旅立ちの日
3月31日、今年度最後の日にいくつかの旅立ちがあった。それは嬉しいことだったり、悲しいことだったり。まず、従弟が今日大阪へ旅立つ。彼は吉本興業の試験に合格し、この春からお笑い芸人(漫才師志望)を目指して大阪に住むことになった。親戚、知り合いの家を挨拶回りして、餞別を集めていた。もうすでに芸人根性か?きっと苦しい生活をしばらくは送ることになるだろう。私は関西に年2,3回行くので、今度行ったらご飯をおごると約束した。でも、相方ができても連れてくるなと釘をさしておいた。彼が目指すのは「タカ&トシ」。なかなか渋い!それから、近所の女の子がこの春から福岡で大学生活を送ることとなった。うちの親とは家族ぐるみの付き合いををしている家の子なので、お母さんといっしょに挨拶に来た。家の母が、夜で歩くなとか、悪い男性に引っかかるなと説教をしていた。彼女の憧れの人は、なんと私!だから英文科に行って(私は行ってないけど・・・)、英語を話せるようになっていつかは海外に行きたいのだそうだ。夢が実現できるといいね。悲しい旅立ちは、母の叔父が亡くなった。私の祖父の弟で、祖父とまったく同じ病気にかかっていた。肺がんだった。私にとっては大叔父にあたるけれど、2,3回しか会ったことがない。母は明日葬儀に行く。そして、この町の歴史も、今日で終わりだ。市町村合併で明日から新しい市名となってしまう。たぶん、私にはあまり関係ないことなのかもしれないけど、でも、なんだか寂しい。何が変わるのかはわからないけど、ここが私の故郷であることには変わりはない。