塾の懇談会。
絶好の秋晴れの今日。アオイさんは塾で、私は別校舎で懇談会でした。そこは、学校のそれとは、まったく空気が違います。もちろん顔見知りも増えたし、ある意味学校以上にフレンドリーな空間ではあるけど、先生の言葉への親の食いつき度は、申し訳ないけど、違う。この秋から、算数の担任が変わりました。というのは、アオイさんは最下位クラスなのでもちろんのこと、塾の5年生は全体的に成績が振るわず。夏までは若い女の先生だったのだけど、ベテランのおじさん先生へ。叱るととても怖いそうです。付いていけずに辞める子も、過去も沢山いたそう。だけど、子供たちにもとても人気がある。なぜって、「分かりやすいから」アオイさんも、塾はすごく楽しいらしい。学校も、行きたくないって言ったことはないけど、家での会話も、今や6対4くらいの割合で、塾の話が多くなってきました。個性あふれる面々はあんまり色々聞かされるものだから、随分前からの知り合いのようで、可愛い子たちです。理科の授業の時に「これはすごく重要だからノートに書いて~」と言われたことが、「イモリは両生類、ヤモリは爬虫類、タモリは哺乳類」ちゃんとタモリまで書いてある(笑)家でもすっごく楽しそうに教えてくれたけど、これでイモリとヤモリは忘れない。「何しに塾に言ってるの!」とお母さんに叱られたら「お弁当食べに!」って答えてやれって言ってた、とか。そういうひとつひとつの声かけに、意味があって言ってるんだな~~って。帰り際、先生から。「アオイさんは、器用なほうではないですから。まだしばらく、ついててあげることが必要だと思います」と、言われ。あぁこの人、わかってる。他の子が、ぱっと理解できることが、すぐに分からない。簡単な計算も、筆算してしまう。(これはだめではないけれど、時間的に不利です)5年生全体としては「自分で学習していけるように」という方針なのだけど、我が家は、まだまだらしい。塾に行くことは、ちっともすごいことではないです。夜遅くまでいることも、勝手に帰ってこられないんだから、仕方がない。学校と一緒。コツコツ出来ることは素晴らしいと思うけれど、やらずに出来るなら、こんなに時間もお金も労力もかかること。やらなくてもいいと思ってる。やらないと、できないから。努力と結果は、公平ではないです。そこそこやって、そこそこ出来る子は、本当に羨ましい。もちろん学校でもね。私の方がめげそうになることが、いっぱいある。でも、楽しいと思うこと、やりたいと思うことは、頑張ってほしいとも思う。出来れば、彼女の望む未来に、つなげてやりたい。先生が「僕は彼女の攻略方法が分かってきましたよ」と言ったとき、私は学習面では本当にうまく教えられなくて、苦悶してるので、ちょっと泣きそうになりました。嬉しくて。