えると卒倒しそうになる。先日の夜はなかなか寝付けず、よけいなことばかり考えてしまってとうとう泣いてしまった。ドイツに来た頃に比べるとこういう日は随分減ったけれどそれでも私はストレスが溜まるとこうして夜に突然泣く。まるで夜泣きをする赤ん坊のようだ。心配しても始まらないのだけれどもどうしても心配してしまう。一体何が不安なのかを突き詰めると、やはり私にはまだドイツ語の自信がないからなのだ。日常生活を送る上では何の支障もないし周囲の人ともドイツ語で理解し合うことが出来る。ただ、私が決定的に苦手としているのはアカデミックな面でのドイツ語なのだ。大学のレポートなんてたかだが１５ページから２０ページのもの。それでも書くのは本当にかったるい。本気でかったるい。自分で選んだ道だけど、それでもやっぱりかったるい！！英語の文献をドイツ語にするのは楽なのだけど、ボキャ貧の私にはドイツ語の文献をさらにドイツ語でまとめるのは拷問に等しい。すでにきれいに出来上がっている文章を壊すのはもったいない。でも、まとめないとレポートは仕上がらない。うがー！ひーこら言いながら書いた下書きをルパンにチェックしてもらうと、意外にも今回私のドイツ語の出来はとてもよかったらしく以前別のレポートをチェックしてもらったときよりも訂正されている箇所がかなり少なくて自分で驚いてしまった。文法的・表現的にも適切なものが多く、95％は私が書いたものが残った。これって私にとっては大きな大きな進歩である。それでもアカデミックな部分ではドイツ語にまだ確固たる自信がないので辛い。だからこの先の試験や論文のことを考えるとめまいがするのだ。みんな私に「もっとポジティブにならなくちゃ」と言う。確かに、確かにその通りなのだ。ポジティブに考えた方がいいに決まってる。でも私はポジティブに考えると手を抜く癖があるので、適度に悩む方が丁度いいと自分では思っているのだけどあまりにも色々考えすぎると夜眠れなくなる。ああ、この調節を自分でしっかりできるようにしなければいけないのに。私が夜泣きをしたのは久しぶりだったので、ルパンは私のストレスのたまり具合を察してくれて私が落ち着くまで起きていてくれた。ああ、でもやっぱり心配。

  2008.05.06

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• 怒り。

  ひじょーーーーーに腹立たしい。仕事上（？）の付き合いのある人にメールを書いた。何もなければ絶対にメールなんてしないけれどこの人が責任者なのでこの人に聞かなければならないことがあって気が進まなかったけれども冷静かつ丁寧なメールを書いた。で、返事が来たのだけれど、それがまた腹立たしい書き方で。この人は私よりも一回りも年上の人なのだけど、ランデブーを期待してか何度か誘われたことがある。けれど、私はそれらに一切応えることなく、あくまで「仕事上」（？）の付き合いを貫いてきた。仮に彼が一回り年が上ではなくて同い年だとしても、私はこの人にまったくもって興味はない。あくまでも「仕事上」の付き合いとしてしか見ていないのは私のメールの内容を読めばわかることだと思うのだけれど彼はそれでも期待をしていたらしい。で、今回用事があってメールをしたのだけど、断り続けられた怒りが溜まったていたのか、『大変残念ですよね。　せっかく私からこんなに申し出をさせていただいたのに　結局何も起こらなかったなんて。　でもまぁ、あなたの意志を尊重しますよ。』と言うような嫌味ったらしい文面のついた返信が来た。どうやら、ご立腹のご様子。でも、私は怒らせるようなことは何ひとつしていなーい！！！！！（怒）それに、そんな申し出受けるような安い女ではなーーーい！！！！！（怒）（怒）あー腹立たしい！！腹立たしい！！腹立たしい！！！！！！おまけにこいつと来週また顔を合わせなくちゃいけないなんて！！！

  2008.05.05

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  おなかいっぱい。

  今週は周期的にとっても辛い週だった。なので昨日なんかは１５時間ほど眠ってしまったし、今日もまだ体がだるくて頭がぼーっとしていたので昼寝をした。こんなときのルパンはとてもやさしい。私が定期的にこうなることが（やっと）わかったらしく本当に、本当に色々と尽くしてくれるのだ。もともとルパンはやさしいタイプだけれどもこんなにツーカーが通じるなんて・・・昔を思い返すとこれは奇跡としか言いようがない。もっとも私がこんな状態であろうとなかろうと尽くしてくれるけどこんな状態だとさらに至れり尽くせりで私はウハウハ。まさに気分は女王様、なのだ。今日はなぜか突然お寿司を買ってきてくれた。理由は、「君がぐったりしていたから。」だそうな。ルパンってば本当に成長したなぁー・・・としみじみ。私は尽くす女だと思って生きてきたし、実際適度に尽くすのだけれども尽くされる快感を知ってしまった今はもうやめられない。ルパンはおそらくその逆だったと思うのだけれども今は尽くすのが楽しくてやめられないらしい。今の私たちは、需要と供給バランスがとてもよい。　　　　　　　↑ただいま私たち「均衡状態」出典Wikipedia　「需要と供給」で、さっきもりんごパンケーキを作ってくれたルパン。私はぼーっと待っているだけ。ルパンってけっこういい奥さんになれるタイプなのかもしれない。あ、おなかいっぱいになったらまた眠くなってきた・・・。

  2008.05.02

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• 腹痛に襲われる。

  珍しくポテチをおやつに食べてさらにピザまで食べたら慣れないせいか、その直後にものすごい腹痛に襲われた。座っても居られないほどの痛みで、思わず床にうずくまってうーうーうなった。それを発見したルパンは、私と一緒に床に横になって、「お手洗いに行けば治るよ。」とあっさり言い放った。「この痛みはそんなもんじゃないっ！　もう・・・もうだめかもしれないっ・・・！」となみだ目で訴えると、ルパンはけたけた笑って、「君って演技派だなぁ。ただの脂っこいものの食べすぎだよ。　君の胃ってヘンなときに敏感だからね。ポテチとピザのせいだよ。」と言った。確かに、私の胃はヘンなときに敏感。ポテチとピザって言う組み合わせは私にはかなりヘビー。でも、ピザは半分しか食べなかったのに。ポテチも半分しか食べなかったのに。それなのにこんな腹痛って一体どんだけの脂肪が含まれてたんだ？ルパンはこんな私にカモミール茶を入れてくれて、私はしばらくしてからお手洗いに行ったのだけれど、そうしたら見事に腹痛は消え去った。あーよかった。　いやいや、それにしてもポテチとピザって恐ろしい。今度からポテチを食べるときはポテチだけ、ピザを食べるときはピザだけにしよう。やっぱり脂っこいものはほどほどにしないとよくないな。うん、何事もほどほどが一番だなっ。と、一人で納得。

