テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:読書
2009/05/31 domenica
一人旅に疲れはありません。 同行の書は村上春樹の短編集でした。 7年ぶりに出した長編がバカ売れして、増刷が追いつかないとか言ってますが、 文庫派の私は、あと何年か待たないといけません。 それに今、村上の長編を,まして重いハードカバーで読む気力はありません。 なので、今は短編です。 短編を読むと、村上春樹が、 何故こんなに世界中で人気があるのか分かるような気がします。 この本には7編の短編が入っていますが、 その中には、ホントに辛い苦しい状況の主人公が、 描かれていたりします。 でも、こんな時にはとかく、逆境にめげず頑張れ、 みたいな事ではなく、 何処かに希望みたいなものが感じられたりするのです。 だから、一寸辛い話しでも、読後感は悪くないのです。 もっと言ってしまえば、キリスト教の、どんな時でも必ず神様が助けてくれる。 一番いいようにしてくださるという信仰に共通するところがあるように思うのです。 そんなところが、また、欧米の人たちの理解を得られ、好まれるのではないかと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月07日 00時59分03秒
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