羽生で子育て支援セミナーに参加しました
楽天のお友達のプリマーターさんの企画した講演会に、電車に揺られて参加しました。お話は臨床心理士の秋山 邦久氏。去年もプリマーターさんの企画で講演会があり、そのブログを読んで是非聞いてみたかったな、と思っていたので遠路と二児連れを迷ったのですが申し込んでしまいました。シュタイナー教育に関しての講演会は何度か聞いていますが、今回の講師のような方のお話を聞くのは初めて。実際に、スクールカウンセラーなど現場にいる方の言葉の重みや柔軟性を感じました。タイトルは『子どものしつけと自尊心の育て方』現在、妹ができて様々な葛藤の中にいる長女の扱いに悩んでいる私にはまさに聞きたかった内容です。日本の歴史の中に「母親だけ」が子育てをする文化はなく、子どもは様々な人の手で育てられていた。昭和30年代から団地が建ち始め、アメリカナイズされた育児が輸入されるけれど、本家アメリカで行われているように「父親の育児参加」はないままになっている。「お母さんだけで育児をしてはいけませんよ」という言葉はなかなか言えないと思います。普段感じていることを改めて言われると、本当にすっきりする感じ。0歳から2歳は基本的な信頼感の形成の時期。よく3歳までは親がしっかり育てなければ、と3歳児神話などがありますが、必ずしも親ではなくていけない訳も無く、誰の手であれ「手をかけるという事」が必要なのである。乳幼児が不快になった時周りの大人が心地良く(快)してあげる事によって、周囲に対する信頼感が生まれ、それが自分に対する自信(存在の保証)ができるようになる。その自信が幼児の万能感になるが、そこにたいして「しつけ」というのことも必要になる。「叱り方」の工夫として、○事の重要度によって強弱をつける○命に関わらないような事については「指示」にとどめる○一緒に片付けたり、責任を取らせる。例)ガラスを割ったら、片付けは大人がしても片付け終わるまで、側で立って見ているように指示する○叱った後は、必ず許す、ほめる。具体的な叱り方 ポーカーフェイスで子どもを椅子に座らせ、両腕をつかみ、子どもの眉間に視線を集中させ『深呼吸を3回して』から「どうしてそういう事をするの。お母さんはゆるしません」もう一度『深呼吸を3回して』「いいですね」と言って解放する。その後、甘えてきたら甘えさせ、すねているようならしばらくほっておく。この『深呼吸を3回して』というのが、かなり重要な点だと思いました。子どもを叱る(怒る)時はとにかく自分自身が熱くなっているので、こういう手順を踏む事で少しでも感情的になってしまうことが減らせるといいな。3月3日に続きの講座があるので、また参加します。それにしても、託児まであって全くの無料とは羽生市も太っ腹ね。プリさんのコーディネイテト力かな♪