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カテゴリ:子どもとクッキング
今日から新学期!
いつもは7時に起きて大あわてでしたくするのに、今日の息子はなぜか6時前にムクッと起きました。学校始まる前に、見残したレンタルビデオ(DVDの出てないアニメ)を見るんだそうで。。。 で、親のほうもまだ頭が夏休みモード。書き残した絵日記のように、夏の思い出を書いておこう。 息子の同級生に中国から来た女の子がいます。小学校1年から一緒で、今3年生。 1年のときは、ほんとに日本語がしゃべれなかったんですが、3か月もしたらたどたどしいながらもほぼ日常会話をクリア。今では日本の別の地方から転勤してきた子よりベタな方言が使えます。 お母さん、お父さんも中国のかたですが、日本語堪能。なので、言葉を気にせずお付き合いさせてもらってます。 実はそのお母さん、Rさんに月1度、何人かで中国語を教えてもらっているんです。ところが、みんな同級生のお母さん同士なので、脱線しまくりでちっともレッスンが進まず、「1年やってやっとニーハオかよっ!?」くらい。。。ごめんね、Rさん。一応目標は北京オリンピックにみんなで乗り込んで中国語でフリートークをすることなんですが。北京は遠い。。。 夏休みはその中国語の集いの特別講習(?)。子どもたちも一緒に「ぎょうざパーティー」をしました。 上海出身のRさんの作る餃子は水餃子。これが味も見事ですが、作る様子も見事なんです。 初めて見た人は必ずや感動します。魔法のようなワザを使うんですが、説明したら長くなるので省略します。。。 餃子は子どもが作るなら、絶対楽しい料理です。粘土みたいに生地をコネコネして伸ばしたり、餡を包んでヘンな形にしたり。それに水餃子はつるんとのど越しよくて、いっぱい食べてくれます。 生地を伸ばす組、餡を詰める組と、グループ分けしてみんなでワイワイ。3年生にもなるとけっこう器用にできるもので、だんだん丸くて薄い皮が作れるようになってきます。しまいに「おれ(わたし)の皮がいちばん薄い」競争が始まり、ゆでたらはじけるので焼き餃子も作ることに。ほかにも「いちばんでかい」競争、「いちばん小さい」競争など各種競技のために、なんかすごいことに。でも、食べたらみんなおいしかったです。 一緒に中国の五穀粥(八宝といってたから八穀?)を作ってもらって、これもおいしかったです。お砂糖をたくさん入れて食べるの。ぜんざいみたいでした。以前沖縄出身の友人が作ってくれた緑豆のぜんざいとよく似ていて、思わずぜんざいのルーツに思いをはせてしまいました。 とっても簡単でおいしいので、紹介しちゃいます。 皮を家族の人数に合わせて作れるので、ムダもなく、少人数でも手軽にできますよー。 レシピは、例によって目分量。でも、ほぼ失敗なく作れると思うのでご安心を! あと、一緒に作る餃子のタレもぜひ!ほかのタレは物足りなくなります! <Rさん風・本場中国の水餃子> ●材料 皮:薄力粉、塩少々、水適宜。 *普通本などには強力粉と書いていますが、Rさんは薄力粉を使います。ふわっと仕上がるそうです。もちろん強力粉でも中を取って中力粉でもOK。塩もRさんは味が変わる気がするといってほんのパラパラっとしか入れませんが、好みだそうです。なんか、こだわりのうどん職人みたいな感じで、その姿勢、好き。 餡:A. 豚ひき肉、キャベツ、セロリ(葉も全部刻みます)、すりおろししょうが、塩、しょうゆ、ごま油、片栗粉、鶏がらスープ(顆粒。これは中華だしや味の素でもOK)。あと中国のスパイス。 B. 豚ひき肉、白菜、ニラ、しいたけ、すりおろししょうが、塩、しょうゆ、ごま油、片栗粉、鶏がらスープ。中国スパイス。 *Aは餃子パーティーのレシピ、Bはその前にいただいたレシピ。ほかにもえびを入れたり、お好みで。Rさんは豆腐とセロリで作ったら、あっさりしておいしかったと言っていました。片栗粉は、水分をまとめるために少々入れます。