母校へ
今日は、用事があって自分の大学に行った。ゆうは、パパと、私の方のじじばばに見てもらっていた(3人がかり!)。
夕方から、私が世話になった先生に、ゆうを見せに行った。その先生は、子どもが専門のお医者さんなのだ。
なつかしくいろいろ話をした。
先生にはゆうの成長ぶりをメールで折に触れて伝えていたが、今日は先生はそのようなことには、自分からは一切触れなかった。
私も、何となく、聞かずにいた。
本当はせっかく見せに行くんだから、何かコメントが欲しい気もしていたのだが、実際会ってみると、なんというか、大学の先生と学生というある種対等な関係が、医者と患者の母という、やってあげる側とされる側みたいになってしまうようにも思い、実際ゆうを見てどう思うか聞けずに躊躇していた。
しかし、最後になって先生が、
右手の平が硬いんじゃない?
と、あっさり言ってくれたことでなんだかあっけなく私の迷いも終了となった。
頭がいい人だなぁと改めて思った。
よく考えたら、学生時代は、いろいろなことをかなり助けられていた。
しかし、私がたまたまとった授業が科の全部の先生が名前を連ねているもので、先生はその共同担当の一員にすぎなかった。つまり直接つながりのある授業をとったわけでもないし、ましてゼミ生でも何でもなかったのだ。ほとんど通りすがりの学生という感じだったが、先生は相手にしてくれた。
それがうれしくて、きっと今に至るまで連絡をしているのだろうと思う。
じつは先生が教えてくれたことというのは、主に、教授とかとの人間関係とか、どろどろしたことへのアドバイスだったのだが、その2年間の中で、正直一番ためになったと思う。