  2008.05.01

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  伊独・フィットネス系雑誌。

  今日、無性にイタリア語が読みたくなった。教科書に出ているようなイタリア語ではなくて、もっともっと日常的かつ自然なイタリア語。となるとやっぱり雑誌しかないので学校帰りに本屋で輸入コーナーを物色した。いろいろあって悩んだのだけれどあまり小難しいものだと頭が疲れるので、結局フィットネス系雑誌を購入した。近年私はさっぱりファッション雑誌を買わなくなった。昔もそう沢山買っていたわけではないけれども。その代わり、特にドイツに来てからはフィットネス系雑誌をときどき買う。別に切実に痩せたいとか引き締めたいと思っているわけでもないのだけれども一番興味のある記事が多いのがこのフィットネス系雑誌なのだ。健康な食事、運動法、セックスからちょっとしたファッションまで、様々な「気軽な」テーマの記事が載っているので頭を休ませたいときには丁度いいので不定期だけども買う。「Starbene」（イタリア）2008年5月号イタリアもドイツも健康美人のお姉さんが表紙を飾る。どちらも細すぎず太すぎず、健康的で　す・て・き「Shape」（ドイツ）これは2005年12月号中身は結局似たり寄ったり・・・だけど、イタリアの方がでかくて重い。その分読み物はけっこう多いけれども、どちらの場合もやっぱり「ビフォー・アフター」に興味津々の私。何が好きってこの「ビフォー・アフター」が一番好きなのだ。イタリアの皆さん４ヶ月コース。右下のアントネッラさん（45歳）は8,5キロマイナス！なぜかイタリアはビフォー体重を開示していない。プライバシー保護？　ドイツのサビーネさんのビフォー。身長173センチ、体重93キロ。なぜか不機嫌そうに写っている写真。でも今は67キロで、洋服のサイズも38！そのせいかとても晴れやかな顔でぱちり。イタリアは最後に専門家の意見を取り入れてファッションまで改善。ビフォーのファッションは確かに野暮ったくていまいち。もともとこのコーナー（？）の名前が「私たち痩せました。イメチェンしちゃおう！」なので痩せるだけじゃなくてそこもポイント、らしい。奥様改造計画みたいだ。いちいち専門家がピーコのようにあーだこーだアドバイス。こんなものを読んで楽しんでいる私ってばしょーもないなー・・・と、わかっちゃいるけどやめられない。まぁたまにはこんな息抜きも必要だもん。ね？

  2008.04.29

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  ジャーマン弁当。

  仕事に持っていくお弁当ルパンが詰めているのを見て、「なるほど、こういう詰め方もあったか」と唸った。↑は、今日の早めの夕食の残り物。もちろん、用意したのはルパン。私にはまだこんなジャーマンなものを作る技量（？）がない。何ていうか、こんなにでっかいソーセージをボンっっと入れて、マッシュポテトと赤キャベツをこんな風にお弁当箱に詰め込むという発想がとても新鮮で、とても可笑しくて、笑いが止まらなかった。「なんでそんなに笑うの？　アルミの入れ物に入れるくらいいいじゃない？」とルパンは首をかしげていたのだけれど、アルミとかプラスチックとかそう言う問題ではなくて、私には日本のお弁当箱にソーセージをボンっと言うのがツボでどうにもこうにも笑いが止まらずおなかが痛くなった。「そんなに面白いなら写真を撮れば？」と言われたのでパチリ。なんか久しぶりにルパンってドイツ人なんだなぁと再確認できた。それと同時に私の頭はなんてガチガチの日本人なんだろうと思った。お弁当箱にはご飯が入っていて、玉子焼きとかからあげとかそういうおかずが入っているもの―と言う固定観念があったのでこのソーセージにはやられた。それにしてもこの３品、見事にお弁当箱にハマっている。うーん。これからはもっと多様なお弁当が作れそうだ。

  2008.04.29

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• 豆つぶの上のおひめさま

  ドイツに来てからと言うもの、どうも神経質になったと思う。ひとりで大学構内を歩いているときなどは、かなりピリピリした表情をしているらしく友達が私に声をかけるのを遠慮することがあるほどらしい。家にいればいたでとても神経質で、ルパンには細かい注文をよくつける。食器の洗い方、並べ方、洗濯物の干し方には特にうるさく、思い通りにきちんとなっていないととてもイライラしてしまう。もともとこんなに細かい性格ではなかったはずなのだけれどある一定の事柄に関しては自分でも驚くほどに神経質になった。もうひとつ私が神経質になるのは夜寝るときなのだけれどこれは本当に私の毎晩の悩みの種なのだ。夜寝るときにどうしてもどうしても気になるものがある。そしてそれが気になって気になって寝付けない。気になるそれとは、ずばりルパンの寝息。ルパンは私より寝つきがいい。なので、すやすやと眠る寝息が１分後には聞こえてくるのだがそれが聞こえてくるとどうにもこうにも眠れない。「いびき」ではなくてただの「寝息」なのに眠れないのだ。すやすやとすぐに寝付くルパンに何となくムカつき、早く寝付きたいのになかなか寝付けない自分にイラつき、そうこうしているうちに時間ばかりが過ぎて自分はますます眠れない。なので、ルパンの寝息を阻止するために、私はルパンの鼻の穴に指を突っ込んでみる。すると眠っているルパンは瞬間的に呼吸困難状態に陥り、そしてそれを無意識に手で払いのける。するとほんのしばらくの間は寝息がなくなるのだけれどまたしばらく経つと寝息をたてて眠り始める。そして私はまたルパンの鼻の穴に指を突っ込む・・・と言う繰り返し。それを数回繰り返した後はもう鼻に指を突っ込むのが面倒くさくなり、ルパンをばしばしと叩いて「ルパン静かにしてよー！」と訴える。これを何度も何度も繰り返し、ようやく眠りにつくことができる。驚いたことに（？）ルパンはこの一連をあまり覚えていないらしい。それを聞いてますますルパンの寝つきのよさにジェラシーな私。こんなわけでいつも私は「寝遅れる」ので、寝る前にルパンにはいつもお願いをする。「あのさ、できるだけ鼻から息は吸わないで静かに呼吸してね？　そうしないと私寝息が気になって寝付けないから。」うんわかった、とルパンは言うけれども寝てしまったらもはやコントロールはできない。だから結局毎晩私は鼻に指を突っ込んだり、ばしばし叩いたりしてルパンの寝息を沈めなければならないのだ。そして、昨日とうとうルパンに言われた。「君はまるで　豆つぶの上のおひめさま　みたいだな！」と。※ Prinzessin auf der Erbse（豆つぶの上のおひめさま） なんじゃ、そりゃ？( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝってわけで豆つぶ姫がいったい何者なのか説明してもらった。↓こんなお話のようです。※ここから引用。ひどい嵐の夜のことでございます。いなづまが光り雷がなり雨がたきのようにふりそそぎ、それはそれはおそろしい夜でございました。そのさなかにドンドンとお城の扉をたたく音がいたしました。そこでお年をめされた王さまが嵐の中を扉をあけにおいでになりました。すると、ひとりのお姫さまがひっそりとたたずんでおいでになりました。まあ！　なんとおかわいそうに！　お姫さまは風と雨にうたれ見るもあわれなすがたをしておられました。かみの毛からもおめしものからも水がしたたりおち、くつの先からも水が入ってあふれでておりました。（中略）そして20まいのしきぶとんを何人もの召使にはこばせて、えんどう豆の上におのせになりました。さらにその上に、20まいもの軽やかな羽のふとんをかさねたのでございます。あくる朝おきさきさまは、《ゆうべはよくおやすみになれましたか》と、お姫さまにおたずねになりました。するとお姫さまは、《いいえひどいめにあいましたの》と、おこたえになるのでした。《ひとばんじゅうほとんどねむることができませんでしたの・・・・・・　ベッドにはいったいなにが入っていたのでございましょう。なにかかたいものの上にねむったようでございます。からだじゅう赤いあざや青いあざになってしまいました。・・・・・・ほんとうにひどい夜でございました！》・・・と言うわけで「本物のお姫様」と認められ、この国の王子様と結婚することになって終わりだとか。なんじゃ、そりゃ？( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ※ドイツ語版の要約はこちら。ルパンが言うには、私はこの豆つぶ姫と同じくらい神経質だと。いや、いくらなんでもこのお姫様ほどじゃー・・・。アンデルセンのお話らしいのだけれども、とても面白いので今度じっくり読んでみたいなぁ。今夜は静かに寝ておくれよ、ルパン。

