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テーマ:日々自然観察(9780)
カテゴリ:季節を感じる話
さて問題です。今日は何の日かご存知ですか?chiki_catのバースデー・イブ?(←誰も知らんわ!)う~ん、当たりだけどハズレです。
今日は暦の上では「卯(う)の日」です。どんな日かというと、田植えをしてはいけない日なのだそうです。昨日、両親が午後に雨がやんだら田植えを終わらせないと、14日は卯の日だからと話していました。でも、なんで卯の日に田植えをしてはいけないのでしょうか? 卯の日は「親方を地に埋(卯)め込む」というこじつけがあるのだそうです。この日に田植えをすると、一家の大黒柱が田んぼに埋まって死んでしまうってこと?まあ、そんな感じらしいのです。母が言うには、この時期は田を耕し、水を張り、水の張った田をまたおこし、それから稲を植えます。朝早くから夕方遅くまでの1日仕事です。だから、「卯」を「埋める」にこじつけて、農家の休息日を設けたのではないかという話です。なるほど~と感心してしまいました。今日は田植え機の音もしない静かな1日でした。 勤め人とちがって、農家の人は週末も祝日もなく忙しく働いています。両親は1年中ホウレンソウを出荷していますが、植物の成長は人間の思い通りに行くわけもなく、日々大きくなっていきます。だからなかなか自分で休息日を設定できません。昨日無事に田植えも終えた両親は、午前中は自家用菜園にトマトとカボチャの苗を植え、午後はのんびりお昼寝をしていました。私はまたも新茶作り。 農作業をする中で、他にも「○○をしてはいけない日」というのがちょこちょこあります。例えば、お盆のいつだったかは忘れたけど、地獄の釜の蓋の開く日に草を刈ってはいけないとかいうものあります。最近はこじつけに過ぎないと、あまり気にしていない人が多いです。うちの両親も実はあまり気にしていません。 この辺りは水田が多いのですが、一面に水を張った田もなかなか美しいです。昨日は小雨の降る中、近所の田にサギの一家がいました。きっと、虫やカエルを採りに来ていたのだと思います。 全部で5羽いました。 1羽飛んでいます。 警戒心が強くて、カメラを取り出したり、シャッターの音で飛び去っていきました。今、この辺りは休猟区なのですが、開放されるとまたいなくなるでしょう。ただ、白い鳥は撃ってはいけないといわれてはいるようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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