言い訳、良い訳、それでイイ。
物事には 終わるが有るから良いのだと思う 終止符を打つ事が出来るから良いのだと思う あの当時 寝る時間削って夜の世界に身を置いて 戴いたチップは行き場もなく手の中で弄ばせているだけ ただ ただ 独りで居るのが嫌だったから 昼も夜も 働いていた それでも孤独感は拭い切れずに更に路頭に迷い込みそうだった頃 あることがきっかけで そんな生活には終わりを告げた 終止符が打てて よかった あの当時 あたしの目の前にとある人物が現れ 何不自由なく過ごし どんなお願い事も聞いてもらえて 黙っていてもお金が与えられて 幸せだけどどこか虚しい、実は自分の意思などまるで働いていないような 虚構の世界を生きていた そんな自分に罪の意識ともいえる感情が芽生え始めた頃 あることがきっかけで そんな生活には終わりを告げた 終止符が打てて よかった あの当時 いつも夢と現実の狭間に身を置いていて 投げ槍に毎日を過ごしていた いよいよ次元の区別がつかなくなりそうになった頃 あることがきっかけで そんな生活には終わりを告げた 終止符が打てて よかった 私の中を入っては出てゆく数々の出来事 どれも今は過去となり 思い出という形で脳裏に浮かぶから だから 良い。 全ての事が、エンドレスに続いてごらんよ きっと 耐えられなくて逃げ出したくなるよ、目の前の現実から だから 3年間続いた上海での生活も そろそろ終わりが来るのが、 良いんだって 終わりがあるから 意義があるんだってさ 誰かがそう 呟いていたよ。