  2008.04.27

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• １０年前に。

  なんと！！１０年前に会ったきりになって、連絡も途切れ途切れだった友達があるSNSで私を見つけてくれた。このスウェーデン出身の友達、ダニエル（仮名）と私が知り合ったのは、とある国の公立高校。当時、この学校に通っていた外国人といえば日本人の私、スウェーデン人のダニエルとドイツ人が他に二人いただけ。なので外国人同士よく一緒にいたし、何より私にとってダニエルは生まれて初めて見た、「フェルゼンの国」から来た生身の人間。第一印象は、フェ・・・フェルゼンと全然違う・・・！（↑当たり前）まぁダニエルもげ、ゲイシャと全然違う・・・！って思ってたかもしれないけど。ダニエルと私は別に恋人でも何でもなかったのだけど、当時は今よりももっと内気でメソメソしていた私のよき理解者で、同い年なのに私よりも難しい授業をとっていた彼を尊敬していた。英語も同い年なのにとても上手だったので、「スウェーデン人って賢いんだなぁ。」なんてのんきに感心していた。今ならそんなに感心することでもないのだけれど当時のへなちょこの私にはダニエルはとにかくすごいヤツだったのだ。ダニエルにはベッキーと言う現地人の彼女がのちのちできて、ダニエルのお兄さんがスウェーデンから遊びに来たときになぜかダニエル、ベッキー、お兄さん、それから私、と言う奇妙な４人組で遊園地に行ったことを覚えている。お兄さんが私をとても気に入ったららしいのだけれども、いくらフェルゼンの国の人でもちょっと・・と言うタイプだった。いや、とってもいい人だったんだけど。いい人と、好きな人はベツモノっ！あまりにも私とダニエルが仲がいいので、周りの友達は私とダニエルが卒業パーティーにカップルとして行くと思っていた。いや、でも私はダニエルなんかじゃなく（失礼）、当時のボーイフレンド（？）と仲良くパーティーに出席。ダニエルももちろん私なんかじゃなくてベッキーと出席。その時にとったカップルの記念写真はお互いに交換して今でも日本の家のどこかにある・・・。お互い卒業してさよならをするとき、小さな贈りものをした記憶がかすかにある。私が何をあげたかはちょっと定かではないのだけれどダニエルからはスウェーデンらしい（？）小さなトナカイをもらった。その角の部分を後に私は壊すのだけれど・・・。で、久しぶりに連絡が取れたダニエルの写真を見ると、１０年前とまったく変わっていなくて懐かしさが一気に込み上げた。私あの頃１０代だったんだなー。よくメソメソしていたなー。（今よりも）最後にメールで連絡をとったのは、確か私がイタリアに居たときだった。いや、あの時は電話で連絡もとったはず。なので、まるまる１０年が空いていたわけではない。でも最後に会ったのは確かに１０年前なのだ。随分歳をとったもんだ。

  2008.04.25

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• 

  自然食品。

  『君にぴったりのスーパーがあるよ。』と、言いながらルパンが私に見せてくれたのはこれ。自然食品を多数取り揃えているというスーパーの広告。確かに私が好きなテーマ。だけど、実は私は今までごくごく普通のものを買って食べてきた。もちろん手頃な値段で買えるBIO製品があれば買うけれども実はそこまでBIOに執着はしていなくて、野菜なんかはEU産のものであれば躊躇うことなく買う。本当だったら気にかけたいところではあるのだけれど気にしすぎるとキリがないと言うのも事実。BIO製品を買える余裕のあるときには買うし、買えないときには買わない、この先もっと余裕が出来ればBIO製品ばかりを買うかもしれない。でも今はそこまでBIOに拘っていても仕方がないので普通のものも買う。それでもルパンからすれば私はけっこう口うるさい方らしい。確かにBIO製品に限らず、何かって言うと健康か不健康かにこだわる。現に化粧品関係は自然化粧品ばかりを中心に使っているし食べることに関しては極力出来合いのものを避けて自分で作る。実際のところBIOと普通の食べ物で一体どれだけの差が出るのか私にはわからない。気休め程度の差しかないのかもしれないし、仮に気休め程度の差だとしても、「体にいい」と信じて食べることで何かプラスになるのかもしれないし。基本的には何であろうと美味しく食べることが一番体にはいい気もするけれど。だから、今日はインスタントラーメン。あー、美味しいっ！

  2008.04.24

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  デスクワーク。

  やる気だけは満々なのだけれども、体がなかなか言うことをきいてくれなくて勉強に全然集中できない。終わらせなければいけないレポートの提出は、私が思っていたよりも遅くても大丈夫だと友達が今日大学で教えてくれたので何だか拍子抜け。ま、さっさと終わらせた方がいいには決まっているけど。あーあーあーあーあーあーあーあ。読んで、まとめて、書いて、読んで、まとめて、書いて。読んで、まとめて、暗記して、読んで、まとめて、暗記して。前者がレポート、後者が試験。どっちもどっちでつらいよなぁ。語学はいいとしても・・・・。肝心の専門は今でも泣きたいほどに苦手。なのに専門って・・・。今日はもうフランス語しかやる気力がない。くわっ。

  2008.04.21

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• Ohrwurm

  私は、よく歌う。そしてかなり大声で歌う。多分隣の家にも響いているとは思うのだけど、今まで一度も苦情が来たことはない。さすがに夜中に歌っているわけではないので苦情も何もないのかもしれないのだけれどもよっぽど聞き苦しければ昼間でも苦情が来るかもしれない。でも、今の今まで一度もないということは、きっと私の歌声が素晴らしいということなんだと勝手に解釈している。そんな私がよく歌う歌が、ルパンの耳に残ることがあるらしい。鉄腕アトムの歌、ＵＦＯ、月影のナポリなど、和洋折衷、時代もめちゃめちゃの歌の数々がルパンの耳に残って離れないらしい。中でも、「この世の果てまで」は相当効いたらしく、気がついたら鼻歌まで歌えるようになったらしい。ルパンが「この世の果てまで」の鼻歌を歌うのでてっきり私はルパンもこの歌を知っているものだと思っていたのだけど最近実はそうではなくて、私が聞いたり歌ったりしているので自然に覚えてしまい気がつくと鼻歌を歌ってしまうようになったことがわかった。私はカーペンターズが歌っているものが一番好きなのだけど、昨日色々調べていたら竹内まりやがカバーしているものも発見。竹内まりやの声にもとても合うし、よくカバーできていたのでＣＤを買おうかどうか検討中。うん、きっと買ってしまうだろう・・・。"The End of the World" Why does the sun go on shiningWhy does the sea rush to shoreDon't they know it's the end of the world'Cause you don't love me any moreWhy do the birds go on singingWhy do the stars glow aboveDon't they know it's the end of the worldIt ended when I lost your loveI wake up in the morning and I wonderWhy everything's the same as it wasI can't understand, no, I can't understandHow life goes on the way it doesWhy does my heart go on beatingWhy do these eyes of mine cryDon't they know it's the end of the worldIt ended when you said goodbyeWhy does my heart go on beatingWhy do these eyes of mine cryDon't they know it's the end of the worldIt ended when you said goodbye

