ああ~、またまたB級まっしぐらな邦題のウィル・ファレルの映画です。
懲りずに観てしまいました。といっても、私は楽しめたのでよかったのですが。(笑)
ビタミンなどのサプリメントを扱う店を開いているちょっと気の弱いパパ、
フィル(ウィル・ファレル)には、極端に負けず嫌いなスポーツ品屋さんを営んでいる父、
バック(ロバート・デュバル)がいます。
バックは自分がコーチを担当しているサッカーチームが負けるのも嫌い、
息子が結婚するときには、自分もしてしまう、息子が子供を生むことになれば、
自分も子供も生んでしまう、というとんでもない父ちゃんです。
そんな父に育てられた気弱なフィルですが、自分の息子のサムが
バックのサッカーチーム、グラディエーターズから外されたことに頭にきて、
超弱小チーム、タイガーズに自分の息子を入れて、
なぜか自分もコーチをするはめになってしまいます。
個性的でやる気のない子供たちばかりのタイガーズですが、
元プロフットボール選手の怖いコーチ、強力なイタリアンの兄弟などが加わり、
少しずつ強くなっていきます。
それと同時に、フィルもわけの分からないコーチになってしまい・・・というお話です。
この負けず嫌いの父ちゃん、うちの母に通じるものがあって、
なかなかに面白かったです。
うちの母もいつまでも娘には負けたくない気が若すぎる母です。
一緒にショッピングに行くと、私といつも一緒に同じ店で楽しめるのはいいのですが、
たまに醜いダメだしの戦いになります。女は怖いんです。(笑)
男の数も英語力も負けたくないようです。ここでも、またダメだしの戦いです。
だから、性別は違うものの、この戦いの白熱さは分かる気がしました。
でも、やはり白熱さのせいで、自分を見失うのはいいことではありません。
ウィル・ファレル扮するフィルも、健康第一だったのに、
コーヒーがぶのみコーチになってしまって、みんなからも避けられるようになります。
この父、息子の白熱ぶりも面白かったのですが、
タイガーズの子供たちも、とても個性的で良かったです。
レズビアン夫婦の養子であるやけに小さいアジア系の子や、
虫食べるから5ドルちょうだい!!とねだる子、
テレビで聞いたことがあるんだ!!とわけのわからん駄洒落をいう子など、
とても面白かったです。
ウィル・ファレルに負けてませんでした!!
私は懲りずに面白かったのだけど
彼氏にはそんなに面白くなかったようで、途中で寝てしまいました。
もう彼のなかで、ウィル・ファレルは終わりのようです。
これからは一人で観ることになるのかしら。悲しいー!!
この映画はお子さんとも一緒に楽しめる映画かも、と思います。
私には面白かったです。オススメです!!