あまりたくさん入れるとブリンブリンになるので注意。 餃子のタレ:ごま油、薄口しょうゆ(もちろん濃い口しょうゆでもOK)、豆板醤スプーン1杯、にんにく1かけ、砂糖、刻んだねぎ。 ●作り方 皮: ・小麦粉(うちは4人で半袋くらい)に塩少々を入れ、水を入れて混ぜます。はじめは少しずつ入れたほうがいいかも。体重をかけながらコネコネして「耳たぶよりちょっと固め」の生地にします。 ・パンのようにたくさんこねなくてもいいので、なめらかになったかなーというくらいでまるくまとめてフキンやラップをかけて15~30分室温でほおっておきます。なべで生地をこねれば、取っ手があるので力が入りやすく、しかもそのままふたしておけるので手間要らずだそうです。 餡: ・キャベツはゆでてみじん切り。セロリは刻んで塩もみ(セロリ苦手ならゆでてもいいかも)。ほかの材料も全部入れて、まぜまぜ。 セロリは意外だけど、おいしいです。子どもも平気で食べてました! 餃子のタレ: ・にんにく1カケは皮をむいて包丁の背でくしゃっとつぶしておく。 ・ごま油(サラダ油でもいい)大さじ1くらいに、ティースプーン1/2~1杯(好みで増減)くらいの豆板醤とにんにくを入れて火にかけ、豆板醤の辛味をとばし、にんにくの香りをつける。そこにジュッとおしょうゆ(油よりは多く)を注ぎ、砂糖少々を加える。熱々を刻んだねぎを入れた器に注ぎ、出来上がり。 ●丸くまとめた生地の真ん中に思い切りよく指をつっこみ、穴をあけてドーナツ状にする。これをそのまま細くしていって、棒状にする。これをトントン切っていく。切ったものを軽くコロコロ丸めてから麺棒や小さいゴマすり棒などで平たく丸くしていく(四角かったりアメーバ状でもOK)。 ●生地に餡を包み、口を閉じる。市販品と違って水をつけなくてもしっかり閉じるので、楽ちん。 沸騰したお湯に入れて茹で上げ、熱々をタレにからめていただきます! すぐに食べないときは生地がだれてくっついてくるので、冷凍庫に入れておいたほうがいいです。 はじめはどうしても皮厚めになることが多いですが、すぐ薄くていい皮が作れるようになります。 上記中国のスパイスというのは、Rさんの兄弟が中国でやっているレストランで使っているものらしく、日本では入手できない謎の粉です。箱書きを見たら、クローブや陳皮、サンショウなどが入ってるようです。五香粉みたいなので代用できるかなあ。。。 あと、Rさんの豆板醤がとってもおいしかった。ソラマメ味噌でできてるそうですが、唐辛子もソラマメも荒く刻んでごろごろ入ってるものです。探してみたら、横浜中華街のお店で出してるもので近いのが売ってました。 Rさんは餃子は中がおかずで外がごはんだから、餃子のときは米のごはんはいらないよと言ってましたが、日本人(関西人だけ?)は、ご飯とうどんのうどん定食とか、ごはんとお好み焼きで晩ご飯とか食べちゃいますし、やっぱりごはんのおかずかなー。わたしは餃子なら大食い大会に出てもいいぞと思うほど餃子好きなので、餃子だけ思いっきり食べたいかも。 冷蔵庫に何にもないとき、または冷蔵庫掃除に大活躍ですよー! タレは豆板醤とごま油のおいしさがけっこうポイントです。うち、へんこのごま油使ってますが、隣の5000円台のごま油って、どんなだろう!? だれか買った人います? 餃子麺棒、あったら便利ですよね。うちは100均の小さいゴマすり棒で代用してますけど。あと、ターナー。これ、昨日偶然お店で買おうかどうしようか迷って買わないで来た。。。お好み焼きひっくり返すにも便利そうだから、やっぱ買おっと。 くっつかなくて、生地がだれないから、打ち粉少量でラクラク。うちも使ってますが、お菓子も餃子もほんと便利な大理石の台。腐らない、かびないのも魅力。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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