  2008.04.20

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• 友達がいない？

  実は私は引きこもりタイプの人間。スポーツは苦手でもともとそんなに好きじゃなくて見るだけ。キャンプとかそういうアウトドアもあまり好きではなくて、お酒も飲まないし、煙草も吸わないので飲み屋が苦手。ただし、美味しいものが食べられるのならば飲み屋にも行くけれど食べることが中心にならずに「飲むだけ」の場合はよっぽど仲がよくて信頼のおける人と一緒でなければまず出向かない。趣味は読書、音楽鑑賞、ひとりカラオケ（？）、料理、食べること。映画も見るけれども趣味がとても偏っていて中心はミュージカル。すべて家の中で出来ることでわざわざ外に出なくてもすむ。唯一外でしかできない趣味といえば買い物。それ以外は全部家でのんびり。それが私の趣味。そして私の趣味のほとんどはひとりで出来ること。スポーツみたいに誰かと一緒に汗を流すとか、キャンプみたいに友達とわいわい楽しむとか、大勢で居酒屋で飲んで騒ぐとかそういうものではない。そして幸運なことに、ルパンも意外と私と同じタイプ。ふたりとも引きこもりタイプなので、休日はよくふたりで家でぼーっと過ごす。本当にふたりでぼーっと過ごす。ふたりでチャットしたりしながら面白動画を送りあったり、ときには戦略ゲームを一緒にオンラインでプレイしてみたり、年頃の（？）男と女がひとつ屋根の下にいると言うのに一体・・・。それなりに友達もいるのだけれども、どうしてもルパンとばかり遊んでしまう。やはりルパンといるのが一番気が楽なのだ。それでも自分の友達は大切だし一緒に遊びたいな、会いたいな、と思うこともあって、一緒に出かけることだってときどきある。ルパンと一緒に居るのとは違った楽しさがそこにはあり、そのたびに「やっぱり友達っていいな」と思える。そして「もっと頻繁に友達と遊ぼう！」と思うのだけれども気がつけばまたルパンとばかり遊んでいる自分。そんな自分がときどき可哀そう（？）になる。まるで、私にはルパンしか友達がいないみたい。でも、パーティーはよっぽど仲良しばかりが集まるものじゃなきゃ嫌だし、何よりも煙草の煙でムンムンしているのに耐えられない。お酒臭いのも嫌だし、パーティーは年に２、３回も行けば十分。その数少ないパーティーもルパンが同伴じゃないと気が引けるのだ。友達を誘えばきっとみんな喜んで私と何かしてくれる。それなのに心のどこかで遠慮をしている気もする。この気持ち、何なんだろうなぁ。寂しいような気もするけど、これで満足している自分もいる。

  2008.04.19

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• 三年前に。

  Il y a trois ans je suis venue en Allemagne.「三年前、私はドイツへやって来ました。」と言う文章をフランス語の授業で言わされた。言わされたというよりは、「三年前あなたは何をしましたか？」と先生に聞かれて、パッと頭に浮かんだのがこの文章だった。正確にはまだ三年未満だけれどもあと一ヶ月半程で丸三年になる。だからまんざら嘘と言うわけではない。そうか、やっと三年かぁ。石の上にも三年、どうにか私はここの生活に慣れた。大学の授業にも、周りの学生にも、日常生活にも。試験やレポートは今でも辛いけれども最初に比べれば楽になった。読むスピードや書くスピードはまだまだドイツ人には敵わないけど、自分なりにスピードアップできたしきっとこれからもできるはず。「え？フジっ子はドイツで生まれたんじゃないの？」とドイツ人の学生に大学で言われるほどにドイツに馴染んでいる一方、やっぱり日本が恋しくて、不味いとわかっているのにときどき近所のスーパーでお寿司を買ってしまう。今日の午後はルパンと一緒にイケアで買い物。去年引っ越して以来、私の勉強部屋にはカーテンがないままで日中眩しすぎて読んだり書いたりに集中出来ないため、とうとう重い腰を上げてブラインドを買いに行くことにした。私の目は太陽の光に弱く（吸血鬼か？）眩しいと頭がクラクラして目が痛くなるので、サングラスは必需品。これから夏が来るので家の中とは言えども日光は多少遮断せねばならない。引っ越したときに買っておけばよかったのだけれどもあの頃はまだ日が短かったので後回しでいいやと思っていたのだ。でも、夏時間になってからはさすがに辛い。買い物に付き合ってくれたルパンには、お礼を兼ねてトンカツを夜ご飯に作ることにした。揚げ物はカロリーが高くて台所が汚れるので滅多に滅多にしないのだけど、たまにはね。

  2008.04.17

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  本にかこまれた生活。

  最近本を数冊購入した。と言っても全部オンラインで。レポートで参考にしたいものから単に私の趣味の本まで。毎日何かしらの本が私宛に届くのでルパンは驚いていた。下の３冊はレポート参考用。でも私の趣味の一部でもあるので買った。日本語の本は全くの趣味の本。滅多に日本語の本は買わないのだけれどもなんだか突然そういう気分になってこの2冊を選んだ。大山のぶ代さんの本は、毎日ドラえもんを見ているせいか無性に読んでみたくなってしまったのだ。私はこの歳になって子供の頃よりもドラえもんが好きになっている。特に初期の頃の作品は大好き。漫画もアニメも初期が好きだ。やっぱり一番欲しいのはどこでもドアかなぁ。　　一番上はドイツ語版の「第三の男」。でもこれは自分で買ったものではなくルパンの両親に以前もらったものでずっと読んでいなかったのだけど最近読み始めた。読んでいくうちに映画も見たくなってきた。頭の中はヱビスビールのテーマがぐるぐる流れる。（↑ヱビスのテーマではなく、この映画のテーマだけど。）　まだ読んでない本や途中放棄した本が実は本棚にたくさんある。イタリアにいたときにもらったイタリア語版の「ハリー・ポッター」。「ハリー・ポッター」は日本語も英語もドイツ語も一度も読んだことがない。実は映画も見たことがなくて、だいたい話の想像はつくけれどもいまいち読もう！と言う気になれずもらってからこんなに時間が経ってしまった。イタリアで買った吉本ばななの本は途中放棄。どうも感情移入ができず、１０ページほどで読むのを辞めてしまった。イタリア語を読む練習のためにも読むべきなのだけれども・・・。三島由紀夫の「愛の渇き」のドイツ語版も途中放棄。私のドイツ語力が未熟なせいか、三島由紀夫を読むならやっぱり日本語がいいと思った。こんなことばかり書くと私はいつも読みきらずに終わる女のように聞こえるかもしれないけれど好きな本は本当に何度も、何度も、何度も読む。ただそういう本に巡り合うのは意外に難しくて、数ページ読んで途中放棄することが多々ある。最後までちゃんと読めば面白くなることもあるのだろうけれど。私はアホくさい本ならけっこうさっと読んでしまうのだけれどもその代表例が、How to dump a guyと　He´s just not that into youだ。　　　How to dump a guy　はわりと楽しめたのだけれどもHe´s just not that into you　は当たり前過ぎて面白くなかった。こういうことに気がつかない女性が世の中にはいるんだーへー、なんて思いながら適当に読んだのだけれど自分の参考にはならなかった。（↑それでもちゃっちゃと読んだ。）本を読むのに、私には「気分」が必要。何かのきっかけで強く「読みたい」と思わなければならない。買うときはわりと「買っておくか」くらいのことが多くて、時間が経って、その「気分」になってから読む。それが数日のこともあるし、１年かかることもある。自分の趣味の本ならこんなんでもいいのだけれども、レポートのためには嫌でも読まなければならない。さすがに１年も先送りできないので辛い。とっても辛い。しかもレポートのためだと好き勝手に読んで終わり、と言うわけに行かない。ただの感想文だったら楽なのになー。小学校の頃は感想文が嫌だったのだけれど今思えば感想文くらい大したことがない・・・。はぁ。

  2008.04.16

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• 進まない。

  ダメだ、ダメだ、ダメだ。全然レポートに集中できない。まったく白紙なわけではなくて、それなりに進んではいるのだけれどもいまいち論理展開にまとまりがない。学部生時代の恩師が読んだら、「結局何がいいたいんですか？」なんて突っ込まれてしまいそう。はぁ。今日は少し遅めの帰宅。そしてルパンは仕事がオフの日だったのでご飯を作って待っていてくれた。家に着いたらご飯が出来てるって本当に幸せ。今日のメニューはグラタン。美味しかった。本当に美味しかった。人に作ってもらうご飯と言うのは本当に美味しい！

  2008.04.14

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  マヨネーズ。

  なんとなく思い立ってマヨネーズを作ってみた。実は、今まで一度も手作りしたことがないのだけど、なぜか今日はマヨネーズを作ってみたくなった。そして、そのマヨネーズで野菜が食べたくてたまらなくなった。一体、なぜ？？？ってことで、一応ネットで見つけたレシピを参考に、初マヨネーズに挑戦したのだけれども、結果は可もなく不可もなく・・・ちょっともったり感がない出来・・。混ぜ方が足りなかったのか？分離はしなかったのだけれども・・・。ううん。それでもめげずに、仕上げにすりおろしたにんにくを入れたのだけれどこれが、意外にもバッチグーな（死語？）組み合わせこれにはルパンも唸った。うーん、まずいっ、もう一杯！（あれ？）マヨネーズ・・・もったり感がありまへんもったり感がないので、どちらかと言えばマヨネーズソースのような感じなのだけどブロッコリにもにんじんにもぴったりだった。今度はからしを入れたりしてまた挑戦してみよう。そして今度こそもったり感の出る、マヨネーズらしいマヨネーズを作りたいっ！！ファイト、自分！

  2008.04.13

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  土曜日のお茶会。

  ハーブをもらった。植物のある生活はやっぱりいいなぁ。それにハーブは料理にも使えるし、観葉植物としても癒されるし一石二鳥。だから、この贈りものは本当にとても嬉しい。贈り主はルパンの両親。私の誕生日にとこのハーブと某化粧品店のギフトカードをくれた。私はハーブだけでも十分嬉しかったのだけれど。そんなわけで今日は一応私の誕生祝を兼ねた訪問だった。前日に私はチョコレートやクッキーを買い揃えてマフィンを焼いた。本当はティラミスを作りたかったのだけど、買い忘れがあったので急遽マフィンを作ることにしたのだ。そしてみんなでいつものようにお茶をしながらおしゃべり。ルパンとの付き合いが長く、そして深くなるにつれてルパンの家族、とりわけルパンの両親との付き合いも深まった。初めて紹介されたときから歓迎してくれたし嫌な思いはしたことがないけれどもやっぱり時間が経てば経つほどに距離が縮まってよりいい関係が築けていると思う。それは私がルパンと一緒にここで暮らしていて、ふたりとも適度な頻度で会っているせいでもある。ふたりとも私がそれなりに苦労して勉強していることを認めつつ応援してくれているし、日本のことも出来る限り理解してくれようとする。こんなのんびりした土曜日は幸せ。

  2008.04.12

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• 玉ねぎハンバーグ。

  昨日買ったひき肉を冷凍したのが残っていたので、この間から気になっていた玉ねぎのハンバーグを作ることにした。このレシピはリアルタイムを見ていたときに発見したもので、同じハンバーグでもたまにはこういうのもいいかもしれないと思って数日前から作りたいとずっと思っていたもの。レシピはここ。これが、また簡単なのだけれども美味しくて、いつものハンバーグとちょっと違って見た目も可愛くて満足ルパンもこのハンバーグは気に入ったようで美味しい、美味しいと言いながら全部完食してくれた。このハンバーグは中身をくりぬいた玉ねぎの中に、ハンバーグのたねを詰めて焼くというもの。ソースも今日は醤油ではなく一応このレシピに沿って作ったのだけど洋食屋さんのような味がしてとっても美味しかった。まだ残っているひき肉で明日何を作るべきか・・・？やっぱ、ミートソースかなぁ。

  2008.04.11

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• レポートを書く。

  基本的に、書くと言う作業が好きだ。作文でも日記でも手紙でも、書くのは好きなので苦にならない。感情に左右される部分があるので常にとは限らないのだけどそれでもやはり書くのは好きだし、同時に読むのも好きだ。読む方はけっこう偏りがあるのだけれども、自分の好きな小説家の小説なら何度も読む。現代小説はあまり好きではないので滅多に読まないのだけれども夏目漱石だとか、武者小路実篤だとか、三島由紀夫だとか、教科書に出てくるような著者の作品が大好きだ。小説以外なら評論文なんかもテーマによっては好きで、特に歴史・戦争関係、環境・健康関係なんかを好んで読む。子供関係のものはわりと何でも好きなのでもちろん童話も好きだ。だから、決して読み・書きが嫌いなわけではない。でも。大学のレポートを書くのは大嫌い。日本に居た頃はそんなに嫌じゃなかったんだけど、これはやはり語学力の問題？まず、資料を探し集めるのに時間がかかる。お目当ての本を見つけていざ中を見てみると、想像していた内容ではなくて使い物にならないことも多い。そうするとまた他の資料をキーワードを替えつつ探す。（今はパソコンあるからいいけど昔の人はさぞかし大変だっただろうなぁ。）資料が揃ったところでそれらを読んでメモる。そうするとまた新たに調べなければいけないことが出てきたりして、また新たに資料を探しに図書館へ赴く。こういうことを続けると軽く２週間はかかる。本だけではなく、最新の情報を集めるためにインターネットを駆使し、あれでもない、これでもないととにかく資料探しに徹する。確かにインターネットがあると便利だけれども、この中で「信用できる資料」のみを選ばなければならない。で、レポートの内容・テーマを考えて、その流れから結論まで大雑把に考えて、それからやっとちびちび書き始める。書き始めるとまた話の流れに修正を入れることになったりして、そうするとまた新たな資料が必要になったりして・・・・。学生なら、必ず通る道ではあると思うのだけれども、それでも私にはきつい、きつい、きつすぎるーーー！！英語の資料だけで英語のレポートを作成するのはまだいい。日本語の資料だけで日本語のレポートもオッケー。独語で独語も同じく。いや、独語で独語も私の場合は微妙かもしれない。独語のレポートを仕上げるのに、資料が日本語も英語も独語もあるのが一番厄介。結局日本語を独語に訳さなければならないし、英語も独語に訳さなければならない。今書いているレポートは、独語。でも、資料は見事三ヶ国語すべてある。これが、本当に、一番つらい。ぐわーーーーっ！！！たかだか15－20ページのレポートでこれじゃあ、80ページにもわたる修士論文は一体どうなるんだろう。

  2008.04.10

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  たまには手抜き料理。

  毎日献立を考えるのは面倒くさい。昨日は鮭、一昨日は大豆ハンバーグ・・・。あー、何か今日は料理するのが面倒くさいなー。と言うことで、スーパーをウロウロしていたらチリコンカルネ（chili con carne）の袋が目に入った。肉の量を少し減らして野菜を増やせばヘルシーかも？でも化学調味料がいっぱい入ってたらどうしよう？と、一瞬考えたのだけれども一回食べたくらいじゃ影響はないだろう・・ってことで初めてこのチリコンカルネ袋を買ってみた。肉は気持ち少なめにして、野菜にはブロッコリとマッシュルームを追加。予想通り、両方ともチリコンカルネにぴったし今度は手抜きせず、袋なしで１から作ってみよう。

  2008.04.10

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  無事に迎えた。

  毎年やってくるあの日を私は今年も無事に迎え、ルパンとふたりでささやかに祝った。なんと初めての誕生日の贈りものから通算６つ目。こう考えてみると本当に私たちの歴史は長くなりつつある。今年の贈りものはネックレス。ネックレスは実はすでに３つくらいもらったことがあるのだけどアクセサリー類を贈られるのは大好きなので今回も嬉しかった。きっと今回もアクセサリーなんだろうなと予想はしていたのだけどルパンにしてはとっても乙女チックなデザインのもので驚いた。はっ、はっ、はっ、ハート『フジっ子はきゃしゃだから、ちょっと大きいかなって思ったんだけど、　これはっ、僕から君へのハートっ』とテレながら言うルパン。（↑あくまでヨーロッパ基準の「きゃしゃ」）たしかにこのハートややでかい。きゃしゃじゃなくてもけっこう目立つ。それでも、私はものすごく嬉しかった。一緒にレストランで食事をして、その後カフェでアイスのせワッフルを食べた。チョコレートアイスにチョコレートソースをかけたので甘くて甘くて食べ切れなかったのだけれどもそれでもこの日のご飯もデザートも全部全部美味しかった。それからルパンの両親と、弟まで電話をかけてくれておめでとうをわざわざ言ってくれた。たかが電話、されど電話なのだけれどもすごく嬉しかった。よし、ハウスアルバイト頑張るべし。

  2008.04.10

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• 頭のよさ。

  知り合ったときに好きだなぁと思っていても、中身を知るうちに「あれ、なんか違う」と思うことがある。その逆もまたあって、知り合ったときに苦手だなぁと思っていても、中身を知るうちに「へぇ、こんな人なんだ」と思って好きになることもある。Ｍは前者。実際彼はいい人なんだと思う。けど、中身を知るうちにいい人と言うより軟弱で極度の優柔不断だと判明。頭がよくて、物知りで、尊敬出来る部分ももちろんある。でも、それが裏目に出て人をバカにするようなところも目に付く。色んな話が出来て、面白くて、こういう人は好きだなぁと素直に思った。けど、喧嘩をしてからこの人っていい歳して何だろう？とも思えてきた。まぁ私もいい歳していい歳の人と口喧嘩する馬鹿者だけど・・・。私は女の子と喧嘩することはないのだけれども男性とは恋人・友達関係なくけっこう喧嘩をする。多分、相手が男性だと遠慮なく何でも言ってしまうからなんだろう。女性には優しくしなければいけないと思っているし、自分自身が傷つきやすいのをわかっているからよけいにそうなってしまう。ところが相手が男性になるとかなり強気で何でも言ってしまう。相手が日本人でも、ドイツ人でも、イタリア人でも。それで本当に喧嘩別れになった人と言うのは実はいなくて、大抵の場合どちらかが反省してちゃんと仲直りする。もちろん状況や相手によっては本当に喧嘩別れになるわけだけれども。Ｍとの喧嘩の原因は、些細なこと。文化的かつ個人的な要素が含まれる話題で、お互いが衝突した。いや、衝突と言うか、私が彼の発言に腹を立てたと言った方が正しい。腹を立てた私は彼に「とてもアカデミックな人間とは思えない。」と言い放った。Ｍはそれをどう捉えたかわからないけれどその時は黙っていた。でも私の攻撃的な態度に驚いたらしい。私、いつの間にそんなに攻撃的な人間になったのだろう・・・。Ｍの発言に私はとても侮辱されたように感じられたのだけれど彼は頭のいい人だからきっと私の主張を理解してくれると信じていた。でも、彼は理解する努力をするどころか私の主張には耳も貸さず、「僕は僕、君は君」で済まそうとしたのでさらに腹が立った。・・と言うような喧嘩があったのが1ヶ月半ほど前。根は優しくていい人のはず。でも、ときどき発言がヘン。頭がいいはずなのに、どういう訳かヘンな発言。一番ムッと来たのは今日の電話よりも、「君の彼氏は本当はただアジアの女の子が好きなだけなんじゃないの？　そんな出会い方をしたわけだし、そうとしか思えない。」と以前言われたこと。学術的な意味での頭のよさがすべてではないと改めて思い知らされた。

  2008.04.06

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• 「そんなの絶対に無理。」

  電話があった。一度目はシャワーを浴びているときだった。後から着信履歴を見て気がついたのだけれどかけ直さなかった。それから小一時間もしないでまた電話がかかってきた。出ようか、無視しようか３秒悩んだけど結局応えた。元気？何をしていた？あれからどうなった？と一方的に色々と話し出すのは、Ｍ。特に言うことがない私はずっと聞き役に徹していたのだけど、もし君さえよければ会えるし、電話とかメールしてくれてもいいし。と言われて少し機嫌が悪くなった。なぜ、主語を私にする？？？？？？ムッとした私は思わず、なんで「私」が？と、不機嫌モード丸出しの声で言った。慌てて、いや、もちろん僕が会いたいと言うか、僕が電話とかメールしてもいいけど・・。と言い直すＭ。てゆーか、てゆーか、てゆーか、何？私を否定したのはあいつなのに。喧嘩別れ上等。やっぱり電話に出なければよかった。どうでもいいことでイライラしている自分が情けない。

  2008.04.06

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• 

  ファーストフード。

  料理をするのは基本的に嫌いではないのだけれどもどうしても自分でごはんを作るのが面倒くさいこともある。そういうときは大抵ルパンに作ってもらうのだけれども作っている時間を待つのも面倒くさくなることも時々ある。そういうときは、断食・・ではなく、外で何かを買って食べるしかない。「基本的に」健康志向なので、家でごはんを作るときは野菜中心。肉を１食べるなら野菜は２から３食べるつもりで献立を考える。冷凍食品や出来合いのものはほとんど使わない。自分の出来る範囲で、素材から調理するのが一番いいと信じているので、せめて時間に余裕があるときにはちゃんと料理をするようにしている。でも、でも、面倒くさいときって言うのはどうしてもあって、そういう時は出来合いのソースでパスタを食べたりとか、近所のインビスで何かを買ってきたりだとかもすることがある。面倒くさくなくても、なんか無性にそういうものが食べたくなることすらある。今日は、久しぶりにごはんを作るのが面倒くさくて、無性にそういうものが食べたくなる日だった。健康のことを考えれば自分で何かを作ったほうがいいに決まってる。でも、今日は面倒くさい。ああ、不健康なものを口にしたい。そんな気持ちを抑えきれず、ルパンに相談するとルパンはさっそく近所の某ファーストフード店まで行って来てくれた。うーん。久しぶりに食べるこの脂っこさ！たまんなーいあっと言う間に食べ終わってしまった。寂しい。こんな風に平凡な土曜日の午後を過ごしていたら、喧嘩のことも忘れてしまい、またふたりでケラケラと笑っていた。昨日もらった花、やっぱきれい。

  2008.04.05

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• 喧嘩の後。

  大学で野暮用を済ませた後、買わなければいけないものがあったので町へ繰り出した。そのついでに新しいズボンを探してみたのだけれどピッタリのものが見つからなかったので、必要なものだけ買って家に帰った。家に帰ったらきっとルパンが猫なで声でまた甘えてきてゴメンねと謝ってくる。でも、昨日のあの態度をそう簡単に許すわけにはいかない。よし、強気で行こう。絶対に許さないんだ。笑顔なんて絶対見せない。と、気を張って家に帰ったわりには家の中は空っぽだった。なーんだ・・・と気が抜けたような、ホッとしたような。しばらくするとルパンが帰ってきたのだけれど、その手には、花束。昨日はごめん。と謝るルパン。絶対に許すもんかと思っていたのだけれど、この花には罪はないからなぁ。

  2008.04.04

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• 友達に会う。

  久しぶりに大喧嘩をした。そして、久しぶりに大声をあげて泣いた。一人になって、どうしていいかわからなかった。そんなとき頭に思い浮かんだのは友達のヨルゴス。でもヨルゴスには２ヶ月ほど連絡をとっていなかったし、突然泣いたまま電話をしたらきっとヨルゴスはびっくりする。この数ヶ月自分のことでゴタゴタしていて、彼に連絡をしていなかったので少し後ろめたかったけれど、それでもヨルゴス以外誰に連絡していいのかわからなくて、気がついたらヨルゴスに電話をかけていた。ヨルゴスは私の様子がおかしいとすぐに察してくれて、２時間後に私のいる町まで来てくれると言ってくれた。でもこの数ヶ月私が連絡をしなかったので悲しかったとヨルゴスは言った。もう私はヨルゴスと友達でいたくないのかと思い、悲しくて、自分も連絡するのを躊躇っていた、と。こんな寂しいときにだけ連絡をする自分の自分勝手さが恥ずかしくなった。それでも、私のために会いに来てくれると言う彼の優しさが嬉しかった。ヨルゴスと私は、いつも行くカフェ・バーへ行った。もう時間は夜だったけれど平日なのでお店は空いていた。ヨルゴスに、ルパンとの喧嘩の説明をし、この数ヶ月一体何があったのかを話した。色々話すうちにだんだんすっきりしてきて、何であんなに悲しくて泣いていたのかわからなくさえなった。それからふたりで、共通の友達の話、大学の話、政治・経済・歴史の話などなど・・・色んな話をした。ヨルゴスは、ギリシャ人特有（？）の明るさを持っていて、とても前向きで、話していると私まで前向きになれる。お洒落で、きれいなものが好きで、ちょっとイタリア人ぽい。でもとても真面目でいつもよく勉強していて物知りで尊敬できる。話の途中で、『こんなときにばかり連絡して、自分勝手でごめんね。』と私は謝った。するとヨルゴスは笑顔で、『そんなこと気にしないで。君は僕の友達なんだし。　それに僕は初めて君を見たときから君のことが大好きだからね。』と言った。ヨルゴスは私がドイツに来た年にドイツ語コースで知り合った友達で、ドイツ生活に慣れなくて辛かったときも、病気をしたときも、いつも私を支えてきてくれた。『君に彼氏がいなかったら絶対に猛烈アタックしてた！』と笑いながら言うヨルゴスを見て、なるほどギリシャ人の彼氏も悪くないかなと思った。一度しかギリシャには行ったことがないけれどギリシャは大好き。だってギリシャのご飯はとっても美味しい。海の見える、真っ白なお家に住んで、新鮮な魚介類を食べながら数学のお勉強。（数学のお勉強　→　α　β　Ω　γ→　ギリシャ文字　→　ギリシャ）よし、そのためにはまずギリシャ語を始めよう！ってことで日本から持ってきたギリシャ語学習の本を読み始めた。うー、やっぱりギリシャ文字を覚えるのがちょっと辛い。でも、日本語に比べれば文字数は少ないから頑張ってみよう。

  2008.04.03

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• お買い物。

  数日前、日本人の男の子を見かけた。なんで日本人だってわかったかと言うと、日本語を話しているのが聞こえたから。あまりにも久しぶりに若い日本の男の子を見たせいか、なんだかとても新鮮で若い日本の男の子って現地人（ドイツ人）の同年代の子とは随分雰囲気が違うんだなぁと再認識。その男の子は私よりいくつも歳が若そうだったのでよけいに可愛く見えたし、何ていうか、お洒落に気を遣っているのがよくわかったし、とにかく雰囲気がもう決定的に違うのだ。私はそういう和解日本の男の子を久しぶりに見たのでとにかくとても驚いた。日本人の私が驚くんだから現地人は一体どう感じるんだろう。若い日本の男の子、若い日本の男の子って私は一体何歳だ。今回見た男の子とルパンは歳も違うし、学生と社会人と言う違いもあるわけだし、比べるのもおかしな話なのだけれども仮に数年前のまだ学生のルパンと比べてみてもやっぱり違う。そう。ルパンは、全然お洒落さんじゃない。私の父がわりとルパンに近いタイプで、母が選んで買う洋服を何も言わずに着る。それを見て育ったので私は男性はそういうものと思って今まで生きてきた。だからルパンがファッションに無頓着でもまったく何も驚かないし、むしろイタリア人のようにあまり細かくウダウダこだわる男性も友達ならいいけれど自分のパートナーとしては躊躇してしまう。私みたいに大雑把なタイプには、ルパンくらいが丁度いいのだ。だから、別にルパンがお洒落さんじゃないことに全く文句はない。ルパンはルパンで、お洒落じゃないなりに頑張ることがあって、１年に４、５回は買い物に是非一緒に来てアドバイスしてくれと頼まれる。お洒落じゃないルパンは、一人だと何をどう合わせていいかわからないし、それ以前に何を買ったらいいのか全然わからないので、だったら彼女の私についてきてもらってアドバイスしてもらうのがいいらしい。アドバイスと言うより、実際はほとんど私好みのものを選んでいるだけだけど。今日は、その一年に数回ある買い物デーの一日だった。ズボンとトップスを何かひとつ買いたいというので町までふたりで繰り出して何かないか探すことにした。あれこれ見た結果、ルパンが今日買ったのはジーパンと、黒地に縦のストライプが入ったシャツ。両方とも、「これにしたら？」と私が選んだもの。ルパンは、私が選ぶものならまず私に嫌われることがないので、本当にとても素直に「うん、そうだね、これがいいね。」と言って即決。私はルパンが私好みの洋服を素直に着てくれるので嬉しい。光源氏ってこう言う気分だったのかなぁ。（ルパンは紫の上？）新しい洋服を買ってご機嫌のルパンのために作った今日の夜ご飯は、もやし・長ネギ・ニンジン入りの野菜ハンバーグと粉ふきいも、それからブロッコリとにんにく炒めに生トマト。あまっているじゃがいもで明日は何を作るべきか、それが問題だ。

  2008.04.02

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• 何となく落ち込む。

  久しぶりに友達に会ってお茶をした。修士論文を提出し終わった彼女は伸び伸びしていて表情が本当に晴れやかで見ていて私も嬉しくなった。と、同時に大学でもう勉強しなくてもいい彼女が羨ましくて、ついつい「いいなぁ！いいなぁ！」と何度も言ってしまった。ああ、私もちゃんと最低８０ページもの論文が書けるんだろうか。いや、その前にあの試験もこの試験も受からなきゃならないし・・・。とゴチャゴチャ考えていたらとっても気分が重くなってしまい、家に帰ったら何もかも忘れて昼寝がしたくなって（現実逃避？）レポートの続きを書かなきゃいけないのに少しだけ眠った。眠ると少しすっきりするのだけれどもやっぱり寝ないでさっさとレポートを進めておけばよかったと後悔して何となく機嫌の悪いまま残り物で夜ご飯の支度をした。こんな日の献立はブロッコリとほうれん草のクリームパスタと普通のサラダ。読んだり、書いたり、勉強したり、と言うのはけして嫌いではなかった。読んだ理論を組み合わせてあれこれ試行錯誤をするのもけして嫌いではなかった。いや、今でも嫌いになったわけではない。でも、今まではもっと気軽に出来ていたものが、ここに来て急に苦痛になってストレスのもとになった。失敗したところで世界の終わりではないのに失敗がとても怖い。もう無理だ、と勉強していて諦めかけることなんて日本じゃなかったのにここではもう無理だ、の連続ばかりで自分の出来の悪さに自分で落胆する。明日は一緒に町まで行こう、とルパンに誘われている。天気がよければそれもいいかなとは思っているけれど、さっさとレポート終わらせなきゃなぁ。

  2008.03.31

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• お尻の穴。

  『仕事用のズボン、唯一ある替えのお尻にね、　穴があいているんだけどどうしよう？』と、仕事に行く間際に言い出すルパン。どうしようもこうしようも、それが唯一の替えなら直すしかない。眠い目をこすって裁縫道具を探して不得意のお裁縫をすることにした。ルパンは自分で出来るって言っていたけれど、ルパンがやったら軽く２時間はかかって仕事に行けなくなるから私はお裁縫がかなり苦手・嫌いなのだけれども、ルパンのお尻を人様にさらさないためにも頑張ってチクチク縫ってみた。料理と掃除はどうにかこなせる私だけれども、お裁縫だけはどうも苦手。ミシンは自分の手も縫ってしまいそうで怖いからやりたくないし、編み物は以前母親に教わったこともあるし挑戦したい気持ちはあるのだけど何となく面倒くさくて結局それきりで今に至る。でも、嫌いなりに最低限のことは出来るので不自由はないけれど、今回のルパンのズボンのお尻の穴はけっこう面倒くさそうな穴。私の母だったらきっと難なくちゃっちゃと出来そうなレベルだけれど私にはかなり高度なのでこれは本当に応急処置しか出来そうもない。でも、ルパンはそれでいいと言うのでとりあえず適当に縫い合わせてみる。で、３０分後、完成。ルパンはその出来に感動して、『完璧だ！』とまで言ってくれたけれど、私からすれば恥ずかしくてとてもじゃないけど母には見せられない出来栄え。でもとりあえず今日だけお尻が隠せればいいわけだから、まいっか。仕事中にまたお尻に穴があいちゃったらどうしよう？と色々心配だったけれども心配してももう仕方がないので行ってらっしゃいとルパンを見送った。ルパンが仕事に行ってから数時間後、携帯に電話がかかってきた。『やあ！！僕のズボン完璧だよ！！　すっごく調子がいいんだ！！君って本当に何でも出来るんだね！！』ルパンはものすごく満足している様子だし、お尻はどうにか隠れているみたいだしとりあえず安心。今日の夜ご飯は、カレー炒飯にでもしようかな。

  2008.03.29

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  パスポート。

  これを考えた人に是非、会いたい。「日本国冗談大臣」って！ちなみにこれ、成田空港で買いました。中身はただのメモ帳です。数ページだけ住所録用にもなっています。

  2008.03.28

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  肌荒れ。

  もうすぐ４月だというのに寒く、雪までちらつく。季節の変わり目は気候が変わりやすいが、私の肌はそういう変わり目にものすごく影響を受けやすい。ただでさえ変わり目で調子が悪いのに、この乾燥で肌荒れ絶好調。普段はベタつくから滅多に使わない缶のニベアが必要なほど。もちろん、このニベア、顔にぬるわけなのだけれども、これをぬって寝ても朝にはすでに乾燥するほどの乾燥具合。缶のニベア。部屋の乾燥を防ぐためにも濡れタオルを用意したり、水分補給を怠らないように気をつけたりとしているのに、それでもこんなに乾燥して痒いだなんて、本当に泣きたい。しかも、こういう季節の変わり目には化粧品にとても敏感になってしまうのだ。特に、普段の化粧水や保湿クリームに突然反応することもある。こういう時期は普段以上に低刺激のものを使うしかない。季節の変わり目ではないとしても、刺激の強い化粧品を使うとすぐにかぶれることが多いのも辛い。特に、大好きなフランスの化粧品を使うとまずかぶれる。ドイツのメーカーのものでもかぶれたことがあるので、原産国はあまり関係ないと思うのだけれども共通点はおそらく香料。使って肌がかぶれてしまった化粧水はどれも匂いがけっこうする。化粧水の匂いって嫌いではなくてむしろ好きな方なのだけれども、香料のきつい化粧水をつけると私の肌にはものすごい刺激があるらしくひどいときにはつけた瞬間にピリピリととても痛い。　缶のニベアクリームにも香料は入っているけど、これはなぜか私の肌には合うタイプの香料なのか痛むことはない。冬の乾燥がひどいときには缶のニベアなしでは生きていけない。日本にいたときこんなに乾燥で悩んだことはないのだけど、これは年齢が関係しているのか、はたまた関東地方の温暖な気候の関係なのか。原因は何であれ、化粧水は無着色・無香料を謳っている某メーカーの化粧水。これならしみて痛くならないし安心して使える。それにしても、もうこんな肌荒れからいい加減開放されたい。ああ、はやく春が来ないかなぁ。

  2008.03.26

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• 夕暮れに思い立って。

  早めの夜ご飯を済ませたあと、机の電気スタンドの電球が切れているのを思い出した。机の上の電気がないと手元が暗くて何も出来ないので、ルパンを誘ってちょっと町まで出かけることにした。最寄の駅から路面電車に乗って５分ほど行くと、小さいながらも買い物街に辿り着く。そこには電気屋さんもあるし、スーパーもあるし、もちろん洋服屋さんや靴屋さん、薬屋さん、喫茶店、本当に何でもそろっているちょっと便利な買い物街。電気屋さんでお目当ての電球を買って、ついでにスーパーでバナナを買って帰った。平凡だけどこんな日は大好き。

  2008.03